整体師ならではの二日酔い対策4種
今回は整体師ならではの二日酔い対策法を4つ、
ご紹介したいと思います。
まず1つ目は寝起きに重曹水を飲む。
重曹って誰もがご存知ですよね。
掃除に使うあれです。
掃除道具として有名ではありますが、
アルミフリーで食用の重曹も売っています。
パンのふくらし粉などで使います。
その食用の重曹をお家に置いておいて、
二日酔いの朝はそれを水に溶かして飲んでください。
500mlのペットボトルに重曹を約5g、
小さじ1杯ぐらいを水に溶かして、それを少しずつ飲みます。
寝起きから午前中にかけて、
500mlを飲み干すような感じで少しずつ飲んでもらえればと思います。
重曹水を飲むことは、いろいろなところで健康法として伝えられています。
だから、二日酔い対策だけじゃなく
日常の健康療法として取り入れるのも大いに賛成です。
また別の機会に詳しくお話したいのですが、
私はクレイを内服しているので重曹水を常飲してはいないのですが、
時折飲んでいます。
重曹はアルカリ性。
人間は身体が酸性に傾くと不調をきたしやすいので、
酸とアルカリで身体を中和してくれるのです。
日本人は胃腸が弱い方が多く、そしてお腹を触ると硬い人ばかりなんです。
でも、そんなお腹が硬い人が重曹水を飲むと、
たちまち柔らかくなっていくんですね。
というわけで、重曹水を飲むことは健康的にもオススメなので、
ぜひ取り入れてみてください。
重曹水はあまり美味しくはないですが、
二日酔いで過ごすよりもいいんじゃないですか?
ぜひ、お家に常備しておきましょう。
2つ目は食事について。
まず、朝食は食べません。
できればランチも食べません。
食べたとしても軽めにしてください。
そして唯一、お味噌汁を飲んでほしい。
具はなくてもいいです。
具なしでお味噌汁をすするだけ。
お味噌汁は発酵食品の最たる例です。
陰陽で言うと陽の食べ物で身体を温めてくれます。
暴飲暴食で荒れた胃にも優しいし身体も温めてくれるので、
二日酔いで弱った身体にとても効きます。
ぜひ、具なしのお味噌汁を飲んでください。
それ以外は食事を摂らず、とにかく内臓を休ませましょう。
こんなときに、身体のために野菜を食べるなんて上乗せはいりません。
日本人は基本的に食べ過ぎている人が多いので、
1食や2食を食べなかったからってどうってことはありません。
二日酔いのときばかりは、とにかく内臓を休ませることを優先してください。
そして、会食が続くときは、会食のみの1日1食にするのが理想です。
二日酔い対策、3つ目は日中の飲み物について。
寝起きから午前中にかけては重曹水を飲んでほしいとお話をしました。
では、日中に喉が渇いたときは何を飲むのか。
答えは白湯です。
白湯とは一度沸騰させた水のことです。
電気ポットで沸かしたお湯ではなくて、
できればヤカンで火にかけたものの方がオススメではありますが、
二日酔い対策としては沸騰させた水であればいいとしましょう。
なぜヤカンの方がいいのかという話は、
また後日、別の放送でお話したいと思います。
日中は白湯をたくさん飲んで、トイレでどんどん排出してください。
尿を出せば出すほど身体がスッキリしていくと思います。
飲み物としてコーヒーは飲まないでください。
あとはエナジードリンク系もダメです。
ただでさえ胃腸が荒れている中で
カフェインを摂取するのは刺激となるので良くないです。
紅茶や緑茶やハーブティーといった、色の付いた飲み物は避けてください。 なぜかというと、腎臓に多少なりとも負担がかかるからです。
日頃、胃腸が荒れていない健康なときであれば、
紅茶は身体を温めてくれますし、緑茶のカテキンとか、
ハーブティーにも身体に良い成分がたくさん入っています。
だから元気なときは必ず飲んでいただきたいのですが、
二日酔いのときは内臓が疲弊しています。
色が付いた飲み物がいくら身体に良くても、
腎臓で濾すときに負担がかかってしまいます。
なので、二日酔いのときは内臓を休ませることを優先したいので、
色つきの飲み物は避けましょう。
だから白湯が最適です。
おそらく二日酔い対策に効くと言ったハーブティーも出回っていますよね。
そういった薬効を求めるために
ハーブティーを飲みたい場合は1杯までにしましょう。
二日酔い対策の4つ目は、
深呼吸を多めにして酸素をたくさん取り込んで、
細胞活性化を促すことです。
これを一日中、心がけてください。
暴飲暴食で内蔵中の細胞が疲弊しているので、
これらを元気にしていくために酸素が必要です。
だから新鮮な空気をたくさん吸い込みましょう。
意識して深呼吸をする。
できることなら自然がたくさんあって、
酸素濃度が濃いところで深呼吸をするのがオススメです。
都会に住んでいて近くに緑がない場合でも、深呼吸を心がけましょう。
あと、肝臓と胃を温めてください。
どうやって温めるのかというと、
1番いいのはレンジでチンして繰り返し使えるようなものです。
ドラッグストアなんかにも売っていますよね。
そういうものを温めて肝臓がある部分を覆います。
肝臓を温めたり胃の部分に乗せたりするだけで効くんです。
というのも、温めると血流がよくなって、
血流が良くなると神聖な血液がさらに集まるので
温めている部分が細胞活性化していきやすくなります。
たくさん飲んで食べて肝臓が疲れていますから、
そこを温めてあげることが大事。
中医学的に言うと、肝臓と目は非常にリンクをしているので、
目を温めてあげることが肝臓を活性化していくことにもなります。
逆を言うと、二日酔いのときというのは目が疲れているんです。
先日、ドライアイ対策で目を温める話をしましたが、
フェイスタオルを濡らして、そしてそれを袋に包んで電子レンジで温める。
そういった手作りのホットマスクも非常に有効なので、
目を温めてみるのもオススメです。
ネットや巷で言われている二日酔い対策は、
ウコンを飲むとかシジミを食べるとか、
むやみに体内に取り込むものばかりですよね。
だけど今回お話した通り内臓が疲弊しているので、
あれこれ追加すると内臓への負担となるので
逆効果になってしまう場合もあると思います。
ウコンやシジミ汁などは
お酒を飲む前に予防として飲んでおくのがいいですね。
あと、頭痛薬を飲むことも推奨されていたりしますが、
それも酸素をたくさん吸って血流を良くして、
オシッコでいらないものをどんどん出していけば、
頭痛薬に頼らずとも改善しやすくなるので、
薬に頼りすぎるよりも自分の身体を信じて、
自分の身体で毒素を無くすことに尽力した方が健康的になって、
二日酔いをしづらい体質を作っていけるのだと思います。
そして最後にもう1つ、オススメの対策法をお話します。
これは二日酔いのときに限らず、
暴飲暴食が続いて胃が荒れてしまっているときに
飲んでもらいたいものです。
それがリンゴ酢蜂蜜レモンドリンク。
今言った通り、リンゴ酢の中に蜂蜜を少し入れて、
レモン2分の1個を絞り入れて、
そこにお湯や炭酸水、普通の水などで割って飲みます。
荒れ狂った胃腸を整える効果もありますし、
揚げ物などの身体を酸化させる食べ物が飲み会では多く登場するので、
そういった身体を悪い方へと傾ける食べ物が続いたときにも
このドリンクは有効です。
私は、身体がどんよりしているときや、
白砂糖系のお菓子やスナック菓子を食べてしまったときに、
このドリンクですっきりさせています。
このドリンクは身体にいいものばかりなので、
時々なんて言わず、毎日飲んでいただいても大丈夫です。
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(2022年10月15日配信分)
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!