金属部品の熱処理時の変形を防ぎ、歩留まり率65%→99%に改善
課題の概要
インジェクター用部品の製造過程において熱処理を施しますが、熱処理により変形が発生。製造の歩留まりが65%程度になっていました。
他社へも相談してみたが、対応してくれるところが無く、改善方法を見つけられずにいたところ、朝日熱処理に相談をいただきました。
課題の原因
主に2つの原因で歪みが発生していることが判明。
①連続炉で処理していたが、連続炉のコンベアがメッシュ状になっていて、
そのメッシュに部品がひっかかりそれが原因で変形が起きている
②冷却時に均一に冷却がされてないことにより歪みが発生しやすくなっている
解決策
弊社の場合、バッチ炉での処理となりますが、通常はバスケットと呼ばれる網カゴに入れて処理をします。これでは網目へのひっかかりが解消されないので、
お客様のワークに合わせた専用の治具を準備してひっかかりの防止を提案。
冷却においては冷却剤の流れを均一にするなど、歪みが発生し辛い冷却法を採用することにより、冷却による歪みの防止策を講じました。
対策の成果
熱処理後も歪みが発生しないようになりました。
従来の方式だと歩留まり65%程度だったが、弊社で処理をするようになり
歩留まりは99%に改善した。
朝日熱処理工業は熱処理・表面処理のプロ集団です。
他で断られるような難しい熱処理も対応します!
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