いつの間にか、はみだした
人生が電車であるとしたら、わたくしのそれは紛れもない脱線事故だ。
平日の中央線快速であれば罵詈雑言の嵐。
また人身事故かよ、今週だけで何回目だ、あのなんか今回人身事故じゃないらしいっすよ、えそうなんですか、脱線事故みたいですって、えええ運転手何してんだよ。
・・・すみません。つい、はみ出したくなったんです。
別に珍しいことじゃないですよ。あなたが思うほど。
それに電車じゃないんだから構わないでしょう。
職業欄を記述するときに、わたしがちょっと恥ずかしくなるだけです。
小学生のときに、大便器に向かうあの感覚。中学生のときに、初めてストパーをかけて登校するあの感覚。高校生のときに、休日に私服で塾へ行くあの感覚。大学生のときに、異性の部屋にあがるあの感覚。
振り返ってみれば、なんだそんなことかよで済むあの感覚。
これは、そこそこに暮らしやすい某県で生れ落ち、地元の国公立に22年間通学しながら、会社員にもならずに上京したことで、整備された道をはみ出した、わたしの日記です。それでは気ままに、出発進行。