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day.11 8カ月で会社を辞めました。【ほぼ毎日note】

車中泊旅を終えた後、帰る家というものがなかったのでしばらく石垣島の母のもとに厄介になり、失業保険をもらいながら就職活動をした。

前の職場にいるときに取得した通関士の資格を活かし、誰もが知るとある運送会社の、通関部門(主に企業の輸出入のお手伝い)で正社員として働くことになった。

それが、今年の2月のこと。そしてわずか8か月後の今日、退職した。

最初は、3年はがんばろうと思った。通関士としてある程度経験がたまるには、最低でもそれくらい時間がかかると思ったからだ。実績を積めば、港や空港のある場所ならほかでもどこでも働けるようになると思った。

で、結局続いたのは8ヵ月。我ながらあきれる短さだけど、自分に正直に判断したらこうなった。それだけのこととも言える。

今まではあっさりとしか理由を書いてこなかったけど、ここではっきり書いてみようと思う。1年も居続けられなかった理由を。

①通関士としての仕事は全体の3割ほどで、7割は梱包・荷物の積み下ろし・ピッキング等の作業ばかりだった
②「残業の目標時間」というおかしなシステムがあり、到達していないと指摘された
③ ②のことから、従業員個々の人生の時間を尊重しない会社だと感じた
④梱包・積み下ろしなどの作業をしていると、こんなこと続けてて何になるんだろうと思ってしまった(作業担当の人の仕事を下に見てるつもりはないけど、自分の進歩にはつながらないと感じた)
⑤旅のあと、改めて沖縄を選んだからには、沖縄に居られる幸せを最大化してくれる北部にやはり戻るべきだと気付いた。楽しくもないし成長もできない場所でストレスに耐える時間は無駄だと思った。


だいたいこれですべての理由を網羅していると思う。
時間を投じている分(残業が多い分)、沖縄の中では給料は悪くない方だったし、わずかでもボーナスはあるし、休みは取りやすかった。毎月10日の公休+有休も取れた。

それでも、なんでこんな会社に自分の時間を切り売りしなければならないんだろうという気持ちの方が大きかった。こんな会社の方針に従わなければならないことがもう、いやだった。青臭いと言われても。

とはいえ、次の仕事を見つける前に辞めるほど無茶でもないし、無計画でもなくわりとマジメな人間なので、ちゃんと転職活動をした。今までの経験を活かせる貿易関係も探したけど、いい条件の仕事は見つからず、思い切って業種を変え、運のいいことに採用してもらえた。それから、今日までは、約1か月ほどあったけど、あっという間だった。

たかが8ヵ月しか勤めなかった人間には、もちろん周囲の反応もあっさりだったし、私もあっさりと、さっぱりと最後の日を終えた。それでよかった。

明日から、大好きな北部で暮らせる幸せを享受し、写真のこと、釣りのこと、そして次の楽しみな仕事のことだけを考えられる。また車で自由に走り回れる生活になる。最近、恋人と別れて一人になったばかりだけど、それを考えてもあまりある。私は十分に自分の幸せを手に入れられる。その予定だ。だって自分で動いてつかんできたんだから。


この記事を、辞めたその日のうちに投稿できてよかった。
毎日投稿、11日目です。


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