見出し画像

サークル活動のはなし

今日は朝活ナースが大学自体に所属していた委員会の話をしたいと思う。

看護師になると決めた時、看護専門学校と4年制大学の2つの選択肢があった。

サークル活動での他学部との関わりによる、華やかなキャンパスライフに憧れがあったこともあり、迷いなく大学進学を選んだ(※大学に行くと保健師の国家試験受験資格を得られることも理由の一つ)

大学の入学式の後、中庭を歩いているといろいろなサークルがブースを出しており、新歓コンパの誘いをたくさん受けた。

ちやほやされるのは1年生の特権と聞いていたので、新歓コンパには参加しまくった。

中でも興味を持ったのが「大学祭の実行委員会」である。

所属人数もほかのサークルなどに比べると圧倒的に多く、それに伴い新歓イベントの規模もかなり大きかった。

何より、先輩たちはみんなやりがいをもって生き生きとしているように感じた。

しかし、学園祭の準備はとても大変ということは聞いていた。また、私の入学した看護学部は、3年生になってくると授業が無くなりほとんど実習になり、そちらの方もかなり忙しいということも聞いていた。

両立できるかには不安があったが、「このきらきらした先輩たちと一緒にやりがいを感じる活動がしたい!」と思い、友達と一緒に入ること決めた。


学園祭の実行委員は中で6つの部署に分かれている

①大学との交渉、当日警備の統括

②学園祭の企画を考え、当日のステージでの司会進行など

③ステージを建てたり、会場全体の整備や装飾

④パンフレット、ビラ、フリーペーパーの作成

⑤フリーマーケットや模擬店の統括

⑥他大学への模擬店出店や、テレビ・新聞の出演交渉


それぞれ魅力があるが、わたしは③の会場部と言われる部署に所属することを決めた。

会場部の中にもいろいろな仕事があった。

会場内の装飾の作成と設置(通称:装飾)、当日の案内看板の設置(通称:外周看板)、メインステージの建設を行う業者との交渉・ステージの建設、ステージの照明や音響の準備(通称:メインステージ)、模擬店や企画で使用する電力の調整(通称:配線)

などなど他にもたくさんある。

部署の中で話し合い、担当を決める。

中でも一番大変だったのは、2年生の時に担当した配線だ。

各模擬店や室内の企画、ステージでどれだけの電力を使用するのかを把握した上で、大学の電気系統図を確認し、同系統の上限W数を超えないように配線の調整を行う(電力を多く使う模擬店と少ない模擬店を隣にし、同一コンセントからの配線を行うなど・・・)。足りない分の電力は、業者に発電機をレンタルし、そこから確保する。

学園祭準備期間は、授業そっちのけで、大学の電気系統図とにらめっこをしていた。

学園祭当日、申請外のホットプレートなどを使用し、ブレーカーを落とし、周りの模擬店全体の電力をだめにするけしからん模擬店が出てきたり、当日のトラブルにも担当する。(※メインステージでそのようなことが起こると大問題なので、ステージは単独系統で電力を確保する。)

学園祭前は準備は深夜にまでかかり、自宅に帰ることもできず大学にこもることも日常茶飯事だった。自分に余裕がなくなり、メンバーと険悪になることもあった。

しかし、自分が準備したもので、模擬店やステージで輝く学生や、お客さんの楽しそうな笑顔をみるのはとても嬉しいものだった。

入学当時にあこがれた、きらきらした先輩の姿に自分もなれた気がした。

ゆるーいサークルにはいり、どうぶつの森のようなほのぼのとした大学生活を送るのもよかったが、このような大変な委員会を選んだことは後悔していない。

”学園祭の成功”という目標に向かって仲間たちと協働した4年間は、私の宝物である。

そして、それは現在の私の仕事にも確実にいい影響を与えてくれていると日々感じている。


おしまい。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集