お腹の子が「さかご」だって
おととい28週目の健診でした。
以前よりかなり顔・体が出来上がっており、
体重は1115g、身長は推定30cmくらいとのこと。
仮にもう今すぐ出てきたとしても、
人間として生きていけるそうです(保育器には入りますが)。
23週前の早産だと「死産」とされてしまうのですが、24週を超えると医療機関は胎児を「生かす」処置をせねばならないというのが法律。しかし27週以前だと体の機能が不完全で(臓器が未完成だったり、目は網膜などまだ出来ていなかったり)体重もまだ1000g未満のことが多く、中には500g程度の手のひらサイズで産まれる子もしばしば。
そうすると、幼児期は筋肉の発達が多少遅かったり(走る筋肉の成長とか)体が弱かったりで苦労する面があったりするものの、年齢が進むにつれ平均と変わらない程度に追いつくことが多いそうです。今の医療ってすごいなー。
そんな場合からすると胎児の1000g超えというのはひとつの目安らしく。なんだかんだあっという間にここまでお腹の中で育ってくれてて、これでもすでに親孝行な子だーとしみじみ。
今まではエコー見て顔なんだかどこなんだか素人目には分からなかったけど、今回はもうしっかり顔は顔!してました。すっかり人間だー♪
先生に
「私は怒りっぽい性格なんですけど、怒り出す手前のプチ苛立ちに入り始めた段階ですでに先にお腹の子の方が大暴れするから不思議だなーと思って」
と話すと、
「それは興奮すると体内で放出されるアドレナリンが刺激するからですよ。お母さんが興奮するとお腹の子も一緒に興奮します」
だって!
改めて、妊娠関係なくそもそも心身って即、連動してるんだなーと実感。
心身一体だし、
母子一体。
穏やかは良いけど、逆は子どもに申し訳ないなーと更に更に実感。
(というか、猛省)
意識下ではまださほど怒っていないつもりでも、
先にお腹の子が雷様みたいにドンドコドンドコ大暴れ仕出すんですよ。それが本当に不思議で。前回の日記に大喧嘩したエピソード載せましたが、ここ最近特に彼とひどい喧嘩祭りだったため、お腹の子は常に大暴れでした。
「体の機能も問題ないし、大きさも平均。いたって順調ですねー」
と先生。しかし、
「さかごですねー」
お?
さかご?
あと、前回の採血結果によると、すべての数値は理想的だが若干の貧血気味とのこと。今までどこへ行っても誰にしても、健康かつ順調っぷりを褒められて来たけど28週、ここへ来て、まさかの初ご指摘入りましたー。
鉄剤を処方されるレベルではないけど、
先生「鉄のサプリメントとか飲んでます?」
私「葉酸なら」
先生「葉酸だけじゃなくて、鉄も取れるサプリメント飲んでください」
妊娠後期に近づけは近づくほど、妊婦は貧血になりやすいのは常識。
漏れなく私もそれに片足入ってたかー。
まだ程度は低いんで大丈夫ですが、このまま貧血が進むと体はひどく浮腫んだり、めまいがしたり。さっそくお気に入りの鉄が取れるサプリをネットで注文しました。これ、仲良し先輩ママさんご推奨で、妊娠初期に試しに飲んでたんですよ。「まだサプリじゃなくても全然大丈夫だわー」とすぐやめちゃってたんだけど。変なもの入っていなくてオススメです。
それと先生から「診察後、さかご体操を教えるから次回まで毎日やってみて」と言われたので、てっきり体動かす系かと思い、靴紐をほどいて待機(この日、超めんどうな靴紐の靴だったから)していたものの、
プリントを渡されて言葉での説明だけだった(笑)
ヨガの猫のポーズみたいな感じ(ヨガやってないので厳密にはわかんないけどw)。
なんだ、こんなもんか。こんなんで治るのか??
しかし、この時期の胎児はよく動くのでまだ大して問題じゃないらしい。私もそんな気がする。ぜんぜんいいやーって。
というのは、
前回の記事に書いたように、この子が未熟な私たち夫婦を見かねての出来事なんじゃないかなーって。
「おいおい、おふたりさんよ、程度の低いことでいがみ合ってんじゃないよ。もうすぐ僕出て行くんだからさ、いい加減にしておくれ」
とか
「こうやって第三者的に言われたり、目に見えて何か指摘されないことには君たちわかんないでしょー。だから僕、いったん逆子になって気付かせてあげるよ!」
とか。これはもちろんただの私の想像ですが、
なんだか子どもの方がよっぽど精神性が高い予感が以前からしている私です。
そして、以前書いたお腹まわりのセルフケアの記事のとおり、私の腹部はまだまだかなり余裕がある。なので、子どもが子宮内で窮屈だとか、そういう感覚はなく。
逆子になる原因として、骨盤が狭いからとか、母体が小柄すぎるからとか、胎盤の位置がとか、子宮の形がとか、様々な憶測はあるものの本当の原因はまだ全然わかっていない現代。
そして、もしこのまま出産直前まで逆子のままだったら帝王切開になりますが、それはそれかなーと。子どもが逆子でいたい何か理由があるのかなーなんて思ったり。
もちろん、せっかく「完全無痛」のスペシャリストな病院をわざわざ選んだのでそこが一番得意とする方法で産みたいですが(帝王切開とあらかじめわかっていたら、それが一番得意とする病院にしたい。だってさー、切腹だよ、切腹!筋肉や筋膜、臓器を切ることに超慣れてるドクターがいいじゃん・・・)、
出産までやることやっても逆子のままだったら、それはそれで悪あがきはせず、何を後悔するでも卑下するでもなく、そのままを受け入れようと思います。
余談ですが先生に
「もし帝王切開になったら、手術中自分で自分のお腹の中見てたいんですけど。お腹の前にするカーテンみたいなやつをしないで欲しいのと、彼はビデオ撮影で立ちあえますかね?」
ってお願いしたら、目を丸くしてドン引きされました(笑)いやそれは、整体師として解剖学的に勉強になるまたとないチャンスっていう・・・。 (以前、本物のご献体での解剖経験してるのでおそらくリアルを見ても私、大丈夫)
世間には、「自然分娩こそが素晴らしい!」
みたいな考えが根強くある感が否めないですが、私は、どんな産み方だろうが新しい命をこの世に誕生させることに何の相違もないって思うんです。
なので、ぜんぜん気楽に構えて残りの妊娠生活を過ごそう。予定日もただの目安なだけで、いつの出産になるかだってお腹の子のみぞ知ること。
ひとつ前の記事を読んだ人は私の妊娠について心配させたかもしれませんが、あれはあれ。このnoteはそういう紆余曲折や心身のアップダウン、産前産後における私の心の成長や変化も観察してもらいたい表現の場として綴っています。だからいい子ぶらないありのままを。
さて、この日の健診は彼と一緒に行ったので、
帰り道二人で「最近のうちら酷かったから、赤ちゃんが訴えてんだねー」と反省し合いました(笑)
我が子よ、ごめんねー。
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!