母と私① 今でも忘れられないこと
以前記したように私の母はヒステリックで自分が絶対、という感じの人です。
母に言われて傷ついたこと、されて嫌だったこと、色々あります。
文字にして気が付きましたが、
・されて嫌だったこと(叩くなど身体的暴力)
より
・言われて傷ついたこと(否定など言葉の暴力)
の方が、より強く記憶に残っています。
今でもたまに思い出すことがあります。
小学6年生くらいの時、家族でローカル列車に乗って旅行をしました。
秋の行楽シーズンで、車窓の外には手が届きそうなところに見事な紅葉が続いていました。
わたしはそれを眺めて「なんて綺麗なんだろう。黄色や赤、いろんな色が重なって。来てよかったな」ととても嬉しい、楽しい気分だったんです。
そこに母が「あんた、この景色の良さ分かってるの?ぼーっとしちゃって!あんたってほんとニブイよね〜」。
………
悔しかったです。
それまでの楽しい気分がペシャンコです。
わたし、綺麗って思ってたのに…感動してたのに
みんなで旅行来てよかったな、電車の旅って楽しいな、とか頭の中でたくさんのこと考えてたのに…
あの見事な紅葉と一緒にわたしの脳に焼きついた、キョーレツな母からの言葉^^;
別の見方をすれば、母は私に感受性豊かになって欲しい、色んなものを見せてあげたい、もっと積極的に活動的になってほしい、とか思ってたんだろうなぁ。
期待の裏返し。
また母自身が、自分(母)に対してコンプレックスをたくさん持っている気もします。
だから自分の子どもには同じようにならなってほしくない、そんな思いが否定的・攻撃的な言葉になっていたのでしょうか。
ショックな一件でしたが、その旅行は結果的には楽しい思い出となり、図工の課題で絵まで描きました笑
ローカル列車の旅というのが子ども心にヒットだったんですよね…。
母親の愛情は時に呪いと紙一重、という思い出でした。