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転職した人の満足度を調べてみた
最近は、転職に関するニュースやCMを目にする機会が多くなったように感じます。
実際に転職市場は活発な様子で、総務省の統計局のデータによると日本ではおよそ一年でおよそ300万人が転職しているようです。
転職の理由第一位は「より良い条件の仕事を探すため」(総務省統計局)のようですが、転職した人は満足できているのでしょうか。
厚生労働省が発表した令和2年度分の「転職者実態調査」の結果をもとに、転職した人がどれだけ、転職に満足しているかを考えていきたいと思います。
「転職者実態調査」は、転職者の採用状況・就業意識等の実態を把握することを目的としてる調査です。5人以上の常用労働者を雇用する事業所のうち約17,000か所をピックアップ。更にそこで働く約10,000人の転職者を無作為に選出し、令和2年10月1日時点の状況について実施したものです。
転職の全体的な満足度は53.4%
転職者の現在の勤務先における満足度は、「満足」(21.4%)「やや満足」(32%)の合計が53.4%、「不満」「やや不満」の合計は11.4%で、その差で表す「満足度指数」は、「職業生活全体」で42.0ポイントとなっていま
す。(職種・賃金・福利厚生・人間関係などの細かい分野も調査しています。興味のある方は添付のサイトをご覧ください)
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これらの数字から、転職者の53.4%が転職先に対して満足しているが分かりますが、内訳を考えると「満足」している人は21.4%しかいないので転職することが幸せかというと正直微妙な気もします。
転職自体は本人の自由なので、否定するつもりはありませんが「隣の芝生が青く見えた」り、「転職すればすべての問題が解決する」という安易な考え方だと、転職したとしても幸せな職業生活を送ることは難しそうです。
転職する際には自分自身のキャリア観と置かれた環境についてしっかり吟味し、転職希望先についてもしっかりリサーチしてから転職する事をおすすめします。