私がお父さんを大好きな理由
恥ずかしながら、私は大人になってからもお父さんが大好きです。
コロナ前は、ちょくちょくご飯や美術館へ一緒に出かけていました。
我ながら精神的に幼いなぁ、ヘンだよなぁ、とは思っていたんです。
お付き合いする人ができたら変わるだろうか、と思っていましたが、そうなっても、私のお父さん好きは変化することはありませんでした。
しかし最近ふと気がついたのです。
父親への執着心の理由は、母親と自分の関係にあるかもしれないと。
母はとてもヒステリックな人でした。
怒ると子どもに折檻はあたりまえ。
団地の小さな部屋の中で怒り狂った母から逃げまどう時間は恐怖でした。
そんなとき、父親が仕事から帰ってくるといつも私をかばってくれました。
地獄に仏。
幼かった私には、まさにそのくらいの安心感でした。
時は経ち、今はそんな折檻とは無縁です。
ですが、物理的・精神的にも母と離れた今でも、私の中にあのときの恐怖が残っているのではないか。
だから何度でも私はお父さんに会って、何度でも安心したいのではないか。
もしくは、動物実験の条件反射のように『お父さん=強烈な安心感』と紐付けされていて、何度もそれを味わいたくなるとか。
もちろん私は心理学など学んだことはなく、素人考えです。
ですが、20年近く前の気持ちが今の自分の行動と繋がって、おぉ!なるほど!と我ながらカンシンしてしまいました。
母親がヒステリックだったことは、今の私の軸となるような事柄なのですが、それはまた別の機会に整理してみます。