障害を抱えながらの学生生活①〜小学生時代の体育〜
皆さん、こんばんは。あさひです。
今回は何を書こうか悩みましたが、障害がある上での学生時代の過ごし方、困ったこと、そしてその乗り越え方などのことを書けたらと思います。
実際に書いてみると長くなったので、それぞれ思いついた括りで独自に纏めようと思います。
今回は小学生時代の体育についてです。
はじめに
いつもの注意書きです。これから書くお話はあくまで私の場合であり、脳性麻痺を抱えている皆さんが全てこういう悩みや過程を経てきているわけではありません。一例にすぎないことをご理解の上お読みください。
そもそもの話になりますが、私の障害は脳性麻痺なので、物心ついた時には障害がある状態でした。 と言っても、それを自覚したのはかなり後の話で、上に貼ったnoteに書いてある、今のような装具あり杖ありが最初からそうだったかというとそうではありません。
みんなと違うと感じた日
保育園〜高校までは補助具は何も付けず生活していました。その上私には発達障害やその他のコミュニケーションにおける障害はなかったので、小学校に上がる前まではとくに何も感じずに健常者の友達と同じだと思っていたと思います。
そして見た目としても、よく注目して私を見ている人は歩き方が少しおかしいとこに気づくといった感じで障害を持っていることはわかりづらい子供だった…はず…です!
ですが、小学1年になってしばらく経った体育の授業で子供ながらになんで??と思うようなことが起きました。
それは「縄跳びが跳べない!!」
え?と思われた方もいるかもしれませんが説明をすると、当時の私の能力では、縄を自分で回す+飛ぶという2つの行動が同時に出来なかったんです。今の説明でわかるかもしれませんが、所謂ごく普通のなんの技でもない普通飛びが「出来なかった」のです。1年生ですからみんな最初は苦戦していました。ですが、一回目の授業が終わる頃には大体の子は普通飛びが出来ていて、私だけが脳内パニックでした。なんでみんな2つのこと同時にてまきるの!?と。
体育の授業が終わり悶々としながら家に帰った日のことを私は忘れていません。そしてその日両親になんで、みんなは出来ているのに出来ないのかと尋ねたと思います。そうすると「母があさひちゃんにはまだ早かったのかもね…。」と言われた気がします。
そこで小学生なりに疑問に思ったわけです。私は皆と何か違うのかと。これが私の人生初めての違和感でした。
でも、それは練習の違いだと思うことにして当時は体育の授業がない日でも縄跳びの練習をして縄跳びの最後の授業では、普通飛びが2、3回出来るようになっていました。当時の私にとってはものすごい達成感でとても嬉しかったのですが、私が普通飛びが出来るようになった時にはみんな簡単な技が出来るようになっていて、達成感はあったけれど、少ししょんぼりした思い出でもあります。
(追記)
ちなみにこの事を当時、少し時間をあけてかかりつけのこども病院の担当PTさんに話したら、普通あなたの今の状態では縄跳びはできないはずなのに!?とかなり驚かれたことを思い出しました笑
出来ないはずのことは頑張る必要ないのだと今になって思いますが、それは今の話であって、当時の私はみんなと違うことが嫌だったんだと思います。
難しいですね…。
体育=他の子よりも練習!
思えば最初の縄跳びで「やらない選択肢」を取れればよかったのですが、私の性格上縄跳びの経験が「みんなより練習すれば出来る!」になりました。その結果それからの体育は練習の積み重ねが当たり前で、鉄棒・マット・跳び箱・卓球・バスケ・サッカー・50m走・100m走など体育は基本出来ないことだらけでしたが練習してなんとかしようと必至でした。ですが、練習して少しは様になるもの(卓球や鉄棒など)、そもそも練習できないもの(マットや跳び箱など)、練習してもどうにもならないもの(バスケ・サッカー・50m走・100m走など)と様々で特に走って何かする系は元々の足の遅さを早くしようにも限界があったので大変でした。
でも、小学校には両親が入学前に私に障害があることを説明していたので、そもそものその「頑張っていること」が評価されることか多く小学生の私にとって体育はそんなに嫌な授業ではありませんでした。しかし、この方法で体育が通用するのは小学生までなのだと、中学生になってから気づくのですがそれはまた中高校編のnoteで書きます。
今改めて書いてみると根性論というか、もっと力抜いていいよ、自分と思ってしまいますが、この体育の経験によってある程度、根性、忍耐力、やり遂げる力なんかが育ったと思います。
とここまで書いたところで結構な文字数になったので今回はここまでにしようと思います。
おわりに
今回は体育のことを中心に書きました。その他にも学生生活で色々困ったこと、それはどうしたかなどがありますので、あまり時間を空けずに続きを書けたらなと思います。
次回は練習が出来ない!苦手な授業などについて書いていこうかなと思います。
☆追記、次のnoteの構成上このnoteの一部を改変しました。すみません!
さて、いつもの挨拶となりますがこんな拙く長い文章をここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
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ありがとうございました!