自己肯定感と将来の海外移住
やってみよう
英語圏の恋人が出来てから、中学英語もろくに出来ないことをなんとかしようといろいろな教材やアプリや厳しめな教室試してみた。留学経験もなければ海外旅行さえしたことのない、お察しの経済力。貧乏暇なしというやつです。音楽も俳優もアイドルも興味がない、趣味として言葉を覚えようという気にさせるものが自分の中にない。恋人は日本に20年近く住んでいるから、日本語もかなり喋れるもんだから日本語で話さない方が恥ずかしい。
子どもを産んでから、何もかもしっかりするしかないという状況になり、子どもを引き取ると子どもが無条件で愛してくれるのでとにかくそれに応えるべくしっかりした大人になろうとした。恋人が日本で女性はこういう風にするべきと学習してきた言動がほとんど通用しないことで、できない自分がおかしいと自分を責めてきたいろいろな常識が、別に世界中の常識でも真理でもなくて、日本文化としての正解だったり好まれることなだけだと知ったら、楽になった。自分のままで愛されたいけど、こんな欠陥品で異常な私を愛してくれる人なんて、どこにもいないから出来る限り努力して少しでも気を抜くとすぐに嫌われてしまうから、苦しいみたいな窮屈さとか必死さがなくなった。
別に、私は特別美人でもないし、体型も平凡でオシャレさもない。生活力も低い。モテるわけではないけど、付き合う相手に困るほどでもない。コンプレックスだらけのこんな見た目でもよく思う人もいるわけだ。大多数から見た目が良いと思われる必要がある仕事でもないし、自己実現としてももう少し鍛えたいというくらい。じゃあ見た目なんて好みだな。だいたい好きになればよく見えてくるもんかと思い始めた。すると、仕事で見た目や食事についていじられても、誰が見ても良い人だし見た目も素敵な人と比べられても、まあ人の好みだからなと気にならなくなった。私のことをすごく褒めてくれる人がいるから、みんなに好きになってもらう必要がないので、自信がついた。自己肯定感というのは、後からでもちゃんと育めるんだとしみじみと思った。
境界性パーソナリティ障害はほとんど基準を満たさなくなったと思うから、寛解かなと考えている。発達障害は学習と経験である程度健常者に見えるけど、いろいろおかしいから、やっぱり人と合わせなくてはいけない仕事は浮きやすくて疲れやすい。天候で体調を崩すし、眠気を強くて怠けているとか舐めているように思われやすい。そんなことを恋人に話すと、恋人の国ではみんな変だからそんなに日本ほど人のことを気にしていないと言うし、働き方も日本とは違うからもう少し余裕があるので、私にはその方が良いかもと言う。
私は英語力皆無なので、配偶者ビザがいきなりは取れない。しかし、結婚すると生活保護を外れるのでますますお金がないのにどうやってお金を貯めるのか不安しかなく、取った資格だと少し給料が上がるため転職を考えていた。恋人は、仕事を辞めて英語学習だけに専念して、いろいろなビザを取って行ったり来たりしながら、移るのが良いと教えてくれたが、その発想自体が私の経済状況では思いつかないものだった。恋人も低所得だし私も低所得だし、合わせたって低所得だもの。でも、結婚したらお金を貯めつつ、やってみようということになった。
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