朝活ナースとおっぱいのはなし3
※これまでのおはなしは下記リンクから。
恥ずかしながら写真を載せているので、1は有料記事となっています。
診察室のドアをノックすると
「どうぞ~」
と優しい女性の声が聞こえてきた。
ドアを開けると美しい女医さんが笑顔で座っていた。(片瀬那奈に似ていたので以下片瀬先生とする)
朝活ナース「お願いします」
三上さんといろいろ話し少し緊張が解けていたが、美人先生を目にして再度上昇している自分の心拍数を感じながら、わたしは診察室の椅子に座った。
片瀬先生「脂肪注入豊胸をご希望ですね?何カップくらい大きくしたいというのはありますか?」
片瀬先生が優しく問いかけた。
穏やかで美しい先生と、傍らに置いてある500mlのコーラのペットボトルのギャップが気になった。
朝活ナース「はい、まぁ1.5からできれば2カップ大きくなったらうれしいなと思っています」
片瀬先生「そうですね。しっかり定着すればそれも目指せると思います。しかしさゆさん細いですね・・・採取できる脂肪があるか見たいので、ズボンを膝まで下げてて後ろ向いてもらってもいいですか?」
朝活ナース「あ、はい」
朝活ナースは片瀬先生にいわれるとおりにした
片瀬先生「あ、太ももは意外とお肉ありますね^^これなら十分です」
朝活ナース「そうですか、よかった」
お肉があると言われ少し複雑な気持ちだったが安心しながらズボンを上げた。
片瀬先生「次は胸を見せてください」
朝活ナース「わかりました。」
片瀬先生「普通に胸ありますねぇ、形もきれいなので、きれいに大きくなると思います」
朝活ナース「ありがとうございます。モニター手術適応になりそうですか?」
片瀬先生「そうですね、これならモニター手術できます。モニターになると症例写真を撮らないといけないので、撮影のために通常より来院回数が増えますが問題ないですか?」
朝活ナース「はい、大丈夫です」
安くなるのであれば通院回数が増えることなど大きな問題ではなかった。
診察が終わり、再度待合室で待つことになった。
しばらくすると三上さんがわたしの番号を呼び、最初の部屋に通された。
三上さん「お疲れさまでした!モニター手術の適応になったみたいで、よかったです^^お見積もりをお持ちしました」
三上さんが笑顔で見積もり用紙を渡してくれた
約90万円
まぁ想定内の金額だった。
見積もり金額の内訳をみてみると最後に”モニター手術適応割引額”という欄があり、-70万円と記載されていた。
モニター手術の適応でなければ160万円の手術・・・
朝活ナース「モニター割引ってすごいですね・・・それでもモニター手術希望しない方っているんですか?」
三上さん「おられますよ~。やっぱり写真を撮られるのに抵抗がある方もおられますし、後は頻回な来院が難しい遠方の方とか・・・」
なるほど・・・上半身裸の写真を撮られることに抵抗がないわけではないが、160万円を払うことにはもっと抵抗がある。
朝活ナース「じゃあこの見積もりでお願いします」
三上さん「はぁい^^ありがとうございます^^では本日は総額のうち頭金としての7万円と、採血代の17500円頂戴することになります」
採血たっか・・・・
診療所で可能な範囲のすべての項目の血液検査をしてもそこまでの値段に行くことはないだろう・・・おそるべし保険外診療・・・
普段はなんとも思わない医療保険制度のありがたみを感じながらカード決済で支払いをした。
三上さん「ありがとうございます^^私は本日ここまでとなります!当日お待ちしていますね」
三上さんはかわいい笑顔で挨拶してくれた
再度待合で待っていると看護師さんに呼ばれ、別室に移った。
看護師さんに言われ、ベッドで横になり、採血をしてもらった。
今までした採血の中で一番痛かった。
「私ならもうすこしうまくやるのに・・・」と思ったのはここだけの話である。
手術の2週間前から内服する貧血予防の鉄剤をもらい、私はクリニックを後にした。
朝と同じ、よく晴れた青空だった。
私は空を仰ぎ、目をつむり、大きくなった自分の胸を想像し、にやけた。
つづく。