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グループアイドルを分類してみる

以下の記事の続きです。
タイトルにあまりにも惹きがなさすぎたと反省したので、タイトルを変更しました。笑

前編では、僕の思う"アイドル"という存在について説明させていただきました。

中編となる今回は、どのようにしてアイドルを差別化するのかを考えてみます。

ただただかわいいなぁと思いながら眺めていても楽しいのですが、多少の考察を加えながらアイドルを見ることで、10倍楽しいヲタクライフを送れるはずです。笑



4 アイドルを分類してみる

前編でも述べたように、無数に存在するアイドルは様々な軸を用いて分類することができます。

あまりに多様化したアイドルの全てを分類することはできませんが、いくつかの具体例を列挙してみるので、皆様にはどの特徴が楽しみやすいかなぁといった観点で読んでみてください。

4-1 人数

さっそく、(僕的に)かなり重要な要素を紹介します。

ここから、人数が"多い"グループと"少ない"グループの二つに分けてそれぞれの特徴を考えますが、便宜上この境界を10人とします
(これくらいの人数で特徴が変化すると筆者は感じている)

人数の多いグループの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

・ファンの多様な需要に対して刺さりやすい
・メンバーを分散すれば機動性高く仕事を受けられる
・メンバー間の人気差が大きくなりやすい
 (人数が多いほど、ファンは全員の活動を追うことが困難なため)
・タイプが似たメンバー同士において、不可逆的な人気差が出る可能性
 (AさんとBさんが似たタイプの時、2名の中の上下位が確定してしまう)

続いて、少ない場合は以下のような特徴がみられます。

・個々のパフォーマンスレベルの上昇が大きい
 (少人数であるほど、個人が担任する仕事量が多いため)
・(良くも悪くも)メンバー間の人間関係がグループの色に反映されやすい
・アクシデント(体調不良等)や卒業に弱い(替えが効きにくい)

極力主観を除き、論理的に説明できるもののみを挙げてみました。
どの項目においても個人差が当然あるので、例外は存在します。

4-2 加入システム

続いて、加入システムについてです。
前編でも少し触れましたが、そのグループが加入と卒業を許容するか否かです。

厳密にいえば、卒業は個人の意思により止められない場合もあるため、主に新規加入を許容するかどうかがポイントです。

許容するグループの特徴は、

・ファンの"飽き"に対して、グループ内で解決策を用意できる
・単推しのファンにとって、推しメンの卒業リスクがある
・時期によりパフォーマンスレベルが上下する
加入期別により独特の一体感や特徴差が生まれる

では、新加入を許容せず、固定したメンバーで活動するグループはどうでしょうか。

・メンバー内や、メンバー・ファン間の一体感が得られやすい
・パフォーマンスレベルが低下することがない(はず)
・グループの目標を明確にしやすい

4-3 主戦場の違い

そのグループが最も力を入れて活動している分野は何かという分類です。

具体例としては、ライブ、バラエティ、イベント(握手会など)、SNS、タイアップなどが挙げられるでしょうか。

どのグループにおいてもこれら全てを日々こなしているわけですが、その熱量には様々な違いが見て取れます。
これら複数を組み合わせた戦略をもってファン層を拡大するグループもあります。

しかし、これは本人たちが公言していない限り受け手の主観が含まれることを避けられないので、あくまでファンの感じ方にすぎません。

4-4 事務所

平成後期あたりにアイドル市場が盛り上がり、新規グループが乱立した時期があります。

(アイドル戦国時代と言われたりもしていましたが、ライブや接触イベントを主な生業とするアイドル業界にとってコロナ渦の影響は甚大であり、その後解散を余儀なくされたグループも後を絶ちません。)

アイドルの市場規模が拡大していく中で、大手芸能事務所や大物プロデューサーとタッグを組むことで飛躍していくグループがほとんどという状態となりました。

各事務所は他のグループとの差別化を図ろうとするため、所属する事務所によってグループの特徴に差異が生じ、これに伴ってファン層が棲み分けられています。

各事務所の特徴に関してはかなり長くなるので本記事では割愛しますが、アイドル部門をもつ主な事務所と代表的なグループは以下のようなものです。

・アップフロントワークス(ハロープロジェクト)→モーニング娘。'25
・AKB48グループ
・坂道グループ→乃木坂46
・スターダスト(STAR PLANET)→ももいろクローバーZ
・avex→SUPER☆GiRLS
・WACK→BiS
・ASOBISYSTEM(KAWAII LAB.)
 →FRUITS ZIPPER

それぞれの事務所によって大きく特徴が分かれるため、好みに合うグループは同じ事務所内にいる場合も多いかと思います。

4-5 音楽性

僕は音楽の専門家ではないので、このグループの曲調はこうだ!という高尚な解説ができるわけではありません。

ここで言いたいのは、そのグループの音楽性に特徴や一貫性があるか?という分類です。

例えば、AKB48グループの曲のほとんどは秋元康が作詞しているため、一定の共通した特徴があります。
また、ひと昔前までのハロプロの曲のほぼすべてをつんく♂が作詞作曲していたので、明らかなつんく♂感が感じられました。

これに対し、自前の作詞家、作曲家を抱えていない事務所に所属するグループは、楽曲を外注することになります。

この楽曲の発注において、事務所側がどの程度指示を出すのか、作るたびに別の人に発注するのかなど、グループごとの違いが垣間見られます。

全く別のグループであっても、ん?聞いたことある曲調?と感じて検索してみると、過去に知っていた曲と同じ作曲家だったりすることもあります。
(アイドル業界で評判の良い作曲家が数名いるため、被ることは多々ある)

以上、5種類の分類の仕方を紹介しました。
細かいものも含めると一生記事が書き終わらないので、これくらいで落ち着こうかなと思います。笑


5 分類からアイドルを探す

上記5つの分類を、自分はどっちが好みだなぁ、という目線で考えてみてください。
そこからみつけたアイドルは、比較的ハマりやすい特徴にあるといえるはずです。

僕の場合、

①少ないかつ奇数(5人か7人が理想)
 奇数論については後日1記事書きます。
②加入を原則認めない
③ライブ一択!
④どうでも良いが、見ている過程での評価はある
⑤ある程度の一貫性がほしい

といった感じになります。

全てに当てはまるグループの例が、僕がドハマりした℃-uteや、近年であればFRUITS ZIPPERということになります。
結果的にハマらなかったものの、ももクロも高確率で合致していますね。

場合分けが多すぎて全パターンを記事にすることはできないので、こんな特徴のグループある?と気になった方は直接聞いていただければアテンドします。笑

すでに推しグループがいる人は、どんな特徴なのかをこれに当てはめて分析してみると違った見方ができて面白いと思います。

例えばモーニング娘。'25であれば、

①やや多い
②積極的に許容する
③ライブ
④ハロープロジェクト
⑤一貫性がある(約9割がつんく♂の作詞作曲)

というような分類ができます。(異論も認めます笑)

これと似たグループを探してみると、指原莉乃がプロデュースしているグループのニアジョイや、SUPER☆GiRLSなどは比較的親和性が高そうに見えます。



ということで、アイドルの分類について語ってみました。
予想通り、計画より長くなってしまいました。笑

中編は以上です。
後編では、アイドルにとっての"成功"とはなんぞや??というテーマを記事にしてみようと思っています。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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