webtoonのシナリオ企画を考えている時のこと
自分は今、webtoonのシナリオライターになりたくて、日々、企画を考えています。
企画書から始まる
webtoonのシナリオライターの仕事は、企画書から始まります。
スタジオにライター登録をして、コンペの企画書を考え、スタジオに提出し、会議にかけられ……。
そうしてようやくスタートラインに立てるのです。
いわば、今の自分は企画書をスタジオに持ち込みを続けている状態になります。
この辺は、横読みの漫画と似ているのかもしれません。
ライター登録をしている場合、スタジオのコンペに参加できたりします。
その場合、スタジオからコンペの概要が公開されます。
その概要に沿った企画書を考えて、提出するわけです。
今、自分は自主企画を一本。
コンペの企画を五本提出していることになります。
なかなか、会議を突破できませんが一本、一本、より良いものを書いていきたいと思っています。
コンペって千差万別……
このへんは企業やスタジオによって違うのかもしれません。
私がライター登録させていただいているスタジオさまは、コンペの概要は千差万別です。
キャラクターが指定されていて、あらすじを中心に考えるコンペ。
ベンチマークとジャンルだけが指定されていて、自由度の高いコンペ。
など、コンペごとに個性があります。
そこから、どのように求められている内容を読み取っていくかが大切なのかなと思っています。
自分なりのコンペへの向き合い方。
自分なりのやり方としては。
まず、ベンチマークを分析しながら読みます。
なぜ、この作品は売れているのか。
なぜ、この作品は面白いのか。
この作品の真似をするべきはどんな点か。
そういった「なぜ、ベンチマークとしてマークされる作品なのか」を考えるところから始めたいと思っています。
スタジオによって違うとは思うのですが、自分が登録しているスタジオは先行作品のログラインがとても重要な要素になります。
そのため、常に先行作品の良い部分、真似をしたい部分を自分なりに分析することが求められていると思うのです。
ベンチマークを分析したら、今度は自分の企画について考えます。
どんな主人公やあらすじを用意したら、企画の趣旨に合致するのか。
そして、より面白い作品になるのか。
そういったことを意識して、大枠を用意。
そして、細かいところを埋めていく。
そういった作業をするようにしています。
webtoonらしさとは……
企画書で大切な要素の一つ
それが、webtoonらしさです。
このwebtoonらしさってなんなのでしょうか。
いつも迷いますし、今でも答えが出せません。
「webtoonらしさ」とは!
と聞かれた時に、「これです!」と答えられればいいのでしょう。
しかし、今の自分ではいまだに答えの出せない難問なのです。
今の所、主人公のキャラクター性とわかりやすさなのかな?と思ってはいるのですが……。
違うような気もします。
今だに答えを考えています。
たまにはストーリーも考えたい。
企画書が会議を通らなければ、ストーリーも設定も考えられないわけです。
いえ、考えることはできるのですが、ストーリーを考える意味も設定を深掘りしていく意味も無くなってしまうと言いますか……。
正直、コンペは次から次へと開催されるので、一つの作品に深く想いを馳せることができていません。
ですので、たまにはストーリーを考えたい。
キャラクターの掛け合いを考えたい。
設定を深掘りしたい。
と欲求不満になることも多いです。
特に、可愛いキャラクターを考えた時など「この子を活躍させてあげたい!」と思うことも多いです。
しかし、企画書が通らなければそれもできず……。
自分に力がないばかりにキャラクターに活躍の場を与えて上げることができなくて不甲斐ないですね。
一歩づつ先に進んでいって
ストーリーを書くためにも。シナリオを世に出すためにも。
まずは良い企画書を仕上げて、会議を通過するしかありません。
そのためにも、一歩づつ進んでいきたいと思います。