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アイドルと恋愛

同じテーマで連続して記事を書くことは避けたいのですが、話題に乗り遅れないためにも今日はこのお題でいきます。

昨年末あたりから、男女に関わらず有名どころのアイドルが恋愛スクープの餌食になっている場面をよく見ますね。

アイドルと恋愛との関係性については古より議論?主張?され続け、いまだに平行線を辿っている印象です。

しかしながら、近年は多様性の文化やアイドルという概念の拡大傾向により、「別に恋愛してても良くない?」派が増えてきているような気がします。

ということで、僕も持論を文字に起こしてみたいと思います。



1 恋愛していること自体は気にならない

気にならないというか、それ以前に、しないことが現実的ではないという考え方です。

世の中の大多数の若者は自然と恋愛をするわけで、これは遺伝子レベルの問題であり、自分の意志のみでどうこうできる話ではありません。

これを職業や理性を引き合いに出して否定することは不可能だと思います。

さらに言えば、オーディションなりを勝ち抜いたうえに自分自身を磨くことに多くの時間を費やしてきた存在であれば、異性(または恋愛対象者)から見てより魅力的であることは自明であり、それだけ恋愛成就のチャンスは多くなるはずです。

そのような状況においてたった一度の恋愛もせず、人生の全てを仕事に賭けているとすれば、それはそれである種の不気味さすら覚えてしまいます。

(個人として恋愛に向かないと自認し、自然とそうなっている人も一定数いるかと思います。そのような、自身が無理をしていない事例を否定する意図はありません。)

したがって、僕はアイドルも恋愛をするだろうし、していたところで何の問題もないと考えています。
ただし、仕事に支障がない範囲であれば。


2 アイドルという職業の特異性

とはいえ、アイドルの恋愛がスクープされれば多くの場合は叩かれ、ファンが減り、さらには活動停止などに追い込まれる例が多数存在します。

また、影響の大きさも様々ですが、この差は何に起因するものなのでしょうか。

僕は、アイドルという職業の特異性をどの程度武器にしていたのか?によるものだと考えています。

よく、アイドルという職業は疑似恋愛をもって商売していると表現されますが、これこそがアイドルの特異性です。
筆者はこの考え方に断固反対ですが、多数のファンがそう感じている以上は無視できません。)

疑似恋愛を武器にしているほど、恋愛スクープの影響が大きいことは説明するまでもありません。

ただし、僕の意見としては、それはそのアイドルが疑似恋愛しか売ってこなかった結果であり、因果応報である。です。

アイドルである以上その特異性の存在は認めざるを得ませんが、人気になるための手法はその他にもいくらでもあり、どの分野を活かしてファンを獲得するかはそのアイドルの個性です。

その個性を特異性に求めたならば、同時にその責任とリスクを負うのです。


3 恋愛することと、恋愛が表沙汰になることの違い

そのアイドルがどれほど疑似恋愛を武器にしていようと、冒頭で述べたように恋愛すること自体を否定はできません。

であれば、ばれなければ良いのです。
犯罪を犯しているわけでも、その時点で誰かを不幸にしているわけでもないわけで、ファンに知られることさえなければ何の問題もないと考えます。

ここで近年の恋愛スクープの例を振り返ってみると、本当にばれないための尽力はあったのか?と疑問に感じるような例が多い気がします。

路上で堂々たるデート現場を撮られる、SNS上に言い訳のできないような写真が流れるなどなど、危機管理意識の低さ故の流出が目立ちます。

恋愛自体を否定はしませんが、アイドルの特異性を自覚しているのならば、ばれるリスクを適切に管理することはアイドルという職業に求められる職務の範囲だと考えます。

恋愛は理性でどうにもできないものの、恋愛の仕方は理性でどうにでもできるはずです。


4 リスクを回避するには

ここまでの記事をまとめると、疑似恋愛を売りにしない。または、売りにするならばれるな。ということになります。

男性アイドルに関してはトレンドを述べられるほどの知見がないためコメントを控えますが、女性アイドルは近年、疑似恋愛を売りにしない傾向が流行っている印象です。

疑似恋愛を売りにしないためにできる方策は、大別して2種類に分類できると考えます。

4-1 他の個性を尖らせる

歌、ダンス、バラエティ出演など、アイドルの個性は多岐にわたります。

グループとしてどれか(複数でも良い)に特化することで魅力化を図ります。

これにより相対的に疑似恋愛を目的としたファンの割合が減少し、恋愛スクープの影響を小さくすることができます。

具体例としてはハロープロジェクトに所属するグループや、K-POP色の強いグループが当てはまります。

4-2 同性をターゲットにする

アイドルファンの一般的なイメージは、異性であると思います。

ファンが異性である以上、疑似恋愛を求める層が一定以上存在することは避けられません。

しかし、グループのターゲット層を同性に置き換えることで、恋愛による影響は大幅に抑えることができます。

ただし、そのためには同性に刺さりやすいプロモーションを行う必要があり、相対的に異性に対して刺さりにくいグループになるリスクを抱えます。

具体例としては超ときめき♡宣伝部や、FRUITS ZIPPERなどが挙げられます。


これらの特徴に当てはまるグループであれば、同じような恋愛スクープに対して比較的小さな影響にしかならないと考えています。


5 おわりに

以上、最近よく話題になるアイドルと恋愛について語ってみました。

ちなみに、僕はアイドル恋愛肯定派でありつつも、スクープされたアイドルを推すことはほとんどありません。

なぜなら、それ以降そのグループは下降の一途を辿る可能性が極めて高いからです。

現実問題として、疑似恋愛という特異性が存在する以上、恋愛を乗り越えて売れていくことは困難です。

(かつての指原莉乃のように、スクープすらも逆手に取り人気を爆発させた例はあるものの、筆者はこの手法に反対です。)
(かといって指原莉乃の他の手法や実績については肯定的です。)

僕がアイドルを(長期的に)見ていて楽しいと思う最も重要なポイントは、グループの上昇感です。

この上昇感に致命的に影響を与えてしまうことが多いため、「頼むからばれないでくれ!!」という気持ちでいっぱいです。笑

最後に、小さなグループが一気に知名度を得てしまった時、当人たちの危機感と、実際にスクープを狙う側の熱量に差が生じやすく、比較的スクープし易い危険な期間が存在すると考えています。

僕がいま推しているグループはそんな期間に入っているのかな?と、なんとか乗り越えておくれよ!と、願っております。笑


あまり明るい話題ではありませんでしたが、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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