そうべつりんごめぐりに行ってきた
2023年10月3日アイドルマスター公式アカウントにて告知された壮瞥りんご大使への木下ひなた就任の一報に驚き歓喜した道民Pは数多くいたと思う。私もそのうちの1人で歓喜6割驚き3割戸惑い1割の感情が入り混じってその日の夜は各方面のPさんたちのコメントを検索し感動を共有し続ける夜を過ごしたのを思い出します。
道民Pと書きましたが北海道でオタクイベント、特に公式イベント、しかもアイマスイベント、さらには765プロのイベントはひじょううに貴重でまだアニマスもシンデレラもミリオンも無かった15年以上前に2ちゃんねるアイマススレで地元語りを事あるごとにはじめて鬱陶しがられていた道民Pの隔離場所として道民Pスレを「いちさん」として建ててそこからDo-minPのオフ会を呼びかけ以降頻繁にアイマスオフが開催されその北海道という隔離された場所で独特のアイマスオタク文化を作りあげた様子はどこかの噂で北の方になんかヤベェ奴らがいるらしいなどと言われるようになったりした過去があったのも供給不足やイベントが主に開催される関東まで気軽に行けないもどかしさからの渇きの裏返しであったと思う。
さて木下ひなたさんがどうやら北海道壮瞥町出身らしいというのは熱心な同僚の皆さんの研究で公式に明言はされてはいないものの大使就任より前から伝え聞いていて訪問記などを見て密かに聖地化しないかなとワクワクしながら眺めていたものの出身地壮瞥というのは初めて聞いた時はそこか!?というのが正直な感想でなんとなく余市かな仁木かなと想像していました。
木下ひなたさんの北海道関連のお仕事は大事就任が始めてではなくて
と、道民アイドルとして実績を積み重ねてきたわけでいずれは札幌や新千歳空港などで凱旋ライブやコラボグッズなど販売しないかな…と期待していたのが壮瞥でなにかやるらしいというのがアイマス公式と受け入れ側の本気度が感じられて嬉しくアイマスPならどこでイベントやっても集まって楽しむだろうとの信頼があったので具体的な内容もよくわからないうちからイベントの成功を確信して今住んでいる札幌からの行き方を調べて片道2時間?日帰り余裕じゃん近い近い!と就任式を心待ちにしていたのを思い出します。
ところがそこまで楽しみにしていた大使のお仕事だったのに副業(P業以外のお賃金を稼ぐお仕事)がいろいろなんやかんやあって11月になってしまいました。23年の冬は暖冬で雪も少なかったものの悪天候の日も増えてきてこのままずるずると過ごしていては終わってしまう!この心身疲れ果てた自分には壮瞥のりんごしかない!と気持ちを無理矢理奮い立たせ11月12日の夜に準備(汽車賃を口座から引き落としリュックを空に)して目覚ましをかけて就寝
翌日朝天気は良くもなく悪くもなくJR新札幌駅に向かい伊達紋別駅行きの切符を買って出発、往復特急券付きで約1万円ぐらい、りんご代とかもろもろ合わせて今回の旅の予算はだいたい2万円
父の仕事の関係で子供の頃は3年周期で道内各地を引っ越して歩いていたんですが、伊達も小学校3年生から5年生の間に住んでました。あやめ川の近くに住んでて伊達小学校に通ってていくつかの学校を転校してたんですけどなぜかここの校歌だけいまだに覚えてて歌えます
やまなす苦難〜♪
伊達は北の湘南なんて呼ばれていて温暖な気候で北海道の中でもでも植物や生き物もなんとなく違うんですよね、外遊びが楽しかったので特に記憶に残ってるんだと思います
駅に着いて雪がちらちら降り始めるなか壮瞥行きのバスが来る前に壮瞥周辺のセブンイレブンでのみ売られているという壮瞥産りんごを使ったアップルパイを購入するため最寄りのセブンイレブンに歩いて移動、往復30分ぐらいかかった?
無事購入して再び駅前に戻り道南バスに乗って壮瞥へ、昭和新山と有珠山!住んでた頃遊びに行ったなぁ。噴火体験コーナーとか迫力があった
だんだんと重く肩に食い込むリュックと入り切らずエコバッグに放り込まれたりんご…宅配する手もあったけど帰宅後すぐに食べたかったから…(徒歩移動だったのでこれがなかなか大変だった、果樹園巡りする時に歩道がない!横断歩道がない!どうする!?なんてこともあったっけ)を担ぎながら果樹園の方々と会話を楽しみながら数時間、みなさん丁寧にりんごの説明をしてくれて試食も大盤振る舞いで時にはひなたちゃんの話題を向こうから振ってくれることもあって(一般通過りんごを求める人ですよという顔をしていたのにどうして毎回バレるのか…隠しきれないオタクオーラか)とても楽しく暖かい気持ちになる時間を過ごすことができました
この雰囲気どこかであったな…と思い出したのが帯広ばんえい競馬場で行われたアイドルマスター記念、これは壮瞥とは違って高槻市のやよい軒のようにまったく縁もゆかりもなかった土地なのにPの間でこじつけのような繋がりが見出され勝手に盛り上がっていたのが公式に拾われた例なんですが、あの時も併設の施設に亜美真美のイラスト付き商品紹介があちこちに飾られていたりそこら辺のおじさんに声をかけられて競馬新聞の読み方やおすすめの馬を教えてもらったりしたっけな当たらなかったけど
帰宅後毎日壮瞥産りんごを食べる日々が約1カ月続きました、これがどれも美味しかった。特に気に入ったのがハックナインと群馬名月、ジューシーで歯応えもよく大きさもあるので食べ応えもある。
りんごの品種といえばフジと青リンゴ?という程度の認識しかなかったそれまでの自分でしたが今回のイベントでさまざまな個性的な品種がそれはもうたくさんあることを知りました。あれから果物売り場を通りがかる時は品種や値段や産地も気にするようになって滅多に見かけないんですが(だいたい青森産で道内産は余市と長沼産を見かける)たまに壮瞥産のりんごを見かけると手に取るようになったりしました
買ってきたりんごが尽きたあともりんごを買ってきてよく食べるようにはなったんですが味の濃さとか大きさが物足りない…あの時のりんごはめっちゃお買い得だったんだな…!と感じます
そんなわけでまた今年もコラボイベントの有無に関わらず仕入れに行きたいなと計画してます、前回まったくの知識無しでしたが今回は推しりんごもできましたし、自分の好みもわかりましたのでもっと効率よく回れるはず
あえてレア品種狙いというのも面白いかもしれない…
ということでここまでとりとめもなく数ヶ月にわたって書き連ねた記憶の記録もここらへんで終わりにしようと思います
素晴らしい縁と美味しい食べ物にめぐり合わせてくれた関係者の皆さんや共に盛り上げたP仲間たちに改めて感謝です。これからも時代や人が変わっても良い縁が続くことを願ってます!
2024.5.11