なぜ台湾人は多くの日本語の単語知ってるの??
はじめに
台湾が好きな日本の皆さん、日本が好きな台湾のみなさん、打给厚(ta̍k ke hó )!アクトメンバーのsakiです。
今回ライターの順番が一巡し、約3ヶ月ぶりに私の番が回ってきました。みなさんがこの3ヶ月、私たちの記事を見て、少しでも台湾のことを詳しくなっていたら、私たちもとても嬉しいです。
さて今日は私が台湾留学当初、不思議に思ったことを紹介します。
留学当初、私は台湾に関する知識をほとんど持っていませんでした。
そんな状態で、多くの台湾人と話をしていくうちに、一つ疑問に思ったことがありました。
『なぜ台湾人はこんなに日本語の単語を知ってて、話せるの?』
この時期の私は、まだ中国語がそこまで流暢ではなく、ものの名前を伝えたくても、なんて伝えていいかわからなく、困ることが多かったです。そんな時はそのものの写真を見せて、単語を教えてもらってたんですが、その時『これOOだよね?』と日本語名で答えが返って来ることがよくありました。
最初は、『この人日本語得意なんだすげー!』と思っていましたが、そんな人が増えるたび、『なぜ台湾人はこんなに日本語の単語を知っているんだ!』と不思議に思い、調べてみると、そこには台湾で話されている言語と深い関わりがありました。
その言語とは『台湾語』です。
台湾で多くの人が使っていて、標準語(中国語繁体字)とはまた違う言語。
今回は前回引き続き、『日本語から派生した台湾語』をテーマに台湾の言語にフォーカスして、みなさんと一緒に台湾について学んでいきたいと思います。
今回は日本語と発音が似ている台湾語ばかりを紹介しているので、現地の方と交流の機会があれば、是非使ってみてくださいね♪
台湾語ってなに?
ここではまず台湾語についてあまり知らない人向けに、台湾語について簡単に説明をします。もしすでに知っている方は、次のトピックに進んでください。
台湾では標準語の中国語(繁体字)以外にも、いくつかの言語が使われています。その中でも標準語の次に話者数が多いのが台湾語です。
下に台湾語の特徴をwikipediaと私が台湾で得た知識の二つの角度からまとめてみました。
<wikiでみる台湾語の特徴>
・中国語では台湾語のことを台語(タイユー)という。
・台湾人口の70%以上が使う。
・台湾語の母語話者は河洛人(ホーロー、または福佬)と呼ばれる
・福建省南部で話されている閩南語から派生した言葉で、別名台湾閩南語とも呼ばれる。
・現在正式な文字はなく、主に話し言葉として使われている。(便宜上の漢字は存在する。)
・日本語から派生した言葉が多数存在する。
<saki視点の台湾語の特徴>
・台湾語を話す人が中部以南に集中している。
→中部以南の地域で夜市など行くと、始めに台湾語で話しかけられる確率が上がる。
・各地方で台湾語の発音が若干違う。
→この特徴は中国語にも当てはまり、大学では、発音を聞いて出身地をあてるゲームがたびたび行われる。
・北部に住む20代以下の若者は台湾語を話せない人が多い。
→現在台湾では台湾語を話す人口が減ってきており、台湾語の継承が課題という声も上がっている。
日本語から派生した台湾語
ここでは日本語から派生した台湾語の単語をまとめています。
①食べ物編
②日用品・車・工具編
最後に
今回台湾語の説明と、日本語から派生した台湾語について紹介していきましたが、みなさん何か面白い発見はありましたでしょうか?
今回は紹介できませんでしたが、台湾語の歴史も是非調べてみてください。
言語の歴史は、その話者たちの歴史でもあります。
台湾語の歴史をみていけば、普段知り得ない台湾人の歴史が浮かび上がってきて、より台湾や台湾人のことを知ることができるとsakiはそう考えます。
また機会があれば、台湾の歴史についても、みなさんと触れ合いたいですね。
では今回はここまで、閲覧ありがとうございました!
また次の投稿でお会いしましょう。