見出し画像

父の誕生日〜心はコロコロ変わるからココロ〜

昨日は父の誕生日でした。
と言っても、父とは高校に上がる前に会ったのが最後でそれから連絡もとっていないので疎遠の父です。

私が小学生の頃に両親は離婚し、その後しばらくして父は再婚をしました。
私たち子供はみんな母を選んだので、今思えば父は寂しかったと思います。

この歳になるまで、父のことはあまり良く思っていませんでした。
離婚する前に大声で喧嘩していたトラウマや母子家庭になってからの父の在り方はあまり親として尊敬できるものではなかったからです。
私にとって許せない大人の仲間入りをしていました。

ですが、最近よく父の想いを想像し考えることが増えました。
父も不器用でどうすれば良いのかわからなかったんだろうな、とか。
家族のために生きて突然一人になってしまった現実を想うとあんなに許せない大人だと思っていたのに、切なくなってしまいます。

今はきっと幸せに暮らしていると思うけれど
海で磯遊びした事も、公園で自転車の練習をした事も、犬を飼って一緒に遊びに行った事も、祖母の家で父と二人だけで眠った夜に握りしめた手も
父から受けた愛情は確かで、色濃く受け継いでいると感じるDNA。

この先人生のステージが変わったら、そのタイミングで父に再会してみたいなと思うようになって「父を許せた自分」がいる事に気づきました。

この歳になって、父を許せるようになったのは自分自身が様々な体験をしてきたからだと思います。
人生ハードモードの中で暗闇に埋もれる時間があったから。
痛みを知って、いろんな事がもうスーッと良い意味でどうでも良くなったんですね。

人は変わるし、心も変わる。
「心はコロコロ変わるからココロって言うんだって」
友人が言っていた言葉を思い出して、笑みが溢れます。

人生って面白い\(^^)/


















いいなと思ったら応援しよう!

一藤木 朝陽
また読みにきてください。