フィリピンルールに滅多撃ちされ、辛い!
ビール箱買いしたときの店員の行動に大衝撃!!
今回はVoicyさんのハッシュタグテーマ『ローカルルール』についてお話をしたいと思います。
いま私はフィリピンのセブ島に来ておりますが、こちらのルールが凄まじいので皆さんにお話します。
国が変われば文化も違いますから、違いがあって当たり前なのですが、セブ島には過去に2回、2週間きたことがありますし、今回もそのときと同じ地域に滞在していますから、初めての国に行くよりは免疫があると思っていました。
だけど、過去2回は旅行気分。
今回は約2ヶ月間滞在する予定で、いま1ヶ月経ったところなのですが、移住目線でも見ているので、旅行と移住では視点が異なりますよね。
まず何が違うかというと、旅行だと大体はホテルに滞在しますよね。
でも、長期滞在となると、ずっとホテルにいる人はおそらく少ないんじゃないかな。
コンドミニアムとかエアビーとかも主流になってきているので、家具付きのアパートやマンションを期間限定で借りるというケースが多いと思うんですよ。
ホテルとそれらがどう違うかというと、ホテルでは調理や洗濯などの生活めいたことはしないですよね。
部屋に生活に関するものがない前提なので、洗濯をしないでいいように洋服を持っていったり、ランドリーに出したりします。
あと、食事はオール外食が普通じゃないですか。
でも、コンドミニアムやエアビーを借りての長期滞在となってくると、生活の基盤をある程度は築かなきゃいけません。
かといって、数ヶ月のために家中のものを一切合切送ることもしないので、現地調達することになります。
そんなこんなで日本を出て1ヶ月ですが、こんなに離れたのは初めてですし、旅行以外できたのも初めてです。
そうしたら、日々こちらのローカルルールに苛まれています。
ここにいる1ヶ月間でいろいろなことがあったので、かいつまんでご紹介していきたいなと思っています。
まず何があったかというと、私はこれから1週間、とあるヴィレッジにお試し入居するんですね。
セブ関係で知り合いになった方々が、親子留学とか親子移住をサポートしていて、そこのヴィレッジにお邪魔させてもらうことになったんです。
だから、手土産を持っていこうと思いスーパーに行きました。
少し前にご挨拶に行ったときは大雨が降ってタクシーが捕まらなくて、そこのヴィレッジに8時間滞在したのですが、ご飯を振舞ってくれました。
そのときに、みんなビールを飲んでいらっしゃったんですよ。
だからビールを1箱持っていこうと思ってスーパーに行きました。
バラ売りしかなかったので店員さんに箱で出してもらい、私はその箱を抱きかかえてレジに行ったのですが、レジでいきなりその箱を開けられたんですよ。
何で開けるのかと聞いたら、え?みたいな顔をしながら1缶取り出して、レジでスキャンしたんですよ。
いやいや、何で私が箱で買ったと思っているんだと。
私は他に一切買い物をしていなくて、その1箱だけ抱えて去っていくわけですよ。
開けられたらこぼれるじゃん。
しかも1缶出したらずれるじゃないですか。
そのずれた状態に取り出した1缶を入れて、開けた部分を折りたたむようにしたのですが元の形にはならないですよ。
レジのサブ担当みたいな人が、紐で結んで持ち運びやすいようにしてくれましたが、人のお宅に訪問するお土産ですよ。
開封されていたら嫌じゃないですか。
新品同様で持っていきたいじゃないですか。
開けられて形がいびつになったら持ち運びづらいし、渡したときに不細工じゃないですか。
これは日本の感覚だと、新品の箱を開けて1缶取り出してレジでスキャンするんじゃなくて、レジの中にあるビールの項目を押したり、箱のバーコードをスキャンしたりしますよね。
フィリピンのレジにはそんな機能がないのかもしれないとも思いましたが、それなら売り場から1缶持ってきてスキャンしたらいいじゃん。
なんで私が新品の箱を買おうとしているのか、それをくみ取ってくれたらいいのに。
この気持ちわかっていただけますよね?
でもこっちの人はわからないんですよ。
逆に、私が怒っているのを見て、なんで怒っているんだ?みたいな感じなんですよ。
100歩譲って、開けた箱を元に戻してちゃんと閉めて、平らな状態にしてガムテープをしてくれてもいいじゃないですか。
でもそんなことはしてくれません。
仕方なく私はそれをこぼれないように抱きかかえて帰りました。
この1件だけだったらここまでイライラしていませんが、この1ヶ月、こっちのローカルルールに結構振り回されているし、慣れない土地で慣れない生活を始めているので気持ちが昂ります。
あと、何日も息子と24時間ずっと一緒ですから、いろいろなことが積み重なって心のキャパがとても小さくなっています。
だから、必要以上にイラッとしてしまってはいるのですが、冷静に考えてもこれはないですよね。
泊まっているコンドミニアムから徒歩5分くらいのスーパーなのですが、コンドミニアムの下に、コンビニよりも大きいけどスーパーマーケットほどではないお店があるんですよ。
そこにビールがあるのを知っていたので、動画を観ている息子を留守番させて、そこで買おうと思っていました。
いきなり早くクローズする店やセブの学校
いつもは10時を過ぎても開いているんですよ。
買い物に出かけたのが8時だったので当たり前にやっていると思って入ったら、クローズと言われてしまったんです。
こっちは普通のお店でも、お客さんがいないとか気分とかで突然クローズするんですよ。
だから、歩いて5分かかる大きめのショッピングモールまで行く羽目になったんですよ。
こういうのも、通常やっている営業時間より早められると困りませんか?
逆だったらいいんだけど。
こういう点も日本とは全く違いますよね。
日本も、個人商店とかであれば多々あるのでしょうが、街中のよく人が訪れる路面店ではないですよね。
そこからの、先ほどのビールの話があったので、さらにイライラが重なっている。
しかも息子を1人部屋に置いてきている。
4歳なので、お留守番とかをさせたことはないんですよ。
しかも海外じゃないですか。
ちゃんとガードマンがいるコンドミニアムとはいえども、息子がソワソワして泣き出すかもしれないですよね。
そんな心配を抱えながらというのもあって、さらに自分の心のキャパが小さくなっていました。
ビールを抱えて帰りながら、どうすればよかったのかと考えました。
まず、土地が違えば法律も違うので、私がこちらのローカルルールを知らなかったことはいけませんよね。
こちらでは、商品単体をレジでスキャンしないと値段が読み込めないということを知りました。
というわけで、今後箱買いをする場合は、単品を一緒にレジに持っていきそれを読み込んでもらう必要があります。
あと、土日の夜は店が早めにクローズする恐れがあるということを知ったので、それを汲んだうえでお店に行く。
今日は土曜日なので、そういう気分だったのかもしれないなと。
でも、お店の閉店時間が早まるのはまだいい方で、明日から行くヴィレッジに事前にご挨拶に行ったと話したじゃないですか。
そこを運営しているご家族の長男が小学生で、ちょうど今フィリピンは学期末なのですが、息子さんが持って帰ってきた書類に、「今日で終わり!よくやったね!」みたいなカードが入っていたんです。
奥さんもキョトンとしていらっしゃるんですよ。
それが5月の中旬だったので、予定から1週間も短縮されていたんです。
すごく困りませんか?
日本の感覚だと、しっかりスケジュールが出ていて、何月何日が終業式だとわかるじゃないですか。
でも、その辺が漠然としていて突如終わりがくるという。
だから、そういう点をとっても日本のきっちりしているところはありがたいなと、身にしみました。
あと、おつり関係もだいぶアバウトです。
この前スムージーを買ったんですよ。
75ペソで100ペソを出しました。
5ペソを持っていない?と言われたのですが3ペソしかなくて、それを伝えたら先に20ペソおつりが来て。
レジに5ペソがなくて後から持ってくるから待っていて、みたいな意味だろうと思ったんですよ。
だけど、ジュースをもらったらそのまま終わったんですよ。
5ペソは?みたいな感じで言ったら、自分の財布から出してくれたのですが、言わなかったらそのままだったということですよね。
むしろ、チップとしてくれよみたいな感じなのかもしれません。
もちろんチップをあげてもいいのですが、アメリカみたいに絶対にあげなきゃいけないわけではなくて、本当に良いサービスを受けたときとか、普通以上のサービスを受けたときにあげます。
何でもかんでもあげるわけではありません。
しかも、私は本来フレッシュジュースが欲しかったのですが、ジュース自体がないと言われたんですよ。
すごくメジャーなチェーン店なんですよ。
だけど、ないということなのでシェイクにしたわけです。
だからチップとかは考えていなかったですね。
他にも、セブ島についてからすぐに洗礼を受けた大事件がありました。
セブに来たら人がみんな行く人気のショッピングモールに、わざわざタクシーで行ったらトイザらスがありまして、1個だけ買ってあげるよと息子に伝えたら大喜び。
ものすごく時間をかけてワクワクしながら選んでいました。
息子は恐竜が好きなので、ブロックを組み立てたら恐竜や車、他の形にもなるものを買いました。
トイザらスは日本で売られているものもあったし、もちろん全部新品でした。
買ったその日は遅い時間にお部屋についたので、トイザらスのおもちゃは翌朝オープンしました。
そしたらなんと、中身が中古だったんですよ。
セブのトイザらスで買ったおもちゃがスーパー中古品だった話
パーツはすごく小さいので、部分的に小袋になっていて、パーツが混ざり合わないように配慮されていると思うんですよ。
でも、どの袋も全て開いていて、ブロックが外箱に打ち込まれていたんですよ。
取り扱い説明書もボロボロだし、なんなら組み立てられているブロックもあって、誰かが既に使っているじゃないかと。
これが、天下のトイザらスの商品棚に普通に置かれて、新品の顔をして売られているなんてありえないですよね。
金額にしたら3000円ぐらいかな。
だけど、泣き寝入りする必要はないじゃないですか。
だから、英会話学校が終わったあとにそれを持って行って、そうしたら店中の店員が私を取り囲み、「お前がやったんだろ」みたいに言われました。
でも、いくら言っても信じてもらえなくて。
昨日の閉店間際の8時半に買ったよ、開封したのは今日の朝だよ、この一点張りを貫きました。
結構時間がかかりましたよ。
マネージャーみたいな人も出てきて。
もちろんお店側は私を信じていないんですよ。
それで渋々、同じ金額で差し替えるのはどうだと言われて息子に選ばせたのですが、ドンピシャで同じ金額のおもちゃはないわけですよ。
息子が次に選んだのが、カーズのブロックのおもちゃで、値段が倍ぐらいしたかな。
ヘトヘトだったので差額を払って買うことになりました。
そうしたらお店の人が、この交換は1回だけだよとか言ってくるんですよ。
その場で店員さんと新品かどうかを確認して終わりましたが、最後まで私が悪者でした。
でも、中古で返されたときに受け取った人がいるってことでしょう。
ちゃんと中身を確認して欲しいですよね。
そういうわけで今回学んだのは、大きなショッピングモールといえども、そして有名メーカーといえども、箱に入っている中身はどうなっているかわからないから、その箱が完全に未開封かどうか隅々まで見る必要がある、ということです。
これも、ところ変われば法律も違うので、今後は気をつけたいと思います。
もう少しお付き合いいただけたら嬉しいのですが、今まではセブ島の方々や店のサービスに対して、日本人の感覚でビックリしたエピソードを話したじゃないですか。
ここからは、こちらに既に住んでいる日本人の方々と私のマイルールの違い、同じ日本人でも違うことをお話して終わりにしたいと思います。
私のこだわり、こちらでは非常識!?
私はこう見えて健康・美容の専門家じゃないですか。
身体のプロフェッショナルです。
人の身体をよくすることを心がけておりますから、自分や息子に対しても心がけますよね。
やっぱり人間は食べたもので出来上がるので、食べ物は大事じゃないですか。
旅行とかであれば1週間、長くても10日とか2週間ぐらいじゃないですか。
それぐらいなら、羽目外して現地のジャンクフードやお酒を楽しんでもいいと思うんですよ。
でも、海外に長く滞在するときにずっとそれをやっていたら、身体がおかしくなっていくじゃないですか。
今回は息子を連れての初めての海外なので、自分はどうなったとしても、息子にはちゃんとしといてあげなきゃなと思うわけですよ。
コンドミニアム滞在なので、外食はあまりせず、滞在しているマンションでフレッシュなものを食べられるように、どうにか早く環境を作りたいと思っているわけです。
過去2回セブ島に来たご縁もあり、セブ島には日本人の知り合いが多いんですよ。
既に長く住んでいる方もいれば、日本とセブを行ったり来たりされている方もいます。
女性も男性も。
年齢は30〜50代とかかな。
子育て経験者のママさんもいます。
そんなセブに精通している皆さんに、オーガニック食材や生鮮食品が手に入るスーパーはどこにあるのかと聞いていますが、皆さん知らないんですよね。
というか、料理を全然せず、全部外食なんだそうです。
スーパーマーケットの野菜や果物、肉、魚が普通のクオリティだったらいいですよ。
でも、何ヶ所か行きましたが、絶対に買いたくないものが多い。
うちの息子はトマトが好きなんですよ。
でも、プチトマトにカビが生えて売られているところが何ヶ所もあって、怖かったです。
さすがに南国ですから、美味しそうなフルーツが並んでいますが、野菜がしょぼくれているんですよね。
私は生野菜を食べたいので、生でも食べたいと思えるクオリティの野菜にどうしてもたどり着けない。
ネットも駆使して検索しているのですが、見つけたと思っても閉店していることも多々ありました。
セブもコロナでお店状況が変わったみたいですからね。
だから、ネット検索のときも日付を確認しないといけないなと思いました。
そんな中、日本食材のスーパーマーケットがあって、こっちの日本人はそこで日本関係のものを調達していると聞いたので行ってみたんですよ。
セブは日本人移住者が増えているそうなので、結構な規模感を想像していったら、コンビニぐらいのサイズでした。
正直、日本の100均で売られているレベルの食材。
よく見る、常温でも大丈夫なふりかけとかジャムとか、調味料とか、乾物系とかです。
日本にいても私はそういうのを買わなかったのですが、ところ変われば自分がスーパーマイノリティですよね。
日本にいたら、私の食へのこだわりは中の中ぐらい、もしかしたら上の下ぐらい。
というのも、私の周りには食のプロフェッショナルが多くて、皆さんもっと詳しいしこだわっています。
オーガニックとか有機野菜は当たり前で、調味料全般何でも自分で作るとか。
そんな方々の話を聞いていると、私は何も知らないなと感じるんですよ。
だから、自分は外国に行ってもすぐに適応できる方かなと思っていました。
どこの国でもある程度の無農薬野菜とか、農家直送の野菜とかあるんだろうなと想像していたので、セブに来て打ち砕かれましたね。
そんなことを尋ねていると、皆さんの心の声が何となく聞こえるような気がします。
「そういうのを気にする人は多分セブにいないよ」とか、「そういうのを気にするようだったら、ここでやっていくのは大変かもね」みたいな。
皆さん優しいので、そんなことを言ってはこないですよ。
私の被害妄想かもしれません。
オーガニックのシリアルとか、ピスタチオミルクとか、常温で置いておいても大丈夫な食品のオーガニックストアを見つけました。
でも、それらは日本で大量に買い込んで持ち込むことができるじゃないですか。
だけど生鮮食品は現地調達したいですよね。
あと、韓国人と中国人の移住が多いみたいです。
韓国人は特に教育熱心で、どんどん移住してきているみたいなんですよ。
それに続き、最近日本人も増えているんですね。
そうなると、教育熱心な親たちは、子供の食育に関しても意識が高いんじゃないかなと思うんですよ。
私が今回求めているような、無農薬とかオーガニックの生鮮食品はビジネスチャンスでもあるんじゃないでしょうか。
というわけで、セブ島に来て1ヶ月、私が体験したお話でした。
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!