タイBL「Love Sea」の感想をだらだら書いてみた
いや、知ってました。分かってました。分かっていましたとも。
きっと手を出してしまったらとんでもなく深い沼に召喚されて、まともな人間生活を送れなくなるだろうと、分かっていた。
だからできるだけ触れないように触れないように避けて生きてきたのです。
なのに。
日本版でリメイクするとかいうだもん。
そんなん気になるじゃない。見たいじゃない。
でもせっかく見るならまずは本家でしょ。世界的にヒットした本家をちゃんと見てから日本版を見よう、とうっかり手を出したらまぁ見事にやられました。ズブズブにはまってしまいました。
あの世界観に、あの濃密な濡れ場に囚われて、毎日何度も何度も擦るくらいにはどっぷりです。
いやいや、だからなんの話だ?ですよね。すみません。
そうです。タイBL「Love Sea」の話です。
本家「Love in the Air」を見てすっかりはまってしまって、大好きになってしまったあのカップル、プラパーイとスカイが主役カップルで出るというんだから、そりゃ見ないわけにはいきません。
ということで、クソ忙しい仕事をぬって「Love Sea」完走しました。
なんなら2回見た。いや3回見た。いや4回・・・つか濡れ場なんかもう何回みたか分からん。
そんな「Love Sea」の感想を殴り書いていきたいわけなのですが、
とにかく、
大型わんこ年下攻めxツンデレ美人年上受け 最高だろ!!!!
の一言に尽きます。
はい。
とにかくトンラックさん、美しすぎませんか??
なにあの美肌。なんであんなに白いの。
日本の3倍とも4倍とも言われるタイの紫外線量では絶対に存在し得ない美白肌に、ムットならずとも目が釘付けでした。
雲ひとつない青空と広大なマリンブルーに、ピートくんの白い美肌がまぁ映える映える。
紫外線の強そうな海辺で長時間ピートくんの美肌が無防備に太陽に晒される様に、大丈夫?焼けない?と気が気じゃなかったんですが、実際2話でタンクトップの形にガチで日焼けしていて、ああ、もったいない!あの美肌は国を上げて守るべき国宝級やろ!!と、夜中に泣きながらのたうち回ったのはきっと私だけではないはず。
つか、1話からガウンをはだけてムットを誘うのなに?なんですかあの色気。エロ過ぎるでしょ。あれ見てもいいんですか?合法ですか?
滑らかな白い肌にうっすら透ける青い血管、色素の薄い控えめなtkb、柔らかそうな胸のふくらみ(ふくらみ?)・・・
とにかくピートくんの体がエロ過ぎてどうにかなりそうでした。
あんなに受けをするために生まれてきたような体があっていいのか。(拝)
それにしてもタンクトップだし生足だし、胸ははだけるし、うなじは無防備だし、キスマは付けられるし噛み跡はつけらるし、ピートくんの白肌をあらゆる角度のフェチで堪能できて美味しすぎましたね。制作陣は絶対ピートくんの美肌フェチやろ。笑
だいたい長い白シャツ1枚に生足にはだけた胸で部屋中うろうろってどういうことですか。
「あなた自分がどれだけ可愛いか自覚してるんですか?!」(by香月慎太郎)みたいな気持ちになりました。(なんの話や)
とにかく。
トンラックさんはフェロモンダダ漏れの歩くエロスでしたね。と。
そういうことです。
そしてフォートくんですよね。
ラブエアの時よりは少し増量したのかな?パーイの時より幾分がっしりした体形で、島人の日焼けしたワイルドな色気が溢れてましたね。
俺を買ってください。俺は高いですよ?とかお金さえもらえればなんでもやります的なこと言うくせに、結局一文も受け取る気ないのがめっちゃ男前。
本当はお金なんかに執着してなくて、海が好き、島が好き、そしてトンラックさんを愛してる!な、飾らず真っ直ぐな熱い男ムットがスーパーかっこよかった。
田舎者が突然キラッキラの都会に放たれて、ど一軍美人女子達に囲まれても、遜ったり卑屈になったりせず、対等の立場でマイペースにトンラックに愛情を注ぐ様子がとても魅力的でした。
そして時折見せる笑顔が可愛いんですよね。いやいや、フォート君のあの笑顔はずるい。可愛すぎる。
個人的には、6話の「仲直りしましょう」の時のきらっきらのキラースマイルにやられました。
つか、フォートくんって普段はあんなに3歳児の大型わんこなのに、役に入ると途端にイケメンオーラバリバリで色気出しまくるのどうなってるんですかね。
楽器もできるし歌も上手いし、空も飛ぶし、フォートくんのとんでもないポテンシャルに驚く日々です。
前半、島のターンでは、とにかく性格も育ちも正反対の2人が、自分にない魅力に惹かれ合っていく様が丁寧に描かれていてよかったです。
犬猿の仲の2人が不器用ながらもだんだんと心を通わせる様子にドキドキしました。
つかやることは散々やってるのに、なかなか心が通じ合わない様にだいぶ焦らされましたねーw
個人的に好きなシーンは、2話の海辺で2人で食事をしてるところ。
ムットの生い立ちや島への熱い想いを聞いて、それまで頑なだったラックの気持ちがぐっと傾いたところや、小説家の自分を全肯定してもらったことで泣きそうな顔をするラックの繊細な表情にやられました。
ここで初めて2人の心の距離がぐっと近づいたんですよね。
小説を書くことで他者と気持ちを共有する喜びや、読者が増えたことによる葛藤、それでも小説を書くことが幸せだという気持ちなど、小説家の気持ちを語るラックの台詞が、MAME先生自身の思いが強く投影されてるのかなと感じられるところも、とても胸熱でした。
それにしてもムット、やばいですよね。
素朴な青年なくせに、いざとなったら色気ましましでラックに迫る様子は、ジェントルなプラパーイと違いすぎてびっくりです。
ラックに興味なさそうなフリして、いきなり思わせぶりに手を握って耳元で囁くとか、やばすぎる。
そもそも絆創膏のあれはなんですか?いきなり舐めてくるとかやばすぎませんか。
あまりのエロさに私は頭抱えました。
だいたい服で隠れないところにあんなに沢山キスマークつけるのもどうなんってんの。独占欲やばすぎて最高です。
そんな2人の距離が急接近するのが、ムットの家にラックが訪問した時ですよね。
ムットの父親の話を聞いて、慰めるためにムットを誘うラックがやばかった。
それまでの性欲が勝ってるセックスと違ってお互いの心が確実に通いあったそれですごくよかったです。
父親の呪縛から逃れられず苦しんでいるラックにとって、15歳で父と決別し、自分の足で立って自分の人生を生きているムットの生き方はとても眩しく、強烈に惹かれていったんだろうなと思います。
そして事後の甘いピロートーク。
「バンコクに帰らないで欲しい」と真剣に涙ながらにお願いするムットに胸打たれました。
そんなムットに
「いい子にならなくていい。君がお願いしたから叶えてあげる」
と告げるラック。ここ最高でしたね。
あれだけ蔑んでたムットを、完全に受け入れ認めて包み込んであげるラックの心の変化に泣きました。
あぁ、よかったね。色々あったけど、これで晴れて恋人同士ね。涙
と、思ったのも束の間。
きました。バンコクのターンですよ。
いやいや、どうなってるんですか。
わざわざお金で買ってまでして連れ帰ったムットなのに、部屋には入れないわ、性病検査はさせるわ(つか散々やっておいて今更ですよねw)、契約書は書くわ、セックスだけの関係だと言い放なつわ、いったいあの甘い時間はなんだったんだという展開になかなか戸惑わされました。
なにか?ラックは二重人格かなんかか?記憶喪失の人?w
でもそんなラックが、時々砂糖菓子のように甘々の激甘に甘えてくるんだからたまらないんです。
そう。そうなんですよね。ラックって。
金で買って連れて帰るほどにベタ惚れのくせに、惚れてる自覚がどこまでもなくて、家族のトラウマや愛への不信感や恐怖からムットに身を預けきれなくて、「愛は痛みだ。絶望だ」の呪縛に取り憑かれて、ムットに気紛れに冷たくあたる。
プライドが高く気難しくて気まぐれで警戒心が強く他人に心を開かない。
かと思えば、時々甘々の激甘に甘えてくる。
そんな不安定でギャップだらけのラックがたまらなく可愛かった。
小説が脱稿した時とか、お母さんとの話し合いが上手くいった時とか、どうみても愛してるとしか思えないほどに甘えてくるラックまじでたまらないです。
あんな手に負えない高級猫のようなラックに、全身で懐かれて甘えられたら、ムットならずとも惚れてしまいますよね。
まじ魔性すぎる。
しかし、この感情の起伏の激しいところとか、人付き合いの下手な感じとか、周りを悪気なく振り回すところとか、いかにも作家っぽいなと思ったりします。
私はポルノグラファーの沼に一生本籍を置くと決めた人間なので、ついつい同じ職業ということもあって、あの超難解問題児・木島理生と重ねて見てしまうんですが、ラックと木島理生、結構似たところがあるなぁと感じたりしています。
愛に傷つきたくないあまりに愛する人を傷つけてしまうところとか、普段は言葉足りないくせにいざとなると殺傷能力のえぐい言葉を的確に吐くところとか。
(プリンをやり込めるところとか痛快でしたね。ああいう言葉選びができるところがさすが小説家って感じで好きです。)
そういえば、愛を信じられないラックがどうしてわざわざ恋愛小説を書いてるんだろうと思うとなかなか不思議ですよね。
本人は「逃げたかったから」とか心の声で言ってたけど、実際どうなんでしょう。
個人的には、手に入れられないからこそ、憧れとか夢を小説に託していたのかなと、思ったりします。
あの国民的アニメ、大家族の愛に溢れた明るい日常を描き続けたサザエさんの作家が、実は生涯独身だったって話を思い出したりしました。
自分が手に入れてないもの。憧れるもの。キラキラとした夢。
現実には手に入れられないからこそ、理想の愛の形を小説の中で実現させてたんじゃないかなと思ったりします。
愛に絶望しながらも、愛を完全に諦めることができなかったトンラックの悲しさや弱さ優しさ、そんなのがその職業に垣間見えるような気がして泣けます。
バンコクターンでは、人をお金で買うというまぁまぁ衝撃的な展開に少し辛くなりそうにもなったけど、そんな状況でも遜ったり卑屈になったり媚びたりしないムットの前向きさと、そんなことはラックと一緒にいるためには瑣末な問題だよ、と言わんばかりの男らしさに救われました。
実際報酬額なんかには全然頓着してない無欲な姿が潔くてカッコいい。
島育ちで海と共に生きてきたムットは、感情の些細な機微とかには鈍感かもしれないけど、ラックの全てを包み込む大きさがあってすごく魅力的です。
食事すら他人と摂ることがなかった程に心を閉ざしていたラックが、ムットと生活を共にするうちに、その温かさに触れ、次第にかけがいのない存在になっていく、ゆっくりと2人の心が再び寄り添い始める描写がとてもよかったです。
特に「辛くないよ!」と書き置きをされたムットの手料理を泣きながら食べるラック。
プリンの一件で再び心を固く閉ざしてしまったラックに、そっと寄り添うようなムットの優しさがめちゃくちゃ胸に刺さりました。
これは千と千尋の神隠しで泣きながらおにぎりを食べる千尋に匹敵するほどの名シーンだと思います。
あとムットの手料理が食べたくて「腹ペコなんだ」と何度もおかわりするシーンも可愛くて大好きだし、Love Seaで描かれる食事のシーンは本当に色んな感情を動かしてくるので大変でした。
そんな2人の甘く幸せな時間の中、このままムットとラックの愛が育つのかな、と期待したのも束の間、不穏に忍び寄る影のように立ちはだかるのがトンラックの父なんですよね。
これがめちゃくちゃ怖かった。圧倒的ラスボスでしたね。
まず身長がバカでかいのがめちゃくちゃ怖かった。
そこそこ高身長のはずのムットを余裕で見降ろす威圧感ったらないです。
母親を支配し、不倫を重ね、お酒を飲んでは暴れ、幼いトンラックを血まみれになるほど殴りつけ恐怖で支配し、家族をめちゃくちゃにした父親。
ムットが殺される!と取り乱すラックがあまりにかわいそうでした。
この時のピートくんの演技が真に迫っていて本当にすごいんですよね。目の焦点が定まらないほどに動揺する姿がリアルで心が痛すぎました。
毒親に洗脳され、恐怖心で縛り付けられて逆らえない。どんなに憎んでいても嫌っていても面と向かって対峙すると、抗えない見えない力に操られるように服従してしまう。自分の意思が死んでしまったようなラック。
膝に縋りついてプライドも自我もかなぐり捨てて哀願し、大切な人を守るために、大切な人を自分から遠ざけようとするラックが可哀想すぎました。
そんな時に、
「もう契約に従わなくていいんですよね?」
と、ラック父に殴りかかったムットのカッコいいこと!!
野生野獣解放!!って感じでうおーっ!てなりました。いけ!やれ!殴ってやれ!
自分があんなにも恐れていた存在が無様に倒れて殴られている。
そんな異常な光景に思考がついていかない。
助けなきゃいけないと思うのにどうしても身体が動かない。
心のどこかで救世主ムットがこのモンスターをやっつけてくれることを期待してしまっている。
でもそれは許されないこと。父親を助けなくてはならない。でもいやだ。
そんな狭間で行き場のない手を握りしめながらオロオロするしかないラックがあまりにかわいそうでかわいそうで、抱きしめたくて仕方なかった。
でもそれによってやっと、父親の呪縛から目覚めることができるんですよね。
自宅のベッドで本音をぶちまけてムットに抱きしめられるラックに泣けました。
全てが受け入れられ許される愛。
なんて偉大なんだ。
父親の呪縛から命がけで自分を救ってくれたムット。そんなムットにすっかり心を開いたラック。
あぁ…めでたしめでたし。やっと相思相愛。最高のフィナーレやん!
と思いきや、しかしそう一筋縄で行かないのがLoveSeaなんですよね。
こんなに心はムットを求めてるのに、それが愛だとは自覚できないラック。
いや、自覚できないというか、認めたくないんですよね。
愛は痛みであり悲しみでしかないラックにとって愛の言葉は絶望以外の何者でもないんです。
真剣に愛を告げるムットを錯乱に近い状態で拒絶するラックが辛すぎました。
普通は嬉しくて幸せなはずの愛の告白が、ラックにとっては別離の宣告のようにしか聴こえなくて、必死で愛の言葉を遮るラック。
その深く植え付けられたトラウマが悲しい。必死で契約書にしがみつこうとするラックが悲しい。
愛されたくない!とブレスレットを投げつけるラックは、ムットよりももっと傷ついた顔をしているように見えました。
大好きな人にそばにいて欲しいからこそ愛はいらないと言ってるのに、何故かその言葉で愛する人を傷つけ、自分自身も深く傷ついてる。
そんな負の呪縛から逃れられないラックがとてもかわいそうで、父親の罪深さを恨まずにいられなかった。
そんな中、あのウィー姐さんが大活躍でしたね。
ブレスレットをゴミ箱に捨てるラックを優しく抱きしめてあげるウィー姉さんがカッコ良すぎた。
ゴミ収集車を追いかけて泣き崩れるラックを抱きしめてあげるとことか、何よりブレスレットを拾ってあげてたのなんてあまりにGJだし、自分の気持ちに気付かせるために敢えてゴミ収集車を追いかけさせるなんてしごできすぎる。
「失う前から怖がっちゃダメ」
「痛みとか悲しみとか苦しみは愛しても愛さなくても人生にはつきもの」
「幸せになるか悲しくなるかは壁を破らない限り分からない」
「失ったり傷ついたりしたくないなら彼を大切にすればいい」
もうこの辺のウィー姉さんの言葉が名言すぎて目から水がダバダバ溢れました。
ずっとよき親友ポジではあったけど、特に最終話でウィーの存在感が爆発してて、GLも女子キャラもいらない派だけど、このために存在したと思えば全部許せる。
それくらい男前だった。
そして一睡もせずに、一晩中かけてリビングで別れを決意するムット。
ここも爆泣きでした。
あれほど愛し守ると決めた人から離れる決意をするのはどれほど辛かっただろう。
なにしろこの時のカメラワークが天才なんですよね。
スーと画角を引きながら次第に夜が明ける。
この描写が秀逸で、広いリビングにひとりぽつんと取り残されたムットが、そのままラックに拒絶された孤独と重なってとても辛かった。
そして、ウィーとムックにラックのこれからをお願いに行くムット。
コナーに雇われたから仕方なくお世話していた最初の頃と違って、その行動はもう愛のそれ。
生活能力のないラックのことを心配して、自分が離れたその後のことまでお願いして回るなんて、もうスパダリ通りこしてもはや保護者。
あまりに尊すぎる。
そこまで愛してしまった人に拒絶されたムットの苦しみ。そこまで愛してくれる人を受け入れる術を知らないラックの悲しさ。
あぁ、この2人が幸せになる世界線はいったいどこにあるの・・・涙
でもそこで気付くんですよね。あの意味を。「8」の意味を。
あの瞬間はマジで爆泣きしました。まさかあの言葉がそんな伏線になってたなんて…
そしてこの時ムットがこぼす涙が美しいんですよね。
いつも前向きで明るかったムットが初めてこぼす涙に私の涙腺も決壊•••
失くして初めてムットの存在の大きさ大切さに気付いたラックは、立ち上がることもできないほど打ちのめされます。でも時はすでに遅し。
島に帰ってしまったムットの心は、もうお金や契約書では取り戻すことはできません。
親友のウィーに抱きしめれらて初めて、「愛したいんだ」と自分の気持ちを涙ながらに知る事になるラックが辛すぎる。
「愛は痛み」。そんなラックの言葉が思い起こされます。
でもこの痛みは父親のようなそれではない。本当に愛してしまったからの尊い痛みなんです。
そしてここでのラックの台詞が、「愛されたいんだ」ではなく、「愛したいんだ」だったことに、私はとても感動しました。
高い強固な壁を築いて孤独に鎖国していたラック。
本当はこんなにも能動的に人を求める気持ちを持ってる人だったんです。
島に行くことを決心したラック、しかしタイミングが合わず、すれ違いなかなか出会えません。
ムットの家の扉の前で小さく座ってる姿がもうあまりに捨てられた子犬すぎて健気でたまらない。
そしてやっと出会えた2人。
今度こそは・・・と決意して気持ちを伝えようとするも、うまく言葉にできないのがもどかしい。
虚構の恋愛小説の中ではあんなにすらすらと愛の言葉を紡げたのに、本当に愛する人の前では何ひとつうまく伝えられないのがとてもリアルで……
そんなラックを目の前にして、「また傷つけにきたんですか?」と拒絶するムットが辛すぎた。
あぁ、なんでそうなる。あのラックがわざわざ島まで会いに来たんだよ?あの高慢ちきでプライドの高いラックが、わざわざ船に乗って会いにきたんだよ?
でもそうなんです。それほどラックの言葉はムットを傷つけたのだし、どれほど心の強いムットでも愛の前には臆病にもなるし、渾身の愛の告白を全力否定された傷はそう易々と癒えるものじゃないんです。
よく考えればムットって、ラックより10歳以上も年下なんですよね。
男前でスパダリなムットだけど、年下らしく嫉妬するところは嫉妬するし、時には愛に臆病にもなるし、愛に傷つくし、ラブエアのパーイよりもその辺りは人間っぽく描かれていて、そういう心情描写の深いところも、この作品の好きな点だなと思ったりします。
受け取ってもらえないブレスレットだけど、返してもらいたくもない。それでもあなたを忘れられない。
そんなムットの苦しい葛藤が胸に刺さりました。
しかし、なんとかムットに気持ちを伝えたくて、行く先々に現れるプチストーカーなラックがあまりに可愛すぎてちょっと笑ってしまいました。
あんなに捨てられた子犬みたいな目をして、お手伝いすることない?なんて、私だったら秒で許してしまう 笑
だってあのラックですよ?高慢チキでプライドの高いわがままな高級猫みたいなラックが、種別を超えた子犬になるなるほど頑張ってるんだからそりゃ許すしかないですよね。
ムットも本当はとっくに許したかったに違いないと思う。
そして最後。
ラックらしい気持ちの伝え方がめっちゃよかったです。
私はてっきり文章を生業にしてる小説家らしく手紙でも書くのかと思ったんですが、なんと声の録音。
読み上げるラックの声が愛と切なさに溢れてて爆泣きでした。
プリンの回の伏線回収も素晴らしかった。
そしてラックの声を背景に走り出すムット。
抑えられない気持ちを抱えて走り出すラストは鉄板だけど、何度見てもやっぱりいい。大切な相手に一直線に向かう姿は心打たれます。
砂浜でひとり、もうだめかもと失望していたのか、頼りない目つきでムットを見上げるラック。そんな彼を強く抱きしめるムットがかっこよすぎました。
あれだけ愛を恐れていたラックが、ムットの愛の言葉を受け止め、愛の言葉を告げる。
そう!この瞬間!この瞬間を待ってたんだー!!泣泣泣
気持ちを確かめ合って、愛してる!愛してる!と嬉しそうに何度も何度も繰り返すラック。
人を愛する喜び、愛される喜び、その愛を伝える喜びを知ったラックがあまりにピュアで健気で生まれたてのひよこで可愛すぎました。
またその言葉を受け止めるムットがイケメンなんですよね。
首筋に入れた8のタトゥーを見せる仕草が妙にセクシーで、また抱き寄せ方もスマートでかっこいい。
こういうちょっとした所にも日本人にはない表現だなと感動したり。
とにかくこのラストはもう完全に涙腺崩壊でした。
ちなみに少し話は逸れますが、ムットが言う「愛してる」は「รักนะ(ラック・ヌ)」で、これは男性が使う表現なんだとか。
一方、ラックが言う「愛してる」は「ฉันรักคุณ(チャン・ラック・クン)」で、これは女性が使う表現だそうですね。
日本語で「愛してる」に男性女性の違いはないから具体的にはピンとこないんだけど、ニュアンスとしては「愛してるぜ」「愛してるわ」みたいな違いなんだろうか(違うか💦)
詳しくは分からないけど、攻め受けでちゃんと表現を変えてることになんだかとても感動してしまったりして。
とにかく。
抱きしめてくれる親友がいて、食生活から男性関係まで心配してくれる秘書がいて、まるごと愛してくれる恋人がいる。
叔父さん大好きな姪っ子もいるし、トラウマに縛られていたころには見えなった大切なものたち、自分を取り巻く優しい人たちの愛に気付いたラックのどんどん柔らかくなる表情に心打たれました。
愛に絶望した恋愛小説家が、素朴で真っ直ぐな島の青年の愛によって心が雪解けし、愛し愛される喜びを知った。
その心情の変化を、厄介な従兄弟や可愛い姪っ子、家族の深いトラウマなど色んな要素を盛り込みながら、そしてちゃんと濃厚なエロも見せてくれながら、しっかり描いてくれたとても良質な作品だと思いました。
しかしラック先生、バンコクにいる時から服やらなんやら買い与えたがってたけど、とうとう家まで買ってしまって、なかなかの貢ぎ体質でちょっと心配ですw
散財を叱られて子犬のようなしょんぼりが可哀そうだった。
ムットも、自分で稼いだお金で買ってるんだし、あんなに嬉しそうなラックをそんな叱ることないだろうとは思ったけど、この辺の圧倒的な金銭感覚の違いは今後揉め事の原因になりそうでちょっと心配ですね。
でも
「僕にとっての家は場所じゃない。あなただ。」
はい。このスーパー殺し文句ですよ。こういうことサラッと言うんだから。こんなこと言われたらそりゃラックじゃなくてもとろとろに崩れますよね。
きっと金銭感覚の違いくらい愛の力で乗り越えられるに違いない。(確信)
それにしても、住むところどうすんの?遠恋?って思ったけど、半年ごとに行き来するのは名案だと思います。
室内飼いの高級猫であるラックが、とても田舎の島暮らしに馴染めると思えないし、半年ごとに塒を変える暮らしは物を創作するラックにはいい刺激になりそうだし、あとなんかあった時に逃げ場があったほうがラックにはいいと思うし。(なんかとは?)
スペシャルエピはただただ糖度高くて甘くてずっとにやにやしながら見てしまいました。
父親からの呪縛から解放され、初めて人を愛することの喜びを知ったラックがもうこれでもかとムットに心を開ききって全身で甘える様子はもう可愛くて可愛くて・・・
ラブエアのスカイもそうだったけど、真面目で優しく気が弱そうなのに、一皮むけばプライドの高いわがまま女王様だったり、高慢ちきで気難しいのに一度心を開けばこんなにも無防備に甘えてくるとか、そんな二面性も三面性もある役をやらせるとピート君の右に出るものはいないのではないかと思わされます。
とにかく私は、ピートくんの目の演技がとても好きなんですが、動揺した時、相手を見つめる目がウロウロと左右に動く、この表現力がすごいと思います。
ムットの手の包帯を見たラックの錯乱ぶりとか、悪夢にうなされてムットの無事を必死で確認する様子とか、見てるだけで胸が締め付けられそうで、話し方も捨てられた子供みたいに頼りなくて憐れで、誰か救ってあげて!助けてあげて!思わずにいられない。
なのに、ムットに甘える時は、全身を預けるような甘々な目で見つめてくるんだから、ラックのこのギャップに完全に沼落ちです。
そういえば余談ですが、「口説かせてください」と攻めが必ず言うのがすごく好きなんですけど、これタイBLの定番なんですかね?
これなかなか上手いアプローチですよね。
いきなり「付き合ってください」だと厳しいけど、「口説かせてください」なら勝手にどうぞというか、とりあえず断る理由はないし、口説く宣言をしたらそれを口実に攻めは受けに割となんでもできるし、オタクは攻めに熱烈にデロデロに口説かれる受けが見れてBL欲が満たされるしで、全方位俺得。
なかなか便利なフレーズだと思います。
あと、GLについては、実は初めて触れたので、女性同士が恋愛する様子を見て自分の中でいったいどんな感情が沸くのか、ちょっと不安だったんですが、結果、特に嫌悪感もなかったけど、かといってときめくわけでもなくといった感じでしたね。
ラブエアといい、Love SeaといいタイBLは二組のカップルを出すのが定番なんですかね。
あっちもいい❤こっちも素敵❤と、2組のカップルに萌え滾れるのは楽しいので大賛成だけど、でもできればBLカップルだけがいいかなぁ…
だってせっかくBL見てるのだもの。やっぱり男の園であって欲しいという腐女子の願いです。
とまぁ、とりとめなく語ってきましたが。
ただ、最後にどうしても語りたいのはNCシーン。
そう、濡れ場です!!
(これを語らずしては終われないっっ)
いやー充実してましたね。
とにかく毎話必ずなにかしらエロいのを入れてくれるのが有難過ぎました。
しかも各濡れ場ごとに色んなシチュエーションがあり2人の感情があり、本当に緻密で助かる。
まずびびったのは、2話の指を咥えるシーン。あまりにエロ過ぎました。
あんなに澄ました美人が、挑発的に指を舐めて誘うなんて。不衛生だとか言って頑なに貝を食べなかったのはどこへやら。ピートくんのあまりの妖艶さに頭抱えました。
そして唇をなぞるムットの指がまたエロいんですよね。
「この泣き言を言う唇の味がどんなものか知りたかった」
ってひー!!なにそれ。なにこの告白!!あまりにエロ過ぎる!!(歓喜)
あれだけラックをからかって、ラックの誘惑にも一切興味がなさそうだったのに、実はめちゃくちゃ欲しかったなんて最高すぎませんか。
そして押し倒す角度がめちゃくちゃ綺麗なんですよね。美しい海と空を背景に一枚の絵画のような画角。
そしてここまで盛り上げておきながら、突然貝殻でお預けされるのもたまりません。
この緩急がBLの醍醐味ですよね~
そして絆創膏を貼ってあげるムットですよね。あまりにエロ過ぎました。
あんな舌技披露されたらそりゃたまりませんよね。
舐めるムットの舌もエロいんだけど、なによりラックの表情ですよね。
どんなセックスをするんだろうと妄想していた相手のリアルな舌触りに、思わず感じてしまう表情が最高でした。
我慢できずに自分からムットの首元を引き寄せてキスするラックもめちゃくちゃエッチだった。
いやいや、ピートくん、濡れ場上手すぎませんか?
可愛いしえっちだし妖艶だし、下唇を噛んで快感に耐える表情なんて他に類を見ない素晴らしさだと思います。まじで。
そしてその後のシャワーシーン。
ふたりの性欲が爆発したようなワイルドで荒々しいセックスがよかったですね。
紳士でスパダリなプラパーイの時と全然違う野生み溢れたムットの攻めっぷりに興奮しました。
組み敷かれて後ろから突かれるラックが爆エロだったし、思わず漏れる声もエロすぎた。
体勢逆転されて壁に押し付けられた瞬間に、期待感が抑えられないようなラックの表情が、受けの喜びに溢れてて、最高にえっちでした。
「腕が落ちたかな?」とひとりごちる程に砕かれた自尊心を取り戻すべく、めちゃくちゃ頑張ったであろうムットのあらゆる体位のセックスも最高で、こんなに見せてもらっていいんですか?ともう拝まずにはいられない。
しかしセルフシーンがあんなにイケメンってどういうことなんですかね?自慰って生物的にいちばん情けなくて恥ずかしい姿じゃないのか。
セルフがあんなにイケメンでエロいとは知りませんでしたよ私は。
攻めのセルフシーンを見て受けが興奮するっていう状況も最高でした。
恐らく自分のことを思いながらシてるわけですもんね。そりゃほっとけないよね。
必死で「いくらだ?いくら払えばいい?」と聞きながら、首やら耳やらを舐めて誘うラックが可愛かったし、欲しい男を手に入れる手段がお金しか知らないことにも、なんだか嗜虐心が煽られて興奮しました。
それにしてもあれなんですか?コンドームセット。バーンって披露されてたけどすごくないですか?
単純にコンドームにあんなに種類があることにびっくりしたけど、それを旅先にまで持ち歩いてるラック先生って何者 笑。
そして3話の夜の海岸のシーンですよね。
仕事に煮詰まってるラックを強引に誘い出して星空を見せてあげるシーン。
自分の過去を打ち明けて心を開き始めるラックと、そんなラックに愛情を抱きはじめる2人の姿にぐっときました。
そしてここのキスシーンがすごく美しかったですよね。
今までのセックスに直結するシーンとは違って、心の通い合ったような優しいキスに泣けました。
それまでは、ラックは小説のため、ムットは性的な興味のためでしかなかったのが、人間としての愛情が芽生えた瞬間だったと感じました。
そしてその後、部屋に帰ってムットが寝てると確認してから甘え始めるラックが本当に可愛かった。
高飛車で高慢でプライドの高いラックだけど、本当はこうやって人に甘えたい子なんですよね。
初めてラックの本質の弱い部分が垣間見えた気がして、一気にラックが大好きになった瞬間でした。
そしてムット家で、ムットを慰めるために誘うシーン。
あれも最高でした。
「壁薄いよ」って、いやいや、薄いどころか筒抜けやんって思ったのは私だけじゃないはず。だって外の波の音が普通に聞こえてましたよねw
来世はムットの隣家に住むぞ!と思わず強く決心してしまう私。
それにしても「犯して」って誘うのやばすぎませんか?あの美人でプライドの高いラックが、そんな自分を汚すような言葉で誘うのが性癖ぶっ刺さりまくってやばかったです。
そして首元にキスマークをつけられまくって騎乗位でガンガン攻めるラックのまぁどエロいこと。
ただ身体を重ねてキスして終わり、じゃない本気の濡れ場に目が離せない。つかもう感謝しかない。ありがとうタイBL。
これまでのどちらかというと性欲が勝ってたセックスとは違って、ここは確実に2人の気持ちが通いあった行為で、色んな意味で心が満たされました。
そしてあと、試着室でのごにょごにょですよね。
最高でした。だってこんなの夢のシチュですよ!試着室の中で行われる男同士の秘め事をどれだけ妄想してきたことか。
腐女子夢を妄想を分かりすぎて、惜しみなく見せてくれるタイBLさすがすぎる。足向けて眠れません。
個人的にはキスもエロかったけど、ラックの腹チラに大興奮しました。
バキバキすぎないお腹が可愛かった。攻めに服をまくられて手を入れられる受けが大好物なので、栄養価高くて最高でした。
あと6話で姪っ子ちゃんを送り届けたあと、ソファで致すシーンだけど、とにかくムットを見つめるラックの目があまりに可愛すぎましたね。あんな目を見せられて私はもう胸が苦しい。
動揺してる時は左右に忙しなく目が左右に動くし、相手を想って見つめる時の潤んだような上目遣いで見上げるし、もうほんと可愛くてたまらなくて、ピートくんの目の表情細かい演技に心奪われっぱなしです。
そしてこれはめちゃくちゃ細かいことなんだけど、ムットをソファに押し倒しキスをしながらズルズルと下がりムットのファスナーを下げるところ、上手い感じで手でフォートくんの大事なとこをふわっと手で隠してるのがなんだかめちゃくちゃ好きです。
あんなに情熱的なシーンでもちゃんと細かいところに気を配りながらの演技がさすがですよね。(プロなんだから当たり前なんですけど;)
そしてその後の悶えるムットの下で控えめに喘ぐラックの声がとにかく可愛い。顔は映らず声だけ聞こえるのが何しろエロい。
とにかく私はムットの抱きしめ方が大好きなんです。頭を胸に抱き抱えるようにするの素敵ですよね。
男性同士だと体格的にどうしても同じくらいの目線で抱き合うことになるんだけど、それを敢えて高さを出して受けの子の頭を胸に抱きかかえる感じがめっちゃキュンときます。
タイBLは攻めをどこまでもスパダリに、受けをどこまでも可愛いらしく描いてくれる徹底ぶりが、すごくいいですね。
そして8話でベッドに押し倒されるシーン。
男漁りに行くと勘違いしたムットが嫉妬に狂ってラックをベッドまで無理やり引きずっていって押し倒すシーン。
あれも最高でしたね。
何が最高って、有無を言わせない押し倒しっぷりとグイグイ攻め倒すムットのけしからん足もそうだけど、なにより全然抵抗する気のないラックですよね。
ムットの胸に申し訳程度に添えられた左手なんてあっという間に封じられて頭の上に縫い付けられるところなんてマジで最高すぎました。
そして最初こそは意地っ張りな顔で抵抗を見せたラックの表情が、ムットに攻められてどんどん甘く堕ちていく感じね。
またその時のピートくんの横顔が本当にもう美しい造形で、表情から雰囲気から何から何まで目が釘付けになって引き込まれました。
あと水中のシーンが何しろ美しかった。
ひとりで勝手に潜ってしまったラックが水中でパニックを起こすあのシーン、本当に海の底まで潜ってるのことにびっくりしました。
そしてその海の底で本当に心肺蘇生をしてるのがマジですごいですよね!
めちゃくちゃ綺麗なシーンなんだけど、心のどこかで大丈夫?酸素足りてる?苦しくない?と心配してしまう自分がいたりして。
いやほんと、綺麗だけどあまりに命懸けすぎる。こんな美しいシーンをこんなにがんばって撮ってくれて本当にありがとうございますとしか言えない。その心意気に頭が他に埋まるほどの感謝です。
しかし海の底からラックの手を引いて水面に向かって上がっていく描写が幻想的で美しかったですね。まるでトラウマに苦しんで抜け出せないラックを、光溢れる世界へ導いてあげるようで泣けました。
(追記 : 後にbehind動画を見ましたが、ダイビングのシーンが想像以上に命がけで驚きました。
そこまで水深は深くないとはいえ、水中でレギュレーターを外して演技する危険性を知って震えてる…)
あと時々素で戯れ合ってる?って場面が時々あって楽しいですね。
ベッドでいちゃいちゃするシーンなんか、ふぉとぴとのオフショでしょっちゅう見るぞ?って思ったりw
大型犬みたいに戯れ付くフォートくんを、しょうがないなぁって年上らしくあしらったり(ちょっと嬉しそうに←ここ大事)、キスされて😳みたいに大げさに驚くのなんてしょっちゅう見る気がするし、実際、フォートくんのアドリブキスも結構あったのでは?と思ったりしてるんですが、どうなんでしょうw
それにしても私はラブエアのスカイに出会ってしまって以来ピートくんが好きすぎるんですが、他の3人より少し年上なんですよね。
大学在学中という若い年齢で成功したのと違って、ある程度俳優経験を積んでからラブエアで跳ねたのだとすると、結構苦労人というか、それなりに売れない時代が長かったのかな?なんて想像してめちゃくちゃ応援したい気持ちがいっぱいになります。
やっぱりBLドラマを愛する者としては、BL出演を機に光を浴びてくれるのはとても嬉しいものがあるので。
あとエンドクレジットが各話で違う演出がいいですね。
何気にだんだん近付く2人の距離感を現していて、いつもはスキップで飛ばすクレジットもしっかり見てしまいました。
こんな細部まで作り込んでくれるこだわりも素晴らしいと思います。
脚本もストーリも人物描写も強く、演技力も高く、お二人のビジュも強くて、そしてあらゆるシチュのえちシーンも惜しみなく見せてくれて、ラブエアに続きまたまたタイBLの楽しさにやられてしまったのでした。
タイBLは脚本が強いというか、筋運びがしかっりしているのですごく感情を乗せて見れるのがいいですね。
脚本、俳優、濡れ場全てにおいてクオリティが高いし、なによりお金のかけ方が違う。ひとつのシーンでばん!と見せる豪華さにも惹きつけられるし、とにかく作り込みが細かいので本当に没入して見れます。
タイBLはカップル固定の鉄の掟があると教えて頂いたのですが、その神の掟のおかげで常に2人一緒にいてくれるしイチャイチャしてくれるし、その中でまた関係性が育って、そしてそれが次の作品にも生かされるという神循環が起きていて、ほんと素晴らしすぎます。
生涯固定カップルなんて、ある意味結婚並の契りだし、ビジネスパートナーでもあり、恋人でもあり友人でもあり最大の理解者であり、その上体を重ねる関係だなんて(?だよね?)、マジで最高すぎませんか?
日本のように期間が過ぎれば終わり、のカップル営業とは違って、ある意味生涯共にするほどの強い絆をもつタイBLのカップリングの素晴らしさに、私は心奪われずにはいられません。
BL成功の対価が日本とは段違いなのもあるだろうけど、製作陣も俳優も熱量と腹のくくり方が半端なくて、その覚悟やら想いがビシビシ伝わるからこそこれだけ心動かされるんだろうなと、思ったりします。
あとタイ語に関しても、最初はなじめるかどうか少し心配だったけど、あのぽこぽこした話し方とか、息を吐くような抑揚のつけ方とかが可愛らしくて、結構すぐ好きになりました
惜しむらくは母国語じゃないので細かいニュアンスなんかはどうしても分からないところ。
キーワードになる
トンラック=愛さなければ
マハサムット=海を
も、結局分かるようでもうひとつピンとこなくてもったいなかった。
いや、もちろん分かる。分かるんですが、できれば翻訳ではなくて母国語のニュアンスで分かればもっと感動したんだろうなと思うと悔しい。
本気でタイ語勉強したろかなとか思ったりして。
今のところ、「Love in The Air」「Love Sea」「Wedding Plan」と、3作見たけど、まだまだ名作が沢山ありそうで楽しみです。
「Wedding Plan」は、ラブエアの4人がカメオで出演して楽しかったですね。2カップルのその後が見れて満足度高かったです。
そうそう。「Love Sea」の3話で出てきた、ウィーの友達のフロストさんって、パーイの叔父でスカイの憧れの人で合ってますか?
あと、ラック先生原作ドラマに、ぼすうるが主演なんて粋な演出でしたね!!
ぼすうるの2人が美しくて、このドラマ見たい!原作も読みたい!と思ってしまいました。
Me Mind Yの作品はこういう作品同士のクロスオーバーが多くて楽しいです。
あと気になるのは、「TharnType」。
これはタイBLミリしらの時から、タイトルくらいは知ってた程に有名な作品なので、是非見てみたいと思っています。
あと「2gether」と「Cutie Pie」。
「2gether」はFODで見れるけど、「Cutie Pie」はどこで見れるんですかね…
私が現在視聴可能なサブスクは、FODとHuluとNetflixなんですが、どこにもなくて悲しい。
あとおすすめして頂いた作品も色々気になるし、しかしその前にまだまだラブエアを何度も擦りたいし、あぁ大変だ。時間なんぼあっても足りん。という嬉しい悲鳴。
ということでとりとめなくだらだら語りましたが。
結局なにが言いたいかというと、
フォトピト最高すぎん??
(マジそれなー)
長文お付き合い頂きありがとうございました。
おわり
ps.
タイBLの沼に落ちるきっかけをくれた日本版LiTA、本家のイメージを壊したくなくて実は全然見れてないのだけど、最終回にご本家様の出演があったそうだし、余裕がでたら日本版もちゃんと見てみたいと思います。
私信 : 愛しのBL姉妹へ
こんな素敵な作品を見せてくれて、一緒に盛り上がってくれて、いつも本当にありがとう。
大好きだよ❤