第30回『寿司職人への道④』

秋刀魚の出回る季節がやってきました。
旬を先取りしたり、季節の名残りをお魚で楽しむお寿司が今日も好きです。
どうも、あさい妹です。

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『あさい兄妹の散歩のつづき』は血は繋がっていないけれど、どこかで繋がっているであろう同姓の2人が交換noteを書いていきます。
どうぞ、お気軽に読んでいってください。

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私がお寿司をどれくらい好きかというと、毎日食べても飽きないくらいお寿司が好きです。流石に毎日は食べないでしょう?と思われるかと思いますが、休日もお寿司を食べに行くほどお寿司が本当に大好きなんです。

今日も近所のお寿司屋さんへ行ってきました。夫婦で営んでいるそのお店に入ると、まず目に飛び込むのは大将と女将さんの記念写真。何十年も一緒に歩んできたんだなぁ…と当時の女将さんのボリューミーなヘアスタイルを見ながら、美味しくお寿司をいただきました。

”いつか”という言葉は、夢が遠くへいってしまいそうであまり使わないようにしていますが、いつか私も町の立ち食い寿司を自分でやってみたいとぼんやり思うことがあります。他にもお寿司教室や、子供食堂もやりたいし、本の出版もしてみたい。社会との関わり方を考えながらお寿司を握れたら。なんて本当にぼんやりとしていて恥ずかしいですが、私は大きな夢に向かって走るというより、人との関わり方を大切にしながら自分のできることを見つけていったり、小さな目標の達成を積み重ねていたらその場所に辿り着いた、みたいなことがほとんどだった人生な気がします。


さて前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんな私の『寿司職人への道③』の続きを書きます。



寿司職人への道④


⚫︎新人さんが辞めてしまう

お店の求人情報には「未経験大歓迎!3ヶ月で握れます!」と書かれていましたが、実際はそんなに簡単ではありませんでした。新人さんが辞めてしまえば自分が繰り上がることはなく、先輩が辞めない限り、次のステップへ上がることもできないということに気付きます。

そうはいっても、目の前にある仕事を全力で取り組むしかありません。10代20代の頃のように、がむしゃらに頑張る毎日。勤務時間よりも早く出勤し、休憩時間もご飯をさっと済ませ、皿洗い、仕込み、営業準備を繰り返す日々。


(昨日より速く…!昨日より美味しく…!)


気付けば、指を少し動かすだけで皮膚が割れ、血が滲むほど手が荒れてしまいました。
酷い時は第2関節まで皮が剥け、休日になるとすぐに皮膚科へ。
手荒れは覚悟していましたが、想像以上に精神的にもダメージが大きかったです。そんな手荒れで落ち込む私を見て、夫は「ドラゴンと人間のハーフみたいでかっこいいじゃん!」と冗談を言って笑わせてくれたりもしました。そんな夫の優しさに感謝しながらも、先輩から理不尽に怒鳴られた日には渋谷駅の自販機の横でうずくまって泣く日もあり、帰りが遅くて「なにかあったの?」と心配をかけることも。それでも「絶対にやり遂げる!」と心に決めていました。



が…

ついに限界を迎えます。


つづく



《手荒れ対策メモ》

・ゴムアレルギーの私は、エンボス加工のビニール手袋をしてからゴム手袋を装着。手袋の交換も素手より速くできます。

・指が黒く変色するのを防ぐため、ステロイドの薬を塗る前に必ずハンドクリームを塗る。

・寝る時は保湿をして綿の手袋をする。

・ハンドクリームはニベア、ユースキン、アトリックス、アベンヌ、少し滲みるけど無印良品のクリーム化粧水がお気に入りです。
(レチノール入りハンドクリームは私には合わず、悪化してしまいました。)

・飲み薬で内側からも治す!

手荒れで悩む方の何か参考になれば…!


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アサイ兄へ

ついに交換noteが【30回目】を迎えました!
記念に浅草の山口屋へ行きましょう!

あさい妹より

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