【フィギュアスケート観戦レポート】札幌市民大会
2月8日、生まれて初めて、フィギュアスケートの大会、それもローカル大会に行ってきました。
札幌市で滑っているスケーターだけが出られる大会、札幌市民大会@美香保体育館。
観戦は入場無料(これがはっきり書いてなかったので、私は直前まで「行っても大丈夫なのか・・・?!」と迷っていました。早く問い合わせればよかったけれど、掲示物等にも明記してほしいです)。
美香保体育館は、家の最寄りの駅から徒歩15分、バスでふた駅と近場。こんな近くでフィギュアスケートの大会を観られるなんて・・・会場に着くだけでひとつの小さなゴールでした。
なぜ、そんなローカル大会に行ったのか、そもそもなんでそんな小さな大会のことを知っていたのか?というと・・・
もうすぐ引退して社会人として華麗に羽ばたく、鈴木潤選手を最初で最後に観ておきたいと思ったからです。彼の詳細についてここで詳しく述べるのは避けますが、ざっくりいうと、北海道大学の大学院に所属して、フィギュア不毛の地といってもよい北海道・札幌でずっと滑り続けていた実力派選手です。
彼のTwitterで大会のことを知り、調べてみて「行けそう!」とわかり、「絶対行く」と決めました。
最低限、潤選手だけ観れば良かったので、夕方近くに2時間程度だけ行ってみたのですが・・・(前後の予定の関係と、何より、寒かった)これが、おもしろい!!!
選手たちが、すごいスピードで、リンクの端から端まで駆け抜けていく…
みんな背が高く見えて。まるでテレビで観てるように、ジャンプの種類がはっきり見分けられて。ステップでは、エッジの向きまで見えて。
潤選手以外誰もその名前を知らない選手ばかりだったのですが、そんなこと関係ない。むしろここからいい選手がどんどん巣立っていってほしい!と推すことができる!
なんというか、フィギュアスケートってテレビの向こうの世界のもの、有名な選手のものと漠然と思っていたフシがあったのですが、札幌にもフィギュアスケートって結構根付いていることを初めて知りました。有名なコーチがいたり、メダリストを輩出したりは、確かにしていないかもしれないけれど。
ローカル大会の魅力にハマりそうです。テレビで有名な選手たちを小さなテレビで一所懸命応援しているのとはまた違ったおもしろさがあります。自分の身近で頑張っている選手の演技を近くで安価で観られて応援できる。音楽でもメジャーどころだけでなくインディーズ、マニアックものが好きな自分には合っていそうです。
さて、トリを飾ったのが、潤選手。
ショートプログラム「月の光」。
メッチャメッチャかっこよかったです…他と演技も世界観も一回りも二回りも違ってた…
6分間練習の最初に北海道大学の上着を着て滑っている姿は、身体が大きく見えて、どきりとしました。その後に上着を脱いで青のラメの効いた衣装になってまたときめきました。
情感豊かで、綺麗だったなぁ、という感想です。自分の好きな系統だなぁとも。本当、もう少し早くにもっと本格的に応援を始めていたらなぁと後悔しきりです。本気でやったら札幌とか、道内とか、比較的追いかけやすい範囲で活動していたのに・・・
今は心安らかに新しい道へと進む姿を見送るのみです。
一生忘れがたい体験ができたと感じました。
渡し損ねた手紙を明日にでも送ろうと思います。プレゼントはまあ自分で食べるさ🍫
渡せずのプレゼント。手紙は明日にでも出します。
これからはテレビで応援できる有名選手だけでなく、地元で奮闘している選手たち(または、有名選手のたまごたち)も精力的に応援していけたらなと思います。
そんな気持ちで今月の終わりの方にはスペシャルオリンピックスを観に行きます。
最後に、会場の月もきれいでした。