2024/11/24 朝比奈訪問記
こんにちは、学生団体あさひかりです!🍵
私たちは、日本茶の魅力を幅広い世代に伝え、日本茶の課題解決にも貢献しようと静岡県の朝比奈玉露にフォーカスして活動を行っています。
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1、はじめに
みなさん、こんにちは!学生団体あさひかりの嶺です。
「朝比奈玉露をひとりでも多くの人に届けたい」という想いで活動している私たちですが、久々にその静岡県の朝比奈地域に訪れることが出来ました。私は一年前にも同じいきいき交流まつりに参加させていただいたのですが、今回はあさひかりとして活動を始めてまた違った面持ちで参加してきました!今回の朝比奈訪問を通じて学んだことや気づき、今後のやってみたいことなどをまとめました。最後までお読みいただけると嬉しいです。
2、いきいき交流まつり
このイベントは、静岡県藤枝市朝比奈地区で年に一度行われる地域のおまつりです。催し物があったり、豚汁や甘酒を無料でいただけたり、地元の方が作ったもろみ味噌やお汁粉、お饅頭なども売られています。ですが特筆すべきはさすがはお茶のまち、地元の手揉み保存会のみなさんの手揉みをみたり少し体験をさせてもらえたりする豪華なおまつりです。私たちは、お茶室で振る舞われる「つゆ茶体験」のお手伝いをしてきました!
*つゆ茶とは
朝比奈玉露を一番美味しくいただける飲み方!
茶器に玉露を入れ、低温のお湯でじっくり抽出した玉露の旨味と甘味を味わいます。「つゆ茶」という名前からもわかる通り、つゆほどの少量のお湯で抽出するため味のインパクトは驚きです。初めて飲む方は、玉露の旨味や特有の甘味にこんなに美味しいなんて知らなかった、面白いとおっしゃる方が多いです。
私たちあさひかりも、東京でつゆ茶を飲んでいただける玉露サロンを開催予定ですので、ぜひいらしてください🌿
手摘みで一番茶のみを使用する高級茶だからこそ、最後に茶葉まで味わい尽くします😋
今回のトッピングは、ポン酢と鰹節・オリゴ糖です。
そして私たちあさひかりが何より心待ちにしていたのが、今まで行った2回の玉露サロンで参加者の方々に書いていただいたメッセージカードを生産者の方にお渡しすることです!
生産者の方にインタビューを行った際に、6人ほぼ全員の方が「まずは玉露を飲んでみてほしい」とおっしゃっていました。実際に東京で初めて玉露や朝比奈玉露を飲んだ人たちの正直な感想やメッセージを生産者さんが耳にしたり目にしたりする機会は多くはないと思います。喜んでメッセージカードを持ち帰ってくださったときいてとても嬉しくなりました。
ちなみに、写真に写っていらっしゃるのは前島東平さんという生産者さんです。何度も賞を受賞されている大ベテラン。東平さんにインタビューさせていただいたときの記事も、よろしければ併せてご覧ください。
3、玉露テラス朝比奈
つい最近、11月中旬に新たにできた玉露テラスにお邪魔しました。
こちらは、生産者さんの遠藤昇さんの茶畑の中にあるテラスで、茶畑に囲まれながらお茶を楽しめる場所です!藤枝市も携わっており、お茶を楽しんでいる間に市で働いている方とも一緒にお茶を楽しみました。現状、公表している場所ではまだないそうですが、ご興味がある方はぜひ私たちのDMにご連絡ください。お繋ぎできるかもしれません。お茶畑に囲まれて飲むお茶は格別です✨
4、日本茶専門店「茶石」
朝比奈訪問の最後は、箱根の強羅にある日本茶専門店「茶石」さんを訪れました。
なんとこちらのお店では、先ほどの遠藤昇さんの玉露を取り扱っています。一煎目、二煎目、三煎目まで贅沢に目の前で淹れていただきました。そして最後には茶葉もいただきます。
一煎目は、急須でもこの甘味が表現できるのかと驚かされたほど甘味がよく出ていてとても美味しかったです。そして二煎目でもその甘味がなくなることはなく、玉露の美味しさが引き出されていました。二煎目は、急須だと少しお茶の苦味も合わさって煎茶に近づいていく印象があったのですが、二煎目でも一煎目の甘みに引けを取らない美味しさでした。最後の三煎目ですが、味が薄れることがないのはもちろん三煎目でも甘味を感じられ、プロの淹れてくださるお茶の完成度に感服しました。同じ玉露を使用しても、淹れ方次第でこうも味わいを変えられるのかと勉強になりました。お茶を人に淹れるという経験がまだまだ不足しているため、メンバーで感想を言い合いながらもっと淹れる練習もしようと意気込んでいます。
公式 HP:
5、感想
久々の朝比奈訪問となり、生産者のみなさんとまたお話しできたり玉露を淹れたり飲んだりと普段のミーティングではできないような楽しい時間をたくさん過ごせました。特に印象的だったのは、やはり最後の茶石さんでの玉露でした。私たちが提供する意義や価値は、プロのみなさんのようなクオリティの玉露をお出しすることではないと思っています。しかし、それでも自分達が美味しく淹れられなければみなさんに感動してもらうことも、その後の生活で朝比奈玉露に触れ続けてもらうきっかけを作ることも難しくなると思います。まずは、飲んでもらった時にきちんとその美味しさや心を込めて丁寧に作られた茶葉を最大限輝かせられる引き出し方もものにできるように、試行錯誤していきます。また、玉露サロンのあり方も道中メンバーと色々とお話しをしていました。ただ美味しく飲んでもらうだけでなく、お茶を囲んでお話しする時間も立派な価値があり、その時間をどう過ごしてもらうのかなど次回の玉露サロンをより良いものにしようと考えています。
ここまでご覧くださり、ありがとうございます。ぜひ、今後とも応援していただけると嬉しいです。
(著:嶺)