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椅子
長い間ローテーブルで食事をしていたのですが、姿勢を改善するために
昨年からようやくダイニングテーブルもどきを導入しました。
なぜもどきかと言うと、夫の古い仕事机を活用しているからです。
日用品の目隠しに使っていた布を敷くことで、ボーダーのおかげもあって
それらしく見えるようになりました。
ただ、ここで発生する「椅子がないじゃないか問題」
(椅子ってダイニングテーブルを購入する時に購入するものなんですかね?)
「まぁとりあえずはこれで」と、ピアノ椅子と折り畳み椅子で対応。
食事とパソコンを使用する時にはダイニングテーブルにいるものの、
座りが落ち着かないのですぐローテーブルへ。
「いつか」
そう言いながら気付けば1年を迎えそうになっていました。
(姿勢を改善するためだったので、本末転倒ですね)
そんな折、夫がマットレスを新調することになり
せっかくだから椅子も購入しようとようやく重い腰を上げました。
(座るものを探しに行くんですけどね)
「どんな椅子がいいかな〜」
とデザインを探してみたり
「そもそもどんな椅子なら座っていられるんだろう?」
とおすすめの椅子の定義を調べてみたり
(こういう時間って楽しいですよね)
そしていくつかあたりをつけて、いざお店へ。
座ってみるとどれも悪くないんだけれど、しっくりこない。
「足がつかなくて落ち着かない」
「背もたれが痛い」
「イメージと違った」
調べて見たものと実際に体験するのはやっぱりちがうものですよね。
その後、デザインも背もたれもおさまりも良い椅子に出会うことができ
晴れて我が家も椅子がある生活になりました。
食事や読書を姿勢よく楽しめるのはもちろんですが、なにより
椅子があることで部屋の雰囲気が一気に”部屋然とした”ような気がします。
夫も私も物持ちがいいほうなので、壊れてしまうようなことがない限り
長いこと苦楽を共にした”ものたち”が家にはたくさんあります
(私の場合で言うと、テレビが15年目に突入しました。地デジカの切り替え時期で、まだアナログボタンがある子です)
ものを大事にするのはいいことだけれど
あるものである程度生活ができてしまうことって
いいようなわるいような、、、と少し考えたことでもありました。
姿勢のことを考えればもちろん早く椅子を購入した方がよかったのかもしれないですが、そうじゃなかったからこそ自分たちにとって
「どんな椅子が合うんだろうか」
と考えて出会うことができたようにも思います。
椅子は座るだけのものじゃないなと、ようやく気づいた冬でした。
「椅子はいいっすねぇ」
おわり