麻雀最強戦2020 超攻撃型プロ決戦を終えて①
麻雀最強戦2020の開幕戦、超攻撃型プロ決戦を終えました。
私は予選B卓1位通過、決勝卓4位敗退という結果でした。
出場が決まってからの数ヶ月、本当に楽しみにしていました。
終わり方によっては抜け殻のようになってしまう可能性すらある、自分にとって重い重い対局です。
2017に全日本プロ代表になって以来、2年連続で予選敗退。50%決勝に残れる対局、例え1回勝負とはいえこんな大事な闘いで2年連続で決勝卓に残れないのはかなり精神を蝕みます。
ラストチャンスと思って臨んだこの日、予選勝ち上がりを決定付けるアガりを決めた時は安堵感に包まれました。
が、Mリーガー3人に囲まれた決勝では完敗。残念ながら下克上はなりませんでした。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが対局の結果以外のところで大きな話題を集めたのです。
「麻雀をやめた方がいいね」
解説の日本プロ麻雀連盟会長森山氏が私の対局中の選択についてこの発言をされた事は、対局終了後の私は当然把握しておりませんでした。
表彰式での総評にて酷評され、終了後にLINEやTwitterで届く声で事態の大きさをようやく把握しました。
その後、最高位戦からの抗議文を経て連盟さんの公式の謝罪文や、竹書房さんでの対談が掲載されました。
これでひと段落ということで、私個人の気持ちを書かせていただきます。
正直に言いますが、私は全く怒っても全く傷ついてもいませんでした。
森山会長は心から麻雀を愛しており、その想いからあの発言に至ったであろうこと。
そこに私の人格否定などの意図はなかったであろうこと。
この事が想像出来ていたからです。
もちろん同じ発言を別の方が受けた時に傷つくなという話ではありません。
そして私の為に怒ってくれたり心配してくれた方が大勢いたのもまた事実です。
これはとてもありがたいですし、この方々の為にもキチンと自分の言葉でも説明したいなと思いました。
去年RMUクラウンで初タイトルを獲得した時のいいねが500ほどでしたが、今回の敗戦後のツイートは3倍以上の反応をいただきました。
それだけ視聴者数も反響も多い闘いに出場させていただいた事を噛み締め、今後も精進していきたいと思います。
今回の締めにひとつだけ。後日会った時に言っていた某選手の一言。
「浅井ばっかり目立ってるけど、勝ったのは俺なんだよお!!!」
本当にその通りです。誠一さん強かった。いつか超えます。
次回からはこの最強戦での自分の選択を振り返っていきたいと思います。