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地域のおまつり


上の記事は土浦の花火大会が中止だというニュース。
台風の影響での中止だが翌週への延期も警備関連の人手不足により断念したとの事。
土浦の花火大会は一度会社の旅行で見にいった事があるが日本三大花火大会と言われるようにモンスター級の花火のお祭りだった。
端から端までは原付でもないととても到達できないような会場のスケールと地元だったらフィナーレ級の花火が当たり前に延々と続く様は仰天だった。

そんな私も地域の花火大会に参加をしていたりする。
小さな大会だがコロナ前までは無料で約2万人を入れコロナ後は安全対策の面からもチケット制にし5千人程度に縮小しながらも継続している。
祭り行事が次々と姿を消していく中我々の集まりも例に漏れず後継者不足と材料の価格上昇、地域への迷惑などにより苦境に立たされている。
それでもチケットは即完売し当日にも感謝の言葉をもらったりと「このハレの時間」を楽しみにしている奴が一定数いるんだという事を実感する。
個人的には花火自体には全く興味はないがお祭りを継続する事での課題がなんだか世の中のあるあるがてんこ盛りで面白がれている。

そもそもお祭りなんて意味不明な所に人が集まって意味不明な事をして大喜びするといった頭のおかしいヒトトキなんだから正論を言われると非常に困る。「なんで結婚するためにいちいち他人の時間を割いてお祭りをやるの?」みたいな感じで本当に結婚式が減っている今の日本からすると地域のお祭りなんてスーパーキチガイによる時間と資源の大量消費以外の何ものでもないのかもしれない。
それでも「ハレの日」を楽しみにしてくるマス共のために存在しているという矛盾の中にお祭りはある。

日本全国で30万という祭りが行われている。
超有名な大規模なものからスーパーカルト的なものまで種類は多岐に渡る。
大小関わらずコロナ後は似たような課題に直面している。
仕方なく看板を畳むお祭りも大量にある中このよくある共通の課題をどう突破するかがそれぞれのコミュニティーで試されている。
今までちょっとやんちゃな人たちが勢いで作り上げた形のない文化を今度は一つ一つ理由づけをして説明して対応しなければいけない段階に入ってきた。根本的には意味不明な形のない物に理由づけをしなければいけないサスティナブルな詐欺師かビジネス的なブレイクスルーが求められる。

今参加しているコニュニティーが僕の独裁組織であったなら参加者は全員全裸必須で花火をバックに激しく踊りちぎる祭典に変えたい。
世界中から変なやつが集まる奇祭の始まりや。


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