マラソン大会体験記【パニック!初の日帰り遠征、だてマラソン&春のさわやかマラソン】
寒かった北海道も、4月頃には雪が解けて、外で走れるようになりました。申し込んでいただてハーフマラソン大会に間に合うか、雪解けがとても心配だったのですが、暖かい日が続き、うまいこと雪解け。四回ほど外で練習することができました。
2023年春頃から走り始め、10月の札幌マラソン、フードバレーとかちマラソンでマラソン大会デビューした私は、冬の間、つどーむを中心に、コツコツと走り続けてきました。12月に、調子のよいときは5キロを50分近くですが走れるようになりました。その後、転職活動に追われ、2024年2月にはインフルエンザにかかってしまい、1カ月以上、走るどころではない生活になり、ブランク明けから、また5キロ走れる(こともある)程度に体調を戻すのは本当に大変でした。もう一度コツコツ走って、ようやく4月には、3キロはいける、5キロは調子のいい時ならいける、という具合に回復。でも大会となるとどうか?不安は尽きませんでした。
だてマラソンは、3キロで申し込んでいたので、「走りきれるか」はそんなに心配してませんでした。それ以上に心配で未経験だったのは「日帰り遠征できるか」。
だてマラソンの行われる北海道伊達市まで、札幌からバスで2時間半近く揺られないとならないのです。往復となると5時間。30分走るために、5時間移動する人間、人種がいるのです。びっくりですよね。自分でもびっくりでした。
5時起きして、簡単な朝食を食べ、6時半に家を出て、7時には札幌駅に着き、バスに乗り込みました。
2時間半の長旅、懸念していた通り、やはり行きも帰りも酔ってしまいました。気持ち悪い時間帯が……。トイレ休憩があり、事なきを得たのですが、ちょっと危なかった。今度参加するときはバスじゃなくてJRがいいかも……とはいえ、往復5000円あまりと安価で、これはこれで快適なのでした。JRと違って読書はできないですが、車内でスマホの充電ができたり、ウトウトできたりと、いいこともいろいろありました。
そうこうしているうちに伊達市道の駅に到着!!!
札幌はかなり寒い日でしたが、伊達市はあたたかくて、よく晴れていました。とはいえさすがにまだ4月中旬、走るにはよさそうだけど、過ごしているとちょっと寒かったです。
過去に一度、ウポポイを当時の彼氏と観に来たくらいで、胆振に来たのはこれがほぼ初めて。伊達市は当然初めてです。
バスを降りて、着替えをし、開会宣言が始まるまで軽い読書をしました。一冊入れておいて本当によかった。
ハーフマラソンのスタートを見送って、私も自分の準備をしにいったん戻り、ようやく3キロのスタート。
3キロは主に子どもとお年寄りが大半でした(プログラムを見ると、私くらいの年齢の女性も多少は走っていましたが)。子どもやお年寄りによく抜かれる、抜かれる……(苦笑)。コースの起伏がきつく、すぐに苦しくなってしまいました。近所や中島公園で練習しているのと本番の大会でも、やはりいろいろ違ったのだと思います。もうこれは吐くんじゃないか、無理なんじゃないか、リタイアした方がいいんじゃないか、となんだか苦しいままに、物凄い険しい形相で最初から最後まで走ってました。沿道でそんな見知らぬノロノロランナーを応援してくださる方々もいました。ありがたかったです。
そしてやっとのことで完走!!!
頑張った!!!!!
だてマラソン前に、最後に出た大会はとかちマラソン2.5キロで、30分ほどかけて完走しました。わずかながら、公式大会で完走できた距離と時間が更新できました。
食べて、片付けをしたら、帰りのバスが来るまで、簡単な伊達市観光をしました。とはいっても短時間しかなく、道の駅を出ない範囲でした。
最近は、ランニングの後、近所の松屋で食べることにハマっていて、この日も帰りのバス2時間、往復4時間半揺られてから、松屋で〆。
初めて訪れて、道の駅とコースしか知らないにも等しい胆振、伊達市でしたが、もっと知りたくなりました。ラン遠征の楽しみをほんの少しだけ垣間見れた体験でした。
翌週は札幌市の豊平川河川敷にて、春のさわやかマラソン大会というちょっとしたローカルのマラソン大会に参加してきました。
ローカルといっても700人近くがエントリーで、結構大規模だったような。河川敷がランナーさんでいっぱいでした。
だてマラソンと違って遠征じゃないので時間に余裕があり、自身初の、コンタクトレンズをつけてのマラソン大会参加です。
荷物預かりのない大会に参加するのは初めて(それっぽい敷物スペースはあったみたいですが、既にいっぱいでした)で、新品のリュックを河原に直置きする羽目に(涙)。次はレジャーシート必須です。更衣スペースはテントがありましたが、今回はウェアを着て直接来ました。
涼しい日で、走る前後は寒いくらいでした。風が強くて、往路は心が折れそうになるくらい苦しくて……だてマラソンとはまた違った苦しさがありました。どうも胃腸症状が出やすいみたいで、走り出して始めのうちに胃の不快感や吐き気が出ることがちょくちょくあるのはなんでだろう?
折り返し地点まで来たときの達成感と言ったらなかったです。
復路は風を受けて走って、爽快感半端なくて。大会の本番で「ととのった」と感じながら走るのは初めてでした。
ノロノロペースですが、大会で初めて、5キロ完走することができました!!!
着替えて、ハーフマラソンの表彰式まで観て、河川敷をあとにしました。
私がゴールしようというとき、ハーフマラソンの方に抜かれて、それが職場の人だったので「ガンバレ!」と声をかけました。ゴールしようという人にその声掛けでよかったのかどうかはわかりませんが。すでに何度か抜かれていて「こういうとき、どうやって声をかけたらいいんだろう?」と逡巡したあげく、自分もいっぱいいっぱいなのでそんな声をかけました。。
そうしたらなんとそれが優勝の瞬間でした。おめでとうございます!
あたたかい場面もいくつか目にしました。(写真はないですが)
ランナー同士が、コース上ですれ違いざま「ガンバレ!」「ナイスラン!」と声を掛け合って走っている様子をたくさん見ました。
ゴール手前に、学生さんがエイドでドリンクをくれました。大会で(自分はいつも短距離なのでエイドをもらう経験がなかった)
なんかいいなぁって思いました。
みんな楽しそうでした。
私は相変わらずぼっちで、その日も河川敷をあとにして、ススキノの松屋でぼっち飯を食べました。
(画像等について、一部編集・削除しています。
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