身体を固めないための、言い換えのコツ
昨日に続いて身体のことをお話していきます。
ここからは応用できる内容だと思いますので、
また引き続きお付き合いください。
先日、ある方の施術をしました。
その方は長年、定期的に整体に通っていらっしゃるうえに、
ストレッチやダンスをして、
セルフケアと運動をコツコツやっている真面目な方です。
だけど私が触れさせていただくと全身ガチガチで、
皮膚の表面がバリバリしている感じなのです。
そこで私がその方に
「あなたの日常は、やらなきゃいけないことだらけなんじゃないですか?」
と聞くと、そうです、とおっしゃいました。
やりたいと言う気持ちが起点だと身体は硬くはなりません。
でも、真面目で責任感が強い方のように、
やらなきゃいけないことが多ければ多いほど、
身体に現象が現れます。
そこで、
「同じ“やる”なら、それをやりたいことのように
言い換えてみてはどうでしょうか。」
とご提案をしてみました。
例えば、ご主人の出勤に合わせて
自分も朝早く起きなきゃいけないとき。
これがなければ長く寝ていられるのに、と思うのではなく、
夫の出勤が朝早いから自分も早起きの習慣が持てる、
というような言い方にしてみるとか。
あとは、自分の孫がまだ小さいのに子供たちは仕事とか忙しい。
だから時々、孫の面倒を見なきゃいけないという場合。
それも、月に1回お世話と称して孫に会える。
そして、会える距離の中に自分の孫が1人でもいてくれてよかった。
そういった内容に変えてみるのも手ですよ。
脳みそは結構騙せるのです。
潜在意識・無意識の領域というのは、
自分が発した言葉が嘘なのか建前なのか、
はたまた本音なのかをあまり聞き分けられないのです。
だから、この潜在意識・無意識の領域から
自分がこう放った言葉で、いくらでも脳を騙せます。
つまり、やらなきゃいけないと言っているうちは、
身体に制限をして無理をさせて
叩き起こしてやるモードなのだと脳が認識して、
身体にそのまま現象化していくのですが、
やりたいという内容に変えるだけで、脳が
「この作業はあなたにとってやりたいことなんだ」
と、ちゃんと受け止めるのです。
そして本腰が入って、セロトニンが分別されて、
身体が歪まず循環も保てて、
身体に悪い形で現象化するということが少なくなっていきます。
というわけで、あなたの日々の行動の動機は何ですか。
皆さんの1つひとつの些細な動作やタスクを
よく思い返してみてください。
そんな話を全身がガチガチだったお客様にもしたところ、
何て言ったと思いますか?
「ポジティブに生きなきゃいけないということね。」ですよ!
私の話聞いていましたか!?と突っ込みましたけれど、
言ったそばからやらなきゃいけないと受け止めているじゃないかと。
こういう人は多いですよね。
ネガティブが駄目だからポジティブにしなきゃいけないとか、
全てが〇〇しなきゃいけない、〇〇でなければならないとか。
日本人には特に多いかもしれませんね。
でも、あなたの身体を健康に美しくするためにも、
今日の話をぜひ参考にして、
あなたの現実や身体を作っていく言動を見つめてみてください。
というわけで、今回はこの辺で。朝井れいかでした。
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(2022年7月25日配信分)
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!