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2024秋冬トレンドカラーレシピ

タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。

ベロアやレース、スウェットなどさまざまな素材が楽しめる秋冬ファッションには、どんなヘアカラーが似合う?
人気の3サロンが「クリエイティブ フェリエ ネオ」「フローム」を使用した
『おすすめの2024年秋冬カラーレシピ』を教えてくれました!


【Burgundy】

モデルのビフォーの解説

ビフォアの状態は10トーンのナチュラルなベージュで、ブリーチやパーマ履歴はありません。毛髪のコンディションが非常に良いため、カラー剤がしっかりと発色するベースです。秋冬シーズンは温かみのある色味が人気のため、艶やかで深みのあるカラーを選択しました。特に冬の澄んだ空気に映えるバーガンディは、肌を明るく見せ、健康的で魅力的な髪に仕上げる効果が期待できます。

カラーレシピとカラー施術の解説

今回使用するのは、フロームの「バーガンディ」と「モーブ」を組み合わせたレシピです。バーガンディは、スタートから色味がはっきりと見える発色が特徴で、施術中もお客様に楽しんでいただけるエンターテイメント性のあるカラーです。

モーブを加えることで、紫がかった寒色に寄りすぎるのを防ぎ、バーガンディの暖色と絶妙なバランスを保ちます。色味の深みが増し、秋冬の季節感にぴったりな葡萄のような、温かみのあるトーンが生まれます。

施術の際は、髪全体にバーガンディとモーブを均等に塗布し、色ムラが出ないようにしっかりと染め上げます。バーガンディは元々艶感が出やすいため、塗布後の発色を見ながら丁寧に進めていくのがポイントです。

[根元]
C/MV6:C/MV8 + FT/Burgundy = 1:1:1〔ox3%〕
[中間〜毛先]
C/MV6 + FT/Burgundy = 2:1〔ox3%〕

仕上がりの解説

仕上がりは、冬の澄んだ空気に映える上品で温かみのあるバーガンディカラーに仕上がりました。深みのあるバーガンディが、艶やかさを引き出し、まるで葡萄のような豊かな色合いを髪に与えます。肌を明るく見せる効果があるため、特に寒い季節には女性らしさと健康的な美しさを演出できるスタイルです。

ご協力スタイリスト:RUALA RENA

このバーガンディカラーは、どんなベースの髪質でも艶髪に仕上げてくれるため、普段のスタイルに変化を加えたいお客様にぴったりです。艶と温かみを兼ね備えたカラーは、秋冬のトレンドとして間違いなく注目を集めるでしょう。


【Mat Beige】

モデルのビフォーの解説

今回のモデルさんは、1cmほど新生部が伸びた状態で、4ヶ月前にハイライトを施した髪です。前回のカラーはピンク系でしたが、今回は全く異なるニュアンスの「マットベージュ」に挑戦しました。髪質が明るくなりやすいタイプのため、根元にはオキシ4.5%を使用し、毛先にはダメージを防ぐためにオキシAC3%を選択。襟足も明るさが均一になるように、根元と襟足を同じ薬剤で処理しました。

カラーレシピとカラー施術の解説

今回のカラーリングで目指したのは「マットベージュ」。使用したのはフロームシリーズの新色「メリーグリーン」。オリーブ系の深みを感じさせる従来のオリーブとは異なり、メリーグリーンは透明感のある仕上がりが特徴です。これにより、従来の「オリーブベージュ」ではなく、より透き通った「マットベージュ」を演出。ショートヘアにぴったりのカラーです。根元にはオキシ4.5%を、毛先にはオキシAC3%を使用し、ハイライトの効果を活かして透明感を強調しました。

[根元]
C/NB7:C/AS8 = 1:1〔ox6%:ox3% = 1:1〕
[中間 〜 毛先]
C/NB9:C/AS8:C/CL00 + FT/Merry Green =(2:1:1)+ 10%〔AC3%〕

仕上がりの解説

ご協力スタイリスト:RUALA 愛優美

完成した「マットベージュ」は、ハイライトの透明感を活かしながら、ショートスタイルの軽さと相性抜群。従来のオリーブよりも透明感が際立つ仕上がりで、シアー素材のトップスやフェミニンなファッションと絶妙にマッチ。ショートヘアでも女性らしさを引き立て、カジュアルすぎず、洗練されたおしゃれ感を演出します。


【Pink × Dark Gray】

モデルのビフォーの解説

今回のモデルさんは、右側の頭部に新生毛1.5cm、その先が18レベルのブリーチ毛で、耳下からは20レベル以上のハイダメージ部分が確認されました。左右でベースが異なり、右側はハイトーン、左側はブラウン系の残留カラーがあったため、この違いを生かして2トーンのヘアカラーを提案しています。

カラーレシピとカラー施術の解説

今回のカラーレシピは、左右で異なるカラーを使用する2トーンデザインです。右側の根元1.5cmはフロームのブリーチとオキシ6%を2倍にミックスし、毛髪の負担を軽減するためにヘアケミストの「ファイバーガード」をカラー剤に5%配合しました。

右側の中間部分には「ミモザイエロー」をミックスし、毛先には「チェリーピンク」を加え、彩度をプラスしました。ダメージのある毛先には「ミモザイエロー」を補色として使用し、全体のバランスを整えています。

左側のブラウン部分には、「チャコール」を根元に使用し、毛先には「リクルートブラック」でトーンダウンを施しています。特に「リクルートブラック」は色ムラになりにくく、ブリーチ毛にも適しているため、スムーズな塗布を行うためにジェルオキシ2%を選び、髪へのダメージを最小限に抑えました。

[右側ピンク/ 根元]
FV/Pink6:F/Sheer = 1:7〔ox3%〕
[右側ピンク/ 中間]
FV/Pink6:FT/Mimosa Yellow:F/Sheer = 5:1:35〔ox3%〕
[右側ピンク/ 毛先]
FV/Pink6:FT/Mimosa Yellow:F/Sheer)+ FT/Cherry Pink =(5:1:35)+ 10%〔ox3%〕

[左側ダークグレイ/ 根元]
FV/Charcoal6:FV/Charcoal = 1:2〔ox3%〕
[左側ダークグレイ/ 中間〜毛先]
FT/Recruit Black〔ジェルox2%〕

仕上がりの解説

ご協力スタイリスト:norm 竹内 まりな

今回の仕上がりは、左側から見るとダークトーン、右側は明るいピンクのハイトーンカラーが特徴的な、スタイリッシュなツートーンカラーです。このデザインは、秋冬のトレンドである落ち着いた暗めのカラーをベースにしつつ、ハイトーンも楽しみたいお客様に最適です。左右で異なるカラーを取り入れることで、様々な角度から違った自分を楽しむことができるデザインになっています。

秋冬のファッションに合わせて、ピンクのハイトーンとダークなグレートーンのコントラストが鮮やかで、スタイリッシュな仕上がりになりました。


【Greige】

モデルのビフォーの解説

今回のモデルさんはブリーチベースで、根元付近から6cmが16レベル、中間から毛先にかけては18レベルと、明度が高めの髪です。さらに、新生部が1.5cmほど伸びており、中間から毛先にはブラウン系カラーの残留がある状態でした。ブリーチによるダメージも考慮しつつ、秋冬にピッタリの「グレージュ」を提案しました。

カラーレシピとカラー施術の解説

今回のカラーレシピは、根元に「アイスブラック」「モーブグレー」「シアー」をミックスし、「ジェルオキシ2%」を使用しました。根元3cmはやや濃いめのグレーでしっかり染め、中間から毛先にかけては明るめのグレーを塗布し、自然なグラデーションになるように調整しています。ジェルオキシを使うことで髪への負担を減らしつつ、ムラのない均一な仕上がりを実現。顔回りには少し明るさを加え、立体感を演出しました。

[根元]
FT/Ice Black:FT/Mauve Gray:F/Sheer = 3:1:1〔ジェルox2%〕
[中間 〜 毛先]
FT/Vanilla Beige:FT/Mauve Gray:F/Sheer = 1:1:3〔ジェルox2%〕

仕上がりの解説

ご協力スタイリスト:norm 安藤 王子

完成したカラーは、シンプルながら洗練されたグレージュ。ダークグレーとグレージュの中間色で、上品かつモダンな印象を作り出しました。このカラーは、ジェンダーレスな印象とアートディテールを取り入れた個性豊かなデザイン。秋冬ファッションにマッチし、トーンダウンしたいお客様にも提案しやすいスタイルです。

今年の秋冬は、グレー系カラーでおしゃれさを引き立てましょう。


【Pale Blue × Brown】

モデルのビフォーの解説

今回のモデルさんのビフォアは、19レベルの明るさを持つベースに、2〜3週間前に施したブラウンとベージュのセクションカラーが褪色した状態です。ベージュ部分は黄みがかったブロンドに、ブラウン部分は明るい茶色へと変化していました。カットには顔回りにしっかりレイヤーを入れており、そのレイヤーと連動する形でカラーのセクションを設計しています。特に、顔周りとバックにおけるカラーの配置がデザインのポイントです。

カラーレシピとカラー施術の解説

右側のセクションにはペールブルーを、左側にはブラウンを強調した2トーンカラーを採用しました。特に右側は表面にブルーが重なるようにセクションを取り、レイヤーのカットラインに沿うような配置にしています。顔周りにはあえてブルーを避け、ブラウンを見せることでフェイスフレーミング効果を出しています。

ペールブルーのレシピ: フロームの「マリンブルー」1に対し、「シアー」を8でブレンド。さらに「ローズ」の8トーンを10%加えることで、黄ばみを飛ばし、ブルーが緑寄りにならないよう調整しました。

ブラウンのレシピ: フロームのブラウンベースを使用し、寒色すぎない柔らかいブラウンに仕上げました。特に秋冬らしい深みを持ちながら、強すぎない印象を与えられるカラーです。

左側のセクションはインナーカラー風に配置し、表面にはブラウン、内側にはブルーを差し込み、さりげないコントラストを作り出しています。

[ブラウン]
FV/Brown8:FV/Pearl8 = 3:1〔ox3%〕
[ブルー]
( FT/Marine Blue:F/Sheer )+ FV/Rose8 =(1:8)+ 10%〔ox3%〕

仕上がりの解説

ご協力スタイリスト:iLe. 武田 響

完成したスタイルは、左右で異なるトーンを活かしたデザインカラーとなりました。右側はペールブルーの爽やかさが際立ち、左側はブラウンの落ち着きと柔らかさを引き立てています。このカラーは、秋冬のファッションに合わせやすく、ローライトを効果的に使うことで、立体感と深みをプラス。ファッションやメイクとの相性も抜群です。

ブラウンのローライトを入れることで、強すぎないコントラストが生まれ、よりナチュラルな仕上がりになりました。特に、ブルーとブラウンの組み合わせが洗練された雰囲気を醸し出し、クールかつエレガントな印象を与えるデザインカラーです。

この秋冬におすすめのスタイルとして、ぜひ挑戦してみてください。


【Lime Yellow × Black】

モデルのビフォーの解説

今回のモデルは、根元から中間にかけて18.5レベルの明るさを持つベースカラーです。前回施したラベンダー系の色が少し残留しており、シルバーがかった褪色が見られます。毛先の黒い部分は5レベルで、これも前回のカラーが褪色せずに暗く残っている状態です。この異なるトーンを活かしつつ、今回は大胆なコントラストを効かせたデザインカラーを提案します。

カラーレシピとカラー施術の解説

今回のデザインは、ルーツカラーにおいてブロッキングとカラー塗布の比率が重要なポイントです。暗い部分と明るい部分のバランスを調整することで、立体感とコントラストを際立たせています。

アンダーセクション: 暗い部分と明るい部分の比率は1対3で、明るい部分を多めに配置。縦スライスでオンベースにカラーを塗布しました。

ミドルセクション: 暗い部分と明るい部分の比率は1対1。ここも縦スライスでオンベースにカラーを施し、自然なバランスを保っています。

トップセクション: ハチ上の部分は真上に引き出して、暗い部分と明るい部分の比率を1対3に設定。刷毛で塗布する際は、コーミングのみでなく、しっかりとぼかしながら施術し、跡が残らないよう丁寧に行います。

明るい部分は新色「ミモザイエロー」を単品で使用。毛先の黒い部分には「リクルートブラック」を選び、シャープなコントラストを作り出しました。元々シルバーっぽく褪色していた部分は、ライムイエローのようなニュアンスを持たせることで、より個性的な仕上がりに。

[ルーツカラー]
FT/Mimosa Yellow〔ox3%〕
[中間 〜 毛先]
FT/Recruit Black〔ox3%〕

仕上がりの解説

ご協力スタイリスト:iLe. 武田 響

完成したヘアカラーは、ライムイエローとブラックのコントラストが鮮やかで、クールでシャープな印象を与えます。前回のカラーの残留を活かし、シルバーがかったベースをあえてリセットせずに「ミモザイエロー」を重ねることで、パキッとした黄色というよりも、少しライム寄りの独特なイエローカラーに仕上げました。

このデザインは、柔らかさよりも強い個性を表現したい方にぴったり。秋冬のファッションとも相性が良く、ダークな装いに映えるカラーリングです。大胆なコントラストとクールな配色が、新しいスタイルを求めるお客様にインスピレーションを与えることでしょう。

ぜひ、この秋冬のトレンドを意識したデザインカラーに挑戦してみてください!


【 関連情報 】

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