ルームエアコン ガス圧力 R410 R32
正常時の暖房運転や冷房運転の圧力はご存知でしょうか。エアコンの効きが悪くなってきた際、私がまず確認するのがガスの圧力です。圧力が適正値とかけ離れている場合ガス漏れによるガス不足等の不良が発生している可能性があります。
そこで今回は冷媒ガス種R410、R32の大体の適正値を紹介します。
正常時暖房運転の圧力
正常時冷房運転の圧力
1.正常時暖房運転の圧力
気温によって変わってきますが、暖房時は高圧圧力が
2.5Mpa以上
有ればガス漏れの可能性は低いです。サービスポートにマニホールドを取り付けて圧力を測定します。ルームエアコンにはサービスポートが1つだけなため、暖房時は自動的に高圧になります。イメージ的には室内機が低圧で室外機が高圧といった感じです。
2.正常時冷房運転の圧力
冷房時も気温等で変わってきますが、低圧圧力が
0.8Mpa以上
有ればガス漏れの可能性は低いです。サービスポートにマニホールドを取り付けて圧力を測定します。冷房時は暖房時とは反対に自動的に低圧になります。イメージ的には室内機が低圧で室外機が高圧といった感じです。
また冷房時のガス不足の特徴として室外機の液管が結露することがあります。経験的に液管が結露しているようであればガス不足でほぼ間違いないです。
まとめ
上記の圧力が大体の適正値なのでこれ参考に運転確認していただき多少でも点検がやりやすくなれば幸いです。