期待値がマイナスでも高いリスクを取れば資産は増えるが、リスクを制御できない人間は長期的には死ぬという話
「マンガでわかる株のキホン」の2巻を宣伝するための記事です。
先に結論から言うと、なかなか勝てないと思った人はリターンを追求するより先に、自分のリスクを制御したほうがよい、です。
上級者の人が「期待値」という言葉をよく使うので、期待値という言葉に踊られてる人が多いように感じる
でも、本当は株が勝てない人が先に注目すべきは「期待値(リターン)」ではなく「リスク(ボラティリティ)」です。
上級者はリスクの管理がめちゃくちゃうまい。負けることが殆どない。その基礎があった上で、さらなるパフォーマンスを求めるから「期待値(リターン)」を追求することができるのです。
どんなに下手くそ(期待値がマイナス)でも、リスクを取れば低確率でお金を短期的には増やせる
リスクとリターンの関係を理解したいならこちらのグラフを見たほうが良いですね。
上のグラフを見れば分かる通り、高いリスクさえとれば(ボラティリティが激しい銘柄を触れば)どんなに下手くそでも2%くらいの確率でお金が5倍になったりします。
上だとわかりにくいかもしれないから期待値をマイナス4%にしてみます。
それでもリスクが25%あれば、こういう資産推移をすることがあるんです。
これがNさんが短期間で100万から1000万に増やした理屈です。
Nさんがお金急に増えたのは、「市場リスク・銘柄リスク・ポジションリスクを全部重ねてエグいくらいのリスクを取ったから」です。リスクをめちゃくちゃ取っておけば、リターン(期待値)が0どころかリターン(期待値)がマイナスであっても100万が500万になることがあるんです。
ただ、その人達が株上手い人かというと違いますよね。短期的な資産変動は株が上手い(期待値が高いトレードを取れる)とは別なんですよ。
株が上手い人というのは「持続可能なリスク」を「高いリターン」を追求している人です。そして、それを無意識にではなく意識的に行っているのです。
これは「シャープレシオ」で示されます。シャープレシオについてはかぶせんさんの記事を参考にして下さい。
ちなみにかぶせんさんはリスクを常に一定の範囲に制御しながらリターンをあげる努力をしています。少なくともリスクを制御する部分は我々雑魚投資家でも真似できるので再現性があります。
一方、STFさんはリスクを状況に応じてコントロールされています。つまり「高いリターンが取れそうな時は高いリスクを取りに行き、ヤバイ時はいっきに資産を0にしたり出金する」ということをやっていますね。こちらは天才というかアートの世界なので、我々雑魚投資家がSTFさんの真似をすると
「高いリスクを取る」ところだけ真似して死ぬことになるでしょう。
まずはリスクを制御する
たしかにみんながすごい儲けている相場ってのはなんか乗らないとそんな気がしてきますよね。
でも、急激に上がっている銘柄は、リターンが高いという点だけが注目されがちですが、ボラティリティがすごく高い=リスクが高いです。
上級者ならリスクを理解しながらリターンを取りに行けます。資産があれば「資産の1割」みたいな感じで取り組むこともできます。ただ、初心者はリターンの高さだけを見てリスクを見ていないので、低くない確率で落とし穴にハマって死ぬわけです。
私のようなクソ雑魚ナメクジ投資家には「リターン」の方は計算できません。制御できるのは「リスク」の方なんですよ。
期待値をあげていく取り組みはまずリスクを抑えた後にやるべきことであって、期待値を上げる取り組みはクソ雑魚ナメクジ投資家には3年早いです。しかし上手な人はみんなリスクを抑えるのは当たり前のようにやってるせいで、クソ雑魚ナメクジ投資家にはレベルが高すぎる期待値の話をしてしまっている。まずリスク(ボラティリティ)を管理せよってことです。
具体的な話は、マンガでわかる株のキホンの2巻、16話を読んでください。
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