【解説】 上品な仕上がりのまろやかミルクティーベージュ:ティントデザインでつくる最旬カラー
タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。
今回のテーマは「上品な仕上がりのまろやかミルクティーベージュ」。フロームシリーズの「バニラベージュ」と「バーガンディ」、そして色を薄めるための「シアー」を使ったカラーリング技法についてご紹介します。このミルクティーベージュは、透明感と上品さを兼ね備えた柔らかい印象のカラーで、お客様に人気の高いスタイルです。
使用薬剤は[タマリス フロームカラー]
施術のプロセス
今回のモデルは、根元に新しく生えてきた3センチほどの新生毛と、さらにその下に3センチほどの既染部分、そして毛先が16レベル程度のブリーチ毛というベースです。この複雑なベースに対し、カラーリングをする前に、まず根元からカラー毛までを一気にブリーチしてベースを整えます。毛先も触れながら、全体を17レベルから18レベルに削ることで、均一なカラーを作り出します。
ベージュカラーは、ベースが甘く削られていると、色落ちした際にオレンジや暖色系が出やすいです。そのため、今回はしっかりとベースを17レベルまで削り、ピンクバイオレット系の要素を加えながらローライトを入れ、ベージュの中に柔らかなニュアンスを持たせています。
カラーの配合と技術
使用するカラー剤は、フロームシリーズの「バニラベージュ」と「バーガンディ」、そして「シアー」です。ベースカラーの薄い部分には、シアーをバニラベージュの10倍で薄めて使用し、濃い部分にはシアーとバニラベージュを1:1の比率で調合し、さらにバーガンディを5%加えています。この配合により、全体にまろやかで透明感のあるミルクティーベージュを表現します。
ローライトは、削られた部分が寒色系に寄りすぎるのを防ぐために、ピンクバイオレット系の色味を少量加えています。この微調整により、全体のバランスを取りつつ、柔らかさと深みを持たせることができるのがポイントです。
仕上がりとバニラベージュの特徴
仕上がりは、まろやかで上品なミルクティーベージュ。バニラベージュをシアーで薄めることで、寒色系の透明感を持ちながらも柔らかさを保ち、女の子が好むミルクティーのような柔らかい色味が実現します。ベースを17レベルまで削ることで、寒色っぽさが際立ちつつも、バニラベージュの特性が生きて、マットになりすぎず、暖色っぽさも抑えられた絶妙なバランスです。
また、ローライトにピンクバイオレットを加えることで、暗くなりすぎない上品な仕上がりが実現。バニラベージュの色味は、薄めたり濃くしたりすることで調整が容易なため、使い勝手の良いカラー剤です。
まとめ
「上品な仕上がりのまろやかミルクティーベージュ」は、柔らかく透明感のあるカラーをお客様に提案する際に最適なスタイルです。フロームシリーズのバニラベージュ、バーガンディ、シアーを活用してお客様をさらに輝かせてください。
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