私の第二の故郷津市と津まつり
日本一短い名前の市といえば"三重県津市"です。平成の大合併により慣れ親しんだ香良洲・河芸・白山・美里・芸濃・安濃・美杉町に加え久居市も合併し巨大な町になりました。数年前にはあまり望ましくない事で有名になったかもしれませんが、私にとっては6年間通った母校がある第二の故郷!です。
その津市最大の祭り"津まつり"は古くは寛永年間(1624~44)にさかのぼる八幡神社祭礼に起源を発しています。寛永12年には津藩2代目城主藤堂高次公が毎年祭りが開催できるように八幡宮に銀子10貫目を寄付したとされています。その高次公はあの有名な藤堂高虎公の長男で娘の石姫は切支丹に対し厳しかった家系に反しカトリック教徒となっています(永井病院近くの正覚寺に墓があります)。
津まつりは平成10年よりはじまる全国的なよさこいソーランで有名になっておりますが、各種文化財指定の伝統芸能が間近でみれることでも特筆すべき祭りです。
平成3年にふるさと創生事業で建造された和船山車「安濃津丸」の船長には例年著名なタレントが選ばれ本年もSKE48の須田亜香里さんが務められました。
そして残念なことではあるのですが、例年一日は雨が降り予定変更されることも恒例になっております。
会場は広範囲に渡り、本年はコロナ禍も開けつつあり12会場に及びました。様々な学びと味が楽しめ、"津市の全てがここにある"と言っても過言ではない津まつり。例年出演させて頂けていることに感謝し、三重県愛をより深めるよい機会になっております。
戦国武将で築城の名手藤堂高虎公(墓所は寒松院)はもとより、本居宣長に先んじ日本初の百科事典を作った谷川士清(墓所は福蔵寺)、忠犬ハチ公の主人上野英三郎(墓所は久居法専寺)、陶芸家川喜田半泥子(墓所は玉保院納所道場)、朱子学者齋藤拙堂(墓所は四天王寺)らを輩出した"津市"是非訪れていただきたいと思っております。