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今週の岡崎さんと藤戸さん010

今回の表紙は「マザーグール」。個人的におすすめの百合マンガです。1巻の間は読みにくいと思いますが2巻からは超面白いです。Kindleだと50%off、DMMだと70%offで買えるのでGW中にぜひ。

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岡崎さん









藤戸さん




その他



最近岡崎さんだけでは滋養が足りないのでいろんなところから栄養を補給したい……


正直ここ数週間の岡崎さんの話はちょっとぼんやりしていて、私の知識や理解力では全然相場環境の解像度が上がらなくて悩んでいるのですが、この点については、

①需給に関してはshenさんのブログ
②統計の理解については味ポンさんのnote
③さらにマーケットイベントの詳細な理解については村松さんのnote

がわかりやすくまとめてくれています。

Shenさんのブログではショートカバーは落ち着いたとしつつ、VIXが上がらないためシステマチック勢の買いが続いており、さらにEPSの引き上げによって売り側が売る根拠を失った状態が継続してると説明されています。
これだけ株価が上げているのにNAAIMも下がっており、本当に売りにつながるネタがない。FOMCは利上げしようがしまいがダウンサイドリスクはないしむしろ上げのリスクの方が高いとのことです。

ブル要因はEPSコンセンサス(これでとにかくショートは禁止になる)とNAAIM、ベア要因はCTAポジショニングとシーズナリティということになる。今週はまずISM, JOLTといったマクロ指標から始まり、FOMC, ECBと中央銀行デーが続き、残っているアップル決算の後に雇用統計が続く。運よくFRCの処理が直前に来たのでまだ銀行不安は続いているということでFOMCはダビッシュ・イベントになりやすく、ECBはホーキッシュイベントになりやすい


味ポンさんはリセッションリスクの高まりを示唆しつつも、やはり直近では上へのリスクの方が高いとの指摘。

鉱工業生産の先触れたるISM製造業は台湾の輸出受注に遅行して動く性質があるが、中国における半導体在庫の積み上がりで台湾の輸出も悪化している(図表)。国内では利上げ、国外では中国の過剰在庫という問題から、米国の鉱工業生産は苦境に立たされている。過去の歴史から、米国がリセッションに陥ることは時間の問題と言える

と述べつつ、雇用・家計・クレジット消費など堅調な数字がしめされています。いくつかのリスクに対して言及しつつも結論は以下の通りとなっており、相当売りは苦しそうです。

相場を俯瞰すれば、リセッションの姿が見えてくるほど株が上がるリスクの方が膨らんでいる点


村松さんのnoteでは日銀政策決定会合以外に、衆院選挙やインバウンドの好調が日本株を後押しすると述べています。

海外投資家の日本株フローは、4月の第三週目までで、既に岸田政権発足以降の最大の流入額となっている。(下図)単月で3兆円を超える勢いだ。これから、日本企業の決算発表が集中的に出てくるが、この流れは継続するだろう。

以上の事から、リスクがあるとすれば、FOMCではなくECBの方かもしれません。

ECB理事会では、25bpの利上げが予想されている。また同時に7月からのAPPの再投資の完全停止も発表されるかもしれない。いずれにしても、ECB内ではタカ派とハト派の対立は、FOMCメンバーの比ではない。ラガルド総裁としても意見の調整が難しいだろう。


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