サボテンとラクダ
僕は自宅でたくさんの植物を育てています。
特にサボテンをたくさん育てています。
朝は寒く日中は少し暑い今の季節がサボテンの一番成長する時期です。とかいっても、そもそも成長が遅いので見た目にはわかんないんですけど。
6歳と4歳の息子がいますがサボテンの近くで遊んでいてとても危険です。
今日も下の子がサボテンに激突し出血していました。
なんと、これを食う生き物がいます。
みんな大好きラクダです。
サボテンをトゲごといきます。
みなさん、サボテンのトゲの強度がどれくらいか想像できますか?
品種にも寄りますがつまようじと一緒ぐらいと考えてもらえたらいいです。無数のつまようじが逆向きに刺さったおにぎりを食えと言われたらみなさん死亡するでしょう。
ラクダの口内には「乳頭(パピラ)」と呼ばれる特殊な構造があります。
質感的にはプラスチックに近くこれと歯でサンドし針ごとすりつぶします。
ただ、面白いと思うのは普通にケガするしラクダからしてもこんな危険な物を食べるのは不快という事です。
じゃあなんで食べるのかというとその時水分を取らないといけない状況にあるからです。喫煙者がタバコがなくて震えて落ちてるタバコを咥えて火をつけるぐらいの感じです。ポピュラーな行為ではありません。
ラクダは砂漠の生き物で時には何日間も水を飲まずに歩きます。
ウルトラマラソンランナーであるラクダ達は体重の40%もの水分を失っても生存可能で体温を変動させることで水分損失を最小限に抑えています。
また内臓も水分保持の為特殊な能力を持っており排泄で失われる水分を最小限に抑えます。その結果、私も昔飲んだ事がありますがラクダのおしっこは非常に濃縮されており、海水の約2倍の濃さになります。
そのラクダに先ほど食べられていたサボテンですがそれらも同じく水のない地域に生息する植物で水分保持の為の生存戦略を経てきた仲間なのです。詳しい説明はもう疲れてきたのでしませんがラクダとサボテンは砂漠においては親戚で哺乳類として生きる道を選んだのがラクダで植物として一定の箇所にとどまる事を選んだのがサボテンなのかなと勝手に思っています。
火の鳥みたいな世界になってきたので最後にラクダがものすごい勢いで水を飲む動画を貼って終わりにします。
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