2022年10月のイギリス出張。その2
ヒースロー空港に着いたのは朝の6時。時差はその時7時間だったので、体感的にはお昼なのだけれど、外は真っ暗で変な感じだった。
その後、ブリストルのサプライヤーを訪ねるべく、すぐにパディントンへ。
駅の柱にパディントン(熊の方)のポスターが貼ってあるのを見て「わ・・・本物だ・・・!」と感動する暇もなく、巨大スーツケースをゴロゴロ引きながら、せっかちな上司の後を追いかけた。
余談だが、このスーツケース、若干サイズをミスったのか、巨大なうえにその後階段しかないような駅を何か所か訪れたため、そのたびに色んな英国紳士に「手伝おうか?」と心配された。。(見かねて途中で上司が私のスーツケースを引き始めた)
さて、高速鉄道みたいなものに乗り、パディントンから1時間45分ほどかけて、ブリストルに到着!私はお腹がすいていなかったのだが、機内食を好まない上司はなんと機内でほとんど物を食べなかったそう(ハーゲンダッツも食べなかったとか!)で、おなかがペコペコ。というわけでブランチをとることに。
上司はイングリッシュ・ブレックファーストを注文。私は機内食をすべて平らげた挙句ハーゲンダッツまで食べてしまっていたので、お腹がかなりふくれていたこともあり、軽めにベーコン入りクロワッサン(軽いのか?)(しかもこれが2枚重ねで下にもクロワッサンが隠れていた)。
ここで対応してくれた店員さん、ハーレイ・クインみたいなツインテールの女性で、話し方もめちゃくちゃキュート。お客さん(おじ様)に「そのジャケット、素敵ね!」と話しかけ、「ありがとう。君の上着とチェンジする?」なーんて会話もしており、聞いててほっこり。もちろん、14時間の搭乗で顔面ドロドロの私にも笑顔で対応してくれた。
あと、これはこの女性に限った話ではないが、イギリス滞在時に自分のオーダーを伝えた際、日本でなら店員さんに「かしこまりました」と言われる場面で、
"Lovely!","Perfect!","Good Choice"
のような、ちょっとポジティブな言葉で返されることが多かった。
なんだろう・・・何もしてないのになんだか褒められた気分になり、毎度慣れずににやけてしまった。
こういう文化に触れたのが生まれて初めてだったので、相手をハッピーにさせる受け答えって素晴らしいなと感じた。
さて、食事が終わり、上司に「今日は移動日だしちょっと観光しよか」と言われ、ブリストルの街を観光することに。そこで現れる巨大スーツケース問題。駅にはロッカーも荷物を預かってくれる場所もなかったのだ。
ネットで検索してみると、ホテルで預かりサービスをやっているところがあり、ダメもとでお願いしてみたらなんと快く引き受けてくれた。(しかも2‐3時間くらいならいいわよ!と無料で・・・!そこに泊まるわけでもないのに、本当に親切にしてくれた。)
巨大スーツケースから解放され、初めに向かった先はバンクシーの絵探し。ブリストルはバンクシーの生まれの地なのだ。
ハーレイ・クインの彼女に「Google mapでバンクシーと検索したら、いろんな場所がヒットするわよ!」と言われたはずなのだが、なぜか私のグーグルマップは1つしかヒットせず。。。向かった先にあった絵がこちら。
これがバンクシーか!確かに、なんか赤いしバンクシーっぽいですよね!と2人でバンクシーの絵を見た気になっていたのだが、その後で全く関係ない絵ということが判明。後からぶらぶらしていた先に人がたかってるところがあったのでついでに撮ったこっちが本物だった。
そのあとはブリストル大学や教会を見たり。
後から振り返ればこの1日が一番のんびりしていたなぁと感じたのだった。
その後荷物をピックアップし、タクシーでホテルに向かったのだが、着いた直後に突然のスコールに遭い、全身ビチャビチャになった挙句、「チェックインはあと1時間後ね★」と言われて初日に凍え死ぬのか…?と思った。(スタッフにも「スコールに打たれたんだね、ようこそイギリスへ!とちゃかされる)あったかい紅茶を飲んで体をあたため、無事にお部屋に入れた。お部屋は少々古いものの、出窓がかわいらしくてすぐに気に入った。ただ、ブレーカーがしょっちゅう落ちるので困った。
次はブリストルでのお仕事編!といっても仕事内容は書けないので、サプライヤーとの交流を通して感じたことなどを書きたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?