夢の宣言 2015 ③
私は生涯かけて叶えていきたい夢を持ってから、
その夢を叶えるために覚悟を決めようと考えました。
覚悟を決めるためには退路を断つ必要がある。
絶対に夢を叶えなければならないような環境を自分で作ることができれば、私は努力を惜しむことなく前に進み続けることができるだろう。
そう考えた私は、大勢の前で私の夢を宣言することを決めました。
中学2年の秋、中学校の教育講演会で
元フットサル日本代表 森岡薫選手が講義をすることが決まりました。
当時はとても有名でサッカーやフットサルを
知らない人でも多くの人が彼の名前を知っていました。
そのため、多くのテレビ局、生徒、学校職員、来賓者、保護者など
田舎の中学校にありえないほど
何百人もの人たちが集まりました。
私は、自分の夢を宣言する願ってもないチャンスが来たと感じました。
そして当日、森岡選手の講義が終わり、質問の時間になりました。
私は1番に手を挙げました。
突然手を挙げた私に対して向けられるTVカメラ、
周りの大人たちや友達の視線、
生意気なやつだと睨まれる先輩からの視線。
その一瞬で緊張が高ぶった。
が、私はこう言いました。
「僕は歴史上最高のサッカープレイヤーになる
という目標があります。
目標達成のためには与えられたチャンスを活かす力が必要だと思います。チャンスを掴むためには何が必要ですか?」
すると森岡選手は笑いながらマイクを握り、
「チャンスは努力をしている人間になら意外と何度もやってくるものです。だからまずは人一倍努力しなさい。
そして、チャンスを逃した時に考え過ぎないことが
次来るチャンスを掴むための鍵です。」
正直、緊張していた私は森岡さんの言葉が
頭にあまり入ってきませんでした。
だけどこれだけは言いたいと思い最後に、
「浅井大地という名前を覚えておいてください。
必ず夢を実現させてみせます。」
何百人もの前で夢の宣言をした私は心の中で
大きな達成感とともに何か心の中に芯のようなものが強く強く作られたような気がしました。
「これで俺にもう逃げ道はない。
本気で夢を叶えるために自分と向き合う。
夢は逃げない、逃げるのはいつも自分だ。」
そう心に決め、覚悟することができました。
今日はこの辺で終わります!
今日も読んで頂き、ありがとうございました!