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地方移住をためらう一番の原因になっていた「自治会」に参加してきた話


こんにちは。
東京から富山県朝日町に移住してきて
約一ヶ月が経過しました。
なつめです。


まず誤解を招かないために結論から言っておきます

「自治会の草刈りイベント。バリ楽しくて草。」
というのが、実際に参加してみた率直な感想。


しかし実際に参加するまでは正直「億劫だな〜」と思っていたのです。
そもそもわたしが地方移住にイマイチ踏み切ることができなかった一番の原因が「自治会(町内会)」の存在でした。

社会経験を経てようやく表向きには社交的に振舞うことができるようになりましたが、根っこの部分は変わらず、人見知り単独行動大好き自己中心的で協調性のカケラもない人間。
「こんな自分が密なご近所付き合いを上手くやっていけるのだろうか」と不安を抱いていました。

しかし現在の仕事柄「地域住民と積極的にコミュニケーションを図る」ことは必須であり、町内会に入らないなんて選択肢はそもそもなかった。


移住してきて三日目くらいにまわってきた回覧板には「日曜日 午前8時から草刈り」のお知らせが。
(うをーーー早速きたな…)と思いながら、お知らせに書かれていた持ち物「草刈り用の鎌」をダイソーに買いに行きました。


そして迎えた当日。
集合場所に行ってみると25度越えの暑い日だったにもかかわらず、みなさん揃って長袖長ズボンに長靴を履いてのガチ装備。
ポロシャツにスニーカーを履いた軽装の若造がひとりポツンと浮いてしまっていました。

そんな姿を見兼ねて、事前にご挨拶をしたことのあった班長さんが「なっちゃん!あんたそんな格好じゃマムシおるから危ないよ!長靴貸すから!あと鎌も小ちゃいのじゃ切れないから誰かに借りな!」と言って、長靴とデカい鎌を貸して下さりました。
優しさに泣いた。(マムシがいるとは聞いてないが?)

東京の多摩地区にある実家にいたときも町内会はあって、簡単な公園の掃き掃除くらいは子どものころ参加していたので「だいたい2、30分くらいで終わるかな」と思っていたら、まさかの2時間のガチ草刈り大会が始まりました。

男性陣は川辺の草を草刈機で豪快に刈っていき、女性陣は鎌で木のまわりの細かい草を鎌で刈っていきます。

この一つの作業に「没頭」できている時間が、わたしにとってはなんだかとても有意義なものに感じられたのです。
スマホを見ず完全にデジタルデトックスができる環境。身体を動かして汗を流しながら一生懸命に作業し、透き通った川のせせらぎを聞きながら町民のみなさんと地べたに座ってポカリを飲んでいる時間。

「これは完全に中学の陸上部のあの感じ…青春…」と錯覚してしまうほど。


そんなこんなで町民のみなさんとおしゃべりをしたり、黙々と草を刈ったりしていたら、あっという間に2時間が過ぎていました。

帰り際にアサヒの500缶と柿ピーをもらって、あっさりと解散。なんて健全な集いなんだ。


参加するまでは、あんなにネガティブな印象を抱いていた自治会も参加してみたら最高に楽しいものだったということがわかりました。

あとは町民のみなさんが兎にも角にもみんな揃って親切。「こんなに若くて綺麗な人が来てくれるなんて町の宝だ」と大袈裟なことまで言ってくれるおじいちゃんもいた。お世辞だとはわかっているけれど他所者をそんなあたたかい心で迎え入れてくれたことが何よりも嬉しかったです。



地方移住のことをネットで検索してみると、良くない情報が錯綜していてなかなか決断に踏み切れなくなってしまいがち。

一方でわたしが暮らしている朝日町のように素敵な地方もあるんだよという発信が移住を迷っている人の背中を押す一つのきっかけになっていければいいなと思います。


朝日町への移住に関する情報はこちら
https://www.town.asahi.toyama.jp/iju/

こちらからLINEでの相談も可能です◎
https://lit.link/kosugiya









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