2024春夏トレンドカラーレシピ
タマリスのホームページで掲載されている動画をご紹介しております。
注目のトップスタイリストが推す、2024年のトレンドカラー6選。
【サロンで使えるトレンドカラー】をご提案します。
チュールやフリル、レースなどデコラティブな素材やアクセントがファッションのキーワードになる春夏。
最旬ルックにピッタリのトレンドヘアを人気3サロンに紹介してもらいました!
【 ボルドー 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアは、新生部が1cm、全体が10トーンぐらいのベージュでした。先の4cm部分はパーマ履歴があるため、カラーリングが沈みやすいので明るいトーンで塗り分けて施術しました。フロームのボルドーはしっかり発色してくれるうえ、色落ちしてもオレンジっぽい赤みが出ないのがとても良い点です。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
なし
[根元]
(C/SC6:C/SC8) + FT/Bordeaux = ( 1:1 ) + 20% 〔ox3%〕
[中間〜毛先]
C/SC10 + FT/Bordeaux = 1 + 20% 〔ox3%〕
〈TREND〉
今回は春夏ということで、暖色の温かみのあるカラーを提案させていただきました。全体的にはボルドーで仕上げましたが、温かみのあるふんわり柔らかいイメージの中にも凛とした女性像をイメージできるように提案しました。衣装には毎年春夏に使うチュール素材を用い、春風にふわっと乗れるようなイメージを表現しました。
イエローベースが多い日本人の方に対して、ボルドーという色は肌馴染みが良く、透明感や肌を白く明るく見せてくれるのでとてもおすすめです。
【 ピスタチオ ベージュ 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアは、1ヶ月半ほど前にカラーリングをしていて、抜けた状態が9トーンのアッシュベージュになっています。新生部は1cm伸びており、ブリーチ履歴はありません。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
なし
[根元]
C/NB9 : C/EM8 = 1:1 〔ox3%:ox6% = 1:1〕
[中間〜毛先]
(C/NB10:C/NB12:C/EM10) + FT/Olive = ( 1:1:2 )+ 20% 〔AC3%〕
カラーの塗り分けですが、根元の新生部1cmは明るくなりやすいので、オキシ4.5%を使用しました。また、ナチュラルブラウンとエメラルドを入れることで、より明るいオリーブベージュを作りました。毛先にはフロームのオリーブを使用しましたが、彩度が高くなりすぎないようにナチュラルブラウンとエメラルドを入れることで、より明るいオリーブベージュに仕上げることがポイントです。毛先のダメージを抑えるためにアルカリキャンセル3%オキシを使用しました。
〈TREND〉
衣装のポイントは、ファーベストとノースリーブを組み合わせることで春夏の印象を出しました。アームウォーマーをつけることで手首に可愛らしさを加えました。春ということで、透明感を出したカラーにしました。フロームのオリーブとクリエイティブフェリエネオのナチュラルブラウンを混ぜて、透明感のあるオリーブというよりもピスタチオに近いベージュのカラーリングに仕上げました。今回の目標は、芯があり凛としている女性像、可愛らしさもありつつ強さもある女性像を表現することです。
【 ピンク ベージュ 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアの状態ですが、明るさは12トーンぐらいで黄色く退色している状態です。髪質は細めで、ブリーチ履歴はありませんが、黄色く退色している状態です。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
なし
[全体]
(FV/Beige10:FV/Pink10:FV/Brown10)+ FT/CherryPink
= (5:5:2)+ 10% 〔ox3%:ox6% = 2:1〕
カラーリングの工程としては、ワンカップで塗布しているので工程自体はそこまで難しくありません。ただし、選定のポイントとして、モデルさんの髪がもともと黄色く褪色しているため、ピンクが薄まりやすい状態になっています。そのため、ブラウンを20%とティントカラーを10%使用し、ピンクがしっかり発色するようにしました。
さらに、モデルさんの髪質は毛量が少なめで、細めのため、根元が明るくなりやすくリフトしやすいです。そこで、オキシの3%と6%を2:1で調整し、根元が必要以上に明るくならないようにしました。
〈TREND〉
今回のヘアカラーのポイントは、冬から春にかけてファッションが軽やかになることに合わせて、カジュアルなヘアカラーを提案することです。特にピンクベージュを提案しました。ピンク系のカラーは発色しづらかったり、薄くなりやすかったりしますが、ブラウンとティントカラーのチェリーピンクを使用することで、しっかりと発色するピンクベージュに仕上げました。
【 オリーブ ベージュ 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアの状態ですが、3週間ほど前にカラーリングをしていて、10トーンぐらいのベースになっています。現在はオレンジ色に少し退色しており、髪質は少し硬めで吸水毛です。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
なし
[全体]
(FV/Khaki10:FV/Beige10:FV/Sea10)+ FT/Olive
= (5:5:3)+ 10% 〔ox3%:ox6% = 1:1〕
今回の施術の工程はワンカップで塗布するので、それほど難しくはありませんが、モデルさんの髪質が吸水毛であるため、根元を塗布した後に毛先をしっかりウェットにして塗布しました。
選定のポイントとしては、モデルさんの髪がオレンジに褪色しているため、オリーブが赤みとぶつかってナチュラルな印象になりやすいのですが、今回はカジュアルなオリーブに仕上げたかったので、ティントカラーを使ってしっかりとオリーブベージュとしてオリーブ感が出るようにしました。
〈TREND〉
春なので、オリーブというよりは少しベージュがかったオリーブでも、オリーブ感を感じるようにベージュとカーキを使い、そしてティントカラーを10%入れる選定にしました。今回、春カラーとしてオリーブベージュを提案していますが、重要なのはオリーブが過剰にならず、カジュアルな印象を持つオリーブベージュです。
ファッション的にもカジュアルな服が増える季節なので、主張しすぎないオリーブが春のファッションにもよくマッチするオリーブベージュになると思います。
【 三毛猫カラー 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアの状態ですが、全体的に18レベルのかなり明るい状態で、前回の黒のデザインが少し残っている状態でした。根元は1cmほど新生毛が生えていて、トップ部分にはそれより短い切れ毛がたくさんありました。今回のブリーチのポイントは、いかに切れ毛を増やさないかというリタッチが重要なポイントとなります。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
フロームブリーチで全体を18レベルに整える
[ベース]
FV/Rose10:FV/Peal10:F/Sheer = 1:1:14 〔ox3%〕
[アクセントカラー]
❶C/AP14 〔ox3%:ox6% = 1:1〕
❷FT/RecruitBlack 〔ox3%〕
❸FV/Brown8 〔ox3%〕
今回のカラーリングにはこだわりがあり、ローライトをたくさん入れていますが、全体を深めに入れるとボテッとした印象になってしまうため、暗い色と明るい色のバランスを重視しました。モデルさんの場合、左側にはしっかりと黒を入れ、右側には少しだけ黒を足すことでアシンメトリーながらバランスを取れたスタイルに仕上げました。顔周りにはフロームのブラウンとリクルートブラックの2色を使い、奥行き感のあるスタイルに仕上げました。リクルートブラックはブリーチで落とせる黒で、次回のカラーに影響しないため、ムラのあるデザインに仕上げることができました。
〈TREND〉
このようにした理由としては、季節感的に春夏ということで、全体的に明るい印象を与えつつも暗い色を入れて引き締め効果を出すことでバランスを取るためです。所々にオレンジを入れることで、モデルさんの印象を明るく見せる効果があります。服装にはトレンドの赤を取り入れ、一見赤とオレンジが喧嘩しそうですが、ホワイトブロンドが入ることでバランスが取れていると思います。
【 アッシュ ブルー 】
〈Before〉
モデルさんのビフォアの状態は、縮毛矯正の履歴がありましたが、ブリーチの履歴はありませんでした。縮毛矯正の履歴があるためダメージを受けやすい状態でしたが、フロームブリーチを使い、エアタッチという技法でグラデーション状にブリーチしました。暗い部分を多く作ることで、自然なグラデーションカラーになり、挑戦しやすいカラーだと思います。フロームブリーチは保湿力が高く、縮毛矯正していても問題なくブリーチできるので、ダメージレスに仕上げることができました。
〈カラーレシピ〉
[ブリーチ]
エアタッチで60%ほど落とした残りの髪をフロームブリーチで16レベルに整える
[根元〜中間 ]/ベース(60%)
C/NeG6:FV/Sea6 = 1:1 〔ox3%〕
[毛先/前髪]
(FT/MarineBlue + FT/RoyalOrchid):C/CL00 = ( 1 + 5% ): 7 〔ox3%〕
前髪にはポイントでハイライトを入れ、クリアなアッシュブルーを使用しました。前髪とグラデーション部分の色が違いますが、それもまた良いアクセントになっています。全体的にバレイヤージュを施し、暗い部分を多く残しつつ、前髪にはクリアなブルーを入れて、顔周りに目線が集まるようにしています。
〈TREND〉
今回は春夏のトレンドカラーということで、透け感のあるトップスと黒の衣装を合わせ、髪色も全体的に明るくするのではなく、暗い部分を残してポイントでクリアなブルーを入れました。今、ハイトーンカラーの中でも、全体を明るくするのではなく、黒を残すカラーや次元を残すカラーが流行っていると思うので、暗い部分を残しつつバレアージュでグラデーションを作り、前髪にクリアなブルーを入れています。
【 関連情報 】
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