人に何か伝えることは骨が折れると思ってしまう理由
私は職場で人と何かを進めることが苦手です。
ありふれた悩みだとは思うのですが…。
以前よりは改善されましたが、苦手と感じる場面のひとつとして、人に何か相談したり、作業を指示したりすることが億劫でたまりません。
場面によっては自分でやった方が早い(実際それは見当違い)と思ってしまいます。
まず相談するには、今の問題点を書き出して、自分なりの解決策を考えて、できればこの方法に着地させたいからこう説明して…と念入りに下準備しなきゃ!となってしまう。
作業の指示は、口頭だけじゃ不安だから、資料を作ってから…さらに説明も細かくしすぎて肝心なことが抜けてたり。
今思えば、これは相談相手のことを信用していない、指示相手のことをなめていることになりますね…。
相談しても結局良い案は出ない、簡単に指示してもやってもらえない、という気持ちが強くありました。
なぜ私は他人に対してこんなに不信感や不満感を持ってしまうんだろう。
思い当たる原因のひとつとして、私が母親に否定的なことを言われ続けたことが浮かびました。
思い込みが強く自分が絶対の母が、人の気持ちに寄り添わないことは目に見えていたので、相談ごとをしたこともほぼありません。
そのため私には母以外の人にも
・基本的に自分は否定される
・相談はまともに取り合ってもらえない
・分かってもらうには沢山の説明をしなくてはいけない
・理解してもらうには骨が折れる
・最終手段として自分もキレて対抗してやる!
という思考の癖がついてしまったんですね。
一方的に主張される、否定される、あるいは無視されることを繰り返してきたことで、人に分かってもらうことを諦めていた節があります。
実際、人に何か伝える、しかも正しく伝えることは難しい。
でも今は自分の思考の癖を意識し、億劫でも
・人を信頼する、任せる
・一度でだめなら何度か試す
・完璧じゃなくてもとりあえずはOK
を心がけています。