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赤ちゃんすこぶる順調

11月6日のことなんですが。。遅ればせながら健診に行った様子をご報告。
今回から日頃の健診も分娩する東京マザーズクリニックに行くことに。久しぶりにお腹の中の様子が見れるのが楽しみでした。

今回は中期スクリーニング(中期胎児精密超音波検査)も併せて行ってもらいます。(以前ここの外来で「胎児ドッグ<初期スクリーニング>」を受けたので記事を書くつもりがまだでした!別で書きますね)中期スクリーニングは、胎児の体の構造や内臓疾患、血流、胎盤や羊水など、ありとあらゆる細かい部位の様子を診てもらえる検査。出生前診断の専門医の解説と共に、自分の目でも一緒に確認できるのでありがたいし、いつもより長くエコーをされるので、わが子をたくさん見ていられる機会。

私が分娩する(産む)ことにした東京マザーズクリニックは24時間 完全無痛分娩対応な病院としてよく知られています。そして特に胎児ドッグの目利きの高さに定評が。
当初、分娩と日頃の健診は別の病院で、胎児ドッグのみ東京マザーズクリニックと決めていましたが、初期スクリーニング時のエコー画像の質や医師の的確な診察・見聞で心が動いた上に、先日の記事に書いたようなこともあって、どうせなら全部ここに!と産院変更したのです。

そんな東京マザーズクリニックは色々良いです。
まず、受付の方々の感じがとても良い。コンシェルジュまでいます。待合室は病院のいわゆる待合室(長椅子が整列しているアレ)とは違い、変わった形の椅子が中央にあったりテーブル席があったりとちょっとユニーク。

一般の病院では受付に呼ばれて患者が移動するのが普通じゃないですか。だけどここは、来院時のみ受付に診察券を出しに立ち寄るものの、それ以外はすべてスタッフさんが患者の元へと来てくれます。到着後すぐに
「常温のお水か冷たいお水、どちらがよろしいですか?」
と2種類のミネラルウォーターを持ってきてくれる嬉しいサービスまである。

提出する区の整理券への記入だったり、その日にかかる料金の説明だったり、待っている間にこの動画見ておいてくださいとiPad持って来たり、次回予約の日程合わせやお会計も、何もかもをいちいちスタッフさんがこちらまで来て行ってくれるから、患者は無駄に動かされることなく楽チン。呼ばれるたびに立ち上がって歩いて受付まで行くのって、大きいお腹になればなるほどしんどいからありがたいね。

来院&お会計時だけならまだしも、記入するものや確認事項がある場合に呼ばれて都度立ち上がっては受付へ行き、ちょろっと記入して席に戻り、また呼ばれて受付行っての繰り返しってのが今までの病院ではめちゃくちゃあって、「非効率すぎ!1度にまとめてくれよ!」って心底思ってたんでこーゆーのも嬉しく感じるポイントだったりする。

この日一緒に付き添っていた彼も
「ほんとにここは感じが良いなぁ~」
と感心していました。

さて、待ちに待った診察。
中期スクリーニングなので胎児の体をくまなくしっかり確認されます。
「これが右手で親指・人差し指・中指・薬指・小指、
 こっちが左手で親指・人差し指・中指・薬指・小指、」
「これが足の裏で、約4cmありますね。
 これが親指・人差し指・・中指・薬指・小指」
こんな感じで先生が解説しながら胎児の体のパーツひとつひとつを丁寧に見せてくれます。

私「ということは、両手両足とも指5本ずつあるんですね~」
先「ありますね~」

東京マザーズクリニックの林先生は胎児ドッグのスペシャリスト。今まで診て来た人数も経験も桁違いで、出産前に異常を発見されたケースは枚挙にいとまがないんだとか。胎児や母体の疾患を産前に発見できていれば、その症状に対応できる産科や新生児科がある病院へ転院しておくことが可能だし、産後に治療が必要な疾患があればそれに特化した病院や名医をあらかじめ探しておくこともできる。出生前検査については賛否両論あるようですが、私の考えでは産後に初めてびっくり・あたふたするより、先に知れておくことで事前準備できることが増えるのは良いことだと捉えています。

「脳が2つの部屋に分かれているの見えますか?」
「これは心臓です。画面に赤と青と色を付けているのは血液の流れを確認するためです。」

などと部位ごとに形や機能に異常や疾患がないか確認していくのですが、これは目視判断以外ないので、ドクターの経験値や手腕がものをいうところ。患者に何をどこまで伝えるかというのは各病院に方針があるようですが、以前の記事に書いたとおりそれまで通っていた病院では何を質問してもあっさり「わかりません」で済まされていたので、私は東京マザーズクリニックへ変更してよかったな、安心できるな、と感じています。

(妊婦に対する情報開示について、どうやら病院ごとに規則があるみたい。例えば性別の告知。
妊娠24週までは分かっていても患者には教えないなど。というのは、それまでは人工妊娠中絶が可能なため、下手に情報を与えないという方針をとる病院もあるようです。)

(人工妊娠中絶の区切りがなぜ24週なのか:
 それ以前の胎児は外に出すと生命維持が不可能なため。逆に24週~37週に胎児を外に出すことは流産ではなく「早産」と呼び、胎児の生命維持のための措置が施される。
ちなみに人工中絶の場合の名称や処置法、法律は時期により異なる。

①11週以内「初期人工妊娠中絶」:掻爬(そうは)術という子宮内容(胎児など)を膣から掻き出す処置。日帰りで病院のみで終了。
②12週~23週「中期人工妊娠中絶」:1週間ほど入院、陣痛促進剤を使い、いわゆる〝産む〟。役所へ「死亡届」の提出が必要。
③24週~36週「人工早産」:この時期の妊娠の持続が母体の生命に危険を招く場合のみ、母体保護法の規制を受けず(違法行為とみなされず)緊急避難行為として出産させ、胎児は生かすための処置を施される。24週以降の親の希望による堕胎は法律違反となり対応不可。

すみません、
中絶について書いててちょっとヤな気分になってしまいました。が、綴ります。

東京マザーズクリニックで私は14週の時点で性別を教えてもらえて嬉しかったのですが、インスタにそれを載せたところ「え!?もう分かったんですか!?私は18週ですがまだ教えてもらえません」などと、私より妊娠週数がよっぽど進んでいるにもかかわらず性別を知らされていない何人かの方々からコメントをいただきました。

そこで私も同様、以前通っていた病院で試しに18週の健診時に性別を訪ねてみたところ、見ようともせずに「まだわかりません」と医師に言い放たれ、寂しい思いをしたということも以前の記事に書いたとおりです。

その時は(「この病院はホスピタリティないなぁ!東京マザーズクリニックを見習え!」)と思いましたが、その病院の方針は知らないけどどうやら産院によっては患者への情報提供度合いに決まりがあるとは最近知ったこと。

「出生前診断」でダウン症や18トリソミーなどの疾患が分かった場合、中絶を選択する事に大して賛否両論があるということはよく知る話ですが、特に何の疾患や問題がなくとも、希望する性別でなかった場合に中絶する方もいるんだとか…。

性別が分かる週数って、もうけっこう妊娠が進んでいる時期なはず。なのに望まない性別ってことが理由で堕胎する人がいるのか・・・

人それぞれ考えや事情、置かれている立場や環境など様々あるでしょうから何も言えませんが、私は男女どっちがいい!とかまったくなかったので、そういうケースがあること自体にびっくりしました。理由や事情はあれど、もし誰か一人でもその命を産み出したいと感じている人が関係者にいるにもかかわらず、中絶せざるを得ないならばそれはとても切ない選択ですよね・・・

話が逸れましたが、
産院は色々と特色があるので、自分と相性の良い病院を選びたいですね。

さて、この日は診察以外に看護師さんとの面談もあり。
「何か疑問や不安なことはありませんか?」
などとカウンセリング。彼が

「妻がよく逆立ちしてるんですけど、大丈夫ですか?」
なんて聞き出すから、「ちょっとー!やめてよ!大丈夫だってば!」的な(笑)看護師さんは苦笑いで
「え!逆立ちされるんですか!すごいですねー。赤ちゃんや妊娠には問題ないので大丈夫ですよ。」
(※ちなみに、妊娠中の逆立ちについては内科・婦人科の先生合計4人に以前に確認済みで、全員「問題ない」とのお墨付き。しかしこれ読んで、今まで逆立ちやってない人がいきなりトライは厳重注意!お腹大きい&不慣れな体でやるのはバランス崩す可能性高くて危険です。)

この日知ったこと。
赤ちゃんは約20分おきに寝たり起きたりを繰り返しているそうです。なので、胎動を感じ始めて以降は1時間少しもぴくりともしないということはほとんどないはずだと。よって今後は半日、何も胎動を感じない場合はすぐに病院に来てくださいと言われました。(子宮内胎児死亡の場合がある)

東京マザーズクリニックでは、診察時のエコーのすべてを動画データでUSBに入れてくれます。これがとっても嬉しい!(家のPC画面を写真撮って、こうやって載せたりできるしありがたい♡)

次回の健診は約1ヶ月後。

(↑これ4Dエコーで正面の顔。右目は手で覆って隠れてる。左目と、下の2つの穴が黒丸が鼻の穴。なんかこれだと巨神兵みたい…)

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朝井麗華
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!