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モンド杯チャレンジマッチ 2回戦
1回戦終わってのスコアはこちら
堀+59.6
白鳥+20.5
浅井-17.9
独歩-62.2
モンド杯に出場するためには堀との77.5差を逆転しなければならない。
順位点はトップから+40.+10.-10.-20、トップは前提としても堀が2着に場合素点で47500点もの差をつけなければならない。きつい。
しかし、堀が3着ならば27500点差、4着ならば17500点差で良い。
これは現実的。45000点のトップで堀17000点の3着とかね、よくあるよね。
白鳥は堀を捲る為に必要な素点を獲得した時に自動的に捲れていることが多いので、一旦気にしない。
こういうゲームで大事なのは北家を引くこと。だいたい独歩は条件がない状態でオーラスを迎えるし、他の人もアガりに条件が付いていることが多い。
麻雀最強戦2017ファイナルでは一騎討ちになった末、北家の金に30000点差を逆転され敗退した苦い記憶もある。
気合を入れて(意味ないけど)、「北」と叫びつつ引いた牌には東と書いてあった。最悪。
起家から浅井→堀→独歩→白鳥。あんまり良くない。
とりあえず独歩に頑張ってもらうのが逆転への近道かなあ。
東1局、うっかりダマインパチとか堀君から直撃できないかな~と思ったら、独歩と白鳥の2軒立直。無理。
ハイテイで独歩が跳満をツモる。親被りだけど、どうせ素点差をつけなきゃだし全然OK。あとは独歩をツモで捲ればだいたい条件クリア。
しかしこれが全然手が入らない。暴れ倒したいのにお地蔵様状態。
とりあえず無理やり高い手や供託回収を狙った仕掛けを入れるも空振りの嵐。
そのまま南1局、最後の親が来た。
山田462
堀246
白鳥153
浅井139
このまま親が落ちればほぼ負け確定。超高打点縛りの戦いとなる。
そんなの嫌だ。祈りを込めて(意味ないけど)賽を振り、配牌を開く。
悪くない。というより良いかも。うっかりメンピンドラドラの先制が打てたらいいな。
しかし6巡目に入った聴牌を私の希望からすると少し物足りないものだった。
これなら4sとか3sとか4p先に引いて欲しかったけど贅沢は言ってられんわなあ。「りーち。」
しかし一発目のツモを握る私の指に伝わってきた感触は望外の…
「4000オール」
なるべく平静を装った申告。だが実際は大興奮。
ツモ牌を見せてから置くという動作すらぎこちなくなっていた(笑)。
状況は一変した。
独歩422
浅井259
堀206
白鳥113
6000オールで一旦逆転。4000オールでもかなり優勝に近づく。
もう一回お願いします!心の叫びと共に(意味ないけど)開いた配牌は…
うおおおおおおおおおドラ1イーシャンテンやああああああああ
順調に、そして最高の聴牌が入る。リーチ。
俺勝つかも。初めて勝利を具体的に意識した。
が、ここまで。勝負手を作ってきた白鳥が追いつき、一発放銃。
実質ここで私の闘いは終わった。
勿論ここであきらめたわけではない。堀ラスが見えたので、残り3局で独歩との27000点差を逆転するためにやれる手は尽くした。
オーラスも条件は役満だったが、厳しい手の時は堀への絞りも気にしつつ聴牌を目指した。倍ツモへの条件緩和が目の前にあったからだ。
しかし最後は白鳥のリーチと堀の仕掛けに挟まれ、白鳥への安全牌を切って堀に聴牌を入れさせた。
終わった後、あれは仕方ないんじゃない?と村上には言ってもらったが、ここで踏ん張れるのが自分の目指すプロ像な気もする。
とにかく負けたのは事実。肝心の内容だが、自分なりに悪くなかった気はする。
独歩は序盤の負けが大きすぎて取れる選択肢が少なく、その土俵に上がることも許されなかった。
そして堀・白鳥は素晴らしい選択が何度もあった。そして彼らには今後も沢山の大舞台が控えている。
大舞台での強敵との闘いはそのプレイヤーをさらに成長させる。
このままだと差は開く一方だ。もっと頑張れ、浅井、
優勝は堀慎吾。おめでとう、本番も頑張ってね。
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