【モブウマ娘 ドリームダービー -走れ!バイトアルヒクマ-】登場ウマ娘・人物一覧
現在、モブウマ娘沼に見事に沈んでおります。で、弊noteをご覧の方はご存じないかもしれませんが、筆者の本業は二次創作小説書きです。
というわけで、ハーメルンでモブウマ娘長編小説『走れ!バイトアルヒクマ』の連載を始めました。モブウマ娘が名だたる史実ウマ娘に挑む話……ではなく、モブウマ娘もどこかの世界の史実ウマ娘が野良ネームド枠で出ていると解釈した、モブウマ娘オンリー長編です。どこかの世界の、牝馬最強世代と呼ばれたとある世代の史実に基づいた、ティアラ路線のウマ娘たちの物語です。どうぞよしなに。
以下は登場ウマ娘一覧です。連載の進行に応じて情報が増えたりします。
【※作中(第116話まで)のレース結果のネタバレを含みます】
私(トレーナー)
語り手。バイトアルヒクマ、リボンエチュード、ブリッジコンプの担当トレーナー。新人。
ヒクマの走りに対する純粋でキラキラした瞳に惹かれ、彼女をスカウトする。その後、ヒクマとの繋がりでリボンエチュードとブリッジコンプにも手助けをした結果、新人ながら同時に3人を担当することに。
バイトアルヒクマ
「夢は世界のウマ娘! がんばるぞー!」
主人公。明るく天真爛漫、愛嬌○な愛されウマ娘。
とにかく走ることが大好きで、走ることに夢中になって周りが見えなくなりがち。ブリッジコンプはルームメイト。リボンエチュードを加えた3人で仲良し3人組。
母はUAEで活躍したウマ娘。自身も中東生まれだが、生まれてすぐ日本に移住したためアラビア語は全く話せない。遠い故郷への憧れはあり、夢は母も出走したドバイシーマクラシックに出ること。
選抜レースでジャラジャラとエレガンジェネラルに敗れたことをきっかけに、ティアラ路線へ挑む。同じ選抜レースで走ったミニキャクタスとも親友になり、ライバルとして競い合うことになる。
周囲からは主に「クマ」「クマちゃん」と呼ばれ、「クマじゃないですー!」と返すのがお約束。
【戦績】7戦4勝[4-0-0-3]
X3/06/18 ジュニア級メイクデビュー[東京・芝1600m]1人気/1着
X3/09/02 札幌ジュニアステークス(G3)[札幌・芝1800m]2人気/1着
X3/11/18 東スポ杯ジュニアS(G2)[東京・芝1800m]1人気/1着
X3/12/28 ホープフルステークス(G1)[中山・芝2000m]2人気/4着
X4/03/02 チューリップ賞(G2)[阪神・芝1600m]1人気/1着
X4/04/07 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]3人気/4着
X4/05/19 オークス(G1)[東京・芝2400m]3人気/4着
【次走】
X4/08/18 札幌記念(G2)[札幌・芝2000m]
リボンエチュード
「いつか、自分に胸を張れるように、なりたい……です」
バイトアルヒクマの親友。ブリッジコンプを交えた3人で仲良しトリオであり、いつも一緒にいる。
名門・リボン家のお嬢様。親しい相手の前では明るいが、人見知りかつあがり症で、レースでは他のウマ娘を意識しすぎて掛かってしまい、観客の視線を意識すると緊張して萎縮してしまう悪癖がある。主人公の指導で目立たない後方に控える追込スタイルに活路を見出し、それがきっかけでブリッジコンプとともに主人公の担当ウマ娘となった。
名門の生まれでありながら目立った才能に恵まれなかったことにコンプレックスを抱きつつ、誇れる自分になろうと奮闘中。
そんな自分に目をかけてくれるトレーナーに対しては、ちょっと特別な感情を抱いているのだが……。
【戦績】7戦3勝[3-0-1-3]
X3/07/30 ジュニア級メイクデビュー[札幌・芝1800m]4人気/3着
X3/08/26 ジュニア級未勝利[札幌・芝1800m]3人気/5着
X3/10/07 ジュニア級未勝利[東京・芝1800m]2人気/1着
X3/11/11 デイリー杯ジュニアS(G2)[京都・芝1600m]6人気/11着
X4/01/13 菜の花賞(1勝クラス)[中山・芝1600m]3人気/1着
X4/03/10 アネモネステークス(L)[中山・芝1600m]2人気/6着
X4/07/20 ライラック賞(2勝クラス)[札幌・芝2000m]1人気/1着
【次走】
X4/09/07 紫苑ステークス(G2)[中山・芝2000m]
ブリッジコンプ
「あたしが最強! ……って、撫でるなー! 子供扱いするなー!」
バイトアルヒクマのルームメイトで親友。
自分の前を誰かが走っていると我慢ならず、とにかくがむしゃらに先頭を走りたがる逃げウマ娘。最強のウマ娘を目指して適性のない中距離に挑んでは玉砕していたが、主人公の導きにより、適性距離のスプリントで最強を目指すことになる。その件の責任を取れと、半ば強引にリボンエチュードとともに主人公の担当ウマ娘となった。
性格は元気いっぱいで強気でナマイキな自信家。小柄な背丈を気にしていて、子供扱いされるのが嫌い。バイトアルヒクマ、リボンエチュードとの仲良し3人組を引っぱるリーダー。わりと暴走気味なところはあるが、ヒクマがそれ以上のボケっぷりなので、3人でいるときは主にヒクマに対するツッコミ役。
メイクデビューで敗れたユイイツムニ、ききょうステークスで敗れたチョコチョコを宿敵と見定め、最強を目指して挑んでいくことになる。
ビー姉ことビウエラリズムは実の姉。
【戦績】7戦2勝[2-2-1-2]
X3/07/29 ジュニア級メイクデビュー[札幌・芝1200m]1人気/2着
X3/08/26 ジュニア級未勝利[札幌・芝1200m]1人気/1着
X3/09/30 ききょうステークス(OP)[阪神・芝1400m]2人気/5着
X3/11/04 京王杯ジュニアS(G2)[東京・芝1400m]9人気/3着
X4/01/07 朱竹賞(1勝クラス)[中山・芝1200m]1人気/1着
X4/05/25 葵ステークス(G3)[京都・芝1200m]2人気/2着
X4/06/30 CBC賞(G3)[中京・芝1200m]3人気/12着
【次走】
X4/08/25 キーンランドC(GⅢ)[札幌・芝1200m]
ジャラジャラ
「次はもっと鍛えてこいよ! そしたら全力で叩き潰してやる!」
デビュー前から注目を集める、ティアラ路線の有力ウマ娘。超ハイペース逃げで後続のスタミナをすり潰す消耗戦が身上。
普段は気ままで不真面目な風来坊で、ウマ娘界の常識など一顧だにしない。自分の強さに絶対的な自信を持ち、栄誉よりもただ強い相手と戦いたいからという理由でレースを走る戦闘民族気質の持ち主。そのためライバルのトレーニングにも気軽に手を貸す、根は面倒見のいい姐御肌である。
ルームメイトのエレガンジェネラルの実力を誰よりも高く買っており、生涯の宿敵になる存在として見定めている。
一方、自分の身の回りのことについては非常にだらしなく、いつもエレガンジェネラルに怒られている。
【戦績】5戦4勝[4-1-0-0]
X3/06/25 ジュニア級メイクデビュー[阪神・芝1800m]1人気/1着
X3/10/07 サウジアラビアRC(G3)[東京・芝1600m]1人気/1着
X3/12/10 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]1人気/1着
X4/04/07 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]1人気/2着
X4/05/19 オークス(G1)[東京・芝2400m]2人気/1着
X4/06/23 宝塚記念(G1)[阪神・芝2200m]競走除外
【次走】
X4/10/13 秋華賞(G1)[京都・芝2000m]
エレガンジェネラル
「勝負に向けて万全の準備をするのは、レースに出る者の務めですから」
ジャラジャラと並ぶ注目を集める、ティアラ路線の有力ウマ娘。王道の先行抜け出しからの押し切りがレーススタイル。
非常に几帳面なしっかり者で、真面目な優等生。何事に対しても、やや神経質なまでに「万全を期す」ことにこだわり、合理性とデータを重視する。ルームメイトのジャラジャラの世話を焼くのが日課だが、気ままなジャラジャラにいつも振り回されている。ジャラジャラからの愛称は「ジェネ」。
趣味は運の要素が絡まない理詰めのパズルとボードゲーム。運要素が絡むゲームにはからっきし弱い。
女の子なのに「ジェネラル」といういかつい名前についてはやや気にしてはいるものの基本的には誇りを持っており、ふざけた調子で「将軍」と呼ばれると怒る。
【戦績】6戦4勝[4-2-0-0]
X3/06/10 ジュニア級メイクデビュー[中京・芝1600m]1人気/1着
X3/08/27 新潟ジュニアステークス(G3)[新潟・芝1600m]1人気/1着
X3/10/28 アルテミスステークス(G3)[東京・芝1600m]1人気/1着
X3/12/10 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]2人気/2着
X4/04/07 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]2人気/1着
X4/05/19 オークス(G1)[東京・芝2400m]1人気/2着
【次走】
X4/10/13 秋華賞(G1)[京都・芝2000m]
ミニキャクタス
「……誰にも注目されなくていい。ただ、最後に勝つのは私」
同じティアラ路線を走る同期だが、注目度は低い。小柄な姿をバ群の中に隠して息を潜め、内から一瞬の末脚に賭けるスタイル。
普段は非常に控えめで物静か……というか存在感が薄く、その場にいても誰にも気付かれないレベルで影が薄い。華やかな注目を集めるジャラジャラやエレガンジェネラルを羨みつつ、内に強い闘争心を燃やす。
その存在感の薄さゆえ、普段はひとりでいることが多いが、小坂トレーナーとバイトアルヒクマとの出会いで、少しずつ他人に心を開くようになっていく。
【戦績】3戦3勝[3-0-0-0]
X3/07/30 ジュニア級メイクデビュー[新潟・芝1800m]5人気/1着
X3/09/09 アスター賞(1勝クラス)[中山・芝1600m]4人気/1着
X3/12/28 ホープフルステークス(G1)[中山・芝2000m]10人気/1着
【次走】
未定(深管骨瘤により休養)
エブリワンライクス
「ひ弱な都会っ子なんかに負けてたまるか!」
ティアラ路線の同期。瞬発力を活かした、直線一気の差し切りが得意。
地元は山と川しかないような青森のド田舎で、実家は大勢の弟・妹がいる大家族。普段はなるべく標準語を使っているが、気を抜くとすぐ地元の訛りが出る。
家族の期待を背負った長女として、都会のウマ娘たち――特にエレガンジェネラルに対抗心を燃やす。生活が楽でない中、中央のトレセン学園へ送り出してくれた家族に恩返しすべく、トゥインクル・シリーズに挑むのだが、あるレースをきっかけに深刻なゲート難を患ってしまい……。
【戦績】6戦1勝[1-2-2-1]
X3/09/09 ジュニア級メイクデビュー[中京・芝1600m]2人気/1着
X3/10/28 アルテミスステークス(G3)[東京・芝1600m]2人気/2着
X3/12/10 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]7人気/3着
X4/03/02 チューリップ賞(G2)[阪神・芝1600m]2人気/2着
X4/04/07 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]4人気/3着
X4/05/19 オークス(G1)[東京・芝2400m]4人気/18着
【次走】
X4/09/15 ローズS(G2)[阪神・芝1800m]
ハッピーミーク
「いっぱい走って……いっぱい勝ちます……ぶい」
トレーナーの同期・桐生院葵の担当ウマ娘。非常に珍しい白毛。三冠路線のウマ娘のひとり。
短距離から長距離まで、芝でもダートでも何でも走れる才能を持つが、それ故に桐生院トレーナーも育成方針を定められないようで……。
普段はぼんやりしていて何を考えているのかよくわからないが、レースに対する意欲は強く、キツいローテでもお構いなしに走りたがる。クラゲとか亀とかゆっくりしたものが好き。
【戦績】6戦2勝[2-1-1-2]
X3/11/25 ジュニア級メイクデビュー[京都・芝1600m]1人気/1着
X3/12/17 朝日杯フューチュリティS(G1)[阪神・芝1600m]9人気/3着
X4/02/11 共同通信杯(重賞)[東京・ダ1600m]2人気/1着
X4/04/14 皐月賞(G1)[中山・芝2000m]6人気/4着
X4/05/05 NHKマイルカップ(G1)[東京・芝1600m]3人気/2着
X4/05/26 日本ダービー(G1)[東京・芝2400m]2人気/6着
【次走】
X4/09/22 神戸新聞杯(G2)[阪神・芝2400m]
デュオスヴェル
「ふはははー! ボクがデュオスヴェル様だ、覚えとけー!」
三冠路線のウマ娘のひとり。思い込みが激しく暴走しがちな、猪突猛進なボクっ娘。バ群に包まれるのが大嫌いで、暴走気味の逃げでレースを掻き回し、持ち前のスタミナでそのまま逃げ切るスタイル。
なぜかブリッジコンプをライバル視しており、何かと突っかかってきては口喧嘩を繰り返す喧嘩友達。負けず嫌いなところは一緒。
ルームメイトのオータムマウンテンのボケによく振り回されている。
【戦績】7戦4勝[4-0-2-1]
X3/08/06 ジュニア級メイクデビュー[札幌・芝1800m]1人気/1着
X3/09/30 芙蓉ステークス(OP)[中山・芝2000m]1人気/1着
X3/11/18 東スポ杯ジュニアS(G2)[東京・芝1800m]2人気/3着
X3/12/28 ホープフルステークス(G1)[中山・芝2000m]3人気/3着
X4/03/03 弥生賞(G2)[中山・芝2000m]1人気/1着
X4/04/14 皐月賞(G1)[中山・芝2000m]1人気/中止
X4/05/26 日本ダービー(G1)[東京・芝2400m]3人気/1着
【次走】
X4/10/27 天皇賞(秋)(G1)[東京・芝2000m]
オータムマウンテン
「あらあらまあまあ、スヴェルちゃんがご迷惑をおかけしました」
三冠路線のウマ娘のひとり。デュオスヴェルのルームメイト。
暴走がちなスヴェルの保護者……と見せかけて、スヴェルをボケで振り回す、何を考えているのかよくわからないマイペースな天然娘。真面目な顔でボケを飛ばして周囲を困惑させるが、本人は自分がズレているとはつゆほども思っていない。趣味は遠征先での食べ歩き。
レースでも後方からじわじわとロングスパートをかけていつの間にか上がってきている追込スタイルで、「ゴール板を通るときに先頭にいればいい」と全て計算したペースで走っていると言われるが、定かではない。
父は世界で活躍するプロゴルファー。
【戦績】5戦3勝[3-2-0-0]
X3/08/13 ジュニア級メイクデビュー[札幌・芝2000m]1人気/1着
X3/11/25 京都ジュニアステークス(G3)[京都・芝2000m]1人気/1着
X3/12/28 ホープフルステークス(G1)[中山・芝2000m]1人気/2着
X4/04/14 皐月賞(G1)[中山・芝2000m]2人気/1着
X4/05/26 日本ダービー(G1)[東京・芝2400m]1人気/2着
【次走】
X4/09/22 神戸新聞杯(G2)[阪神・芝2400m]
マルシュアス
「どうやったらオトナっぽいウマ娘になれるのかなあ?」
三冠路線のウマ娘のひとり。リボンエチュードのルームメイトで、ネレイドランデブーは憧れの先輩。
大人っぽいウマ娘に憧れ、本人はオシャレに気を使っているつもりだが、イマイチ板についていない。彼女が憧れる「オトナっぽい」の基準はネレイドランデブーであり、見た目だけでなくランデブーとの共通点を見出した相手はたとえ年下でも「オトナっぽい」と認定して尊敬の念を抱く。
競り合いに強いド根性型のステイヤーだが、歯を食いしばって走る姿はあんまり優雅じゃないと思い気にしている。太りやすい体質も悩みの種。
【戦績】7戦0勝[0-2-1-4]
X3/11/19 ジュニア級メイクデビュー[京都・芝2000m]2人気/6着
X3/12/16 ジュニア級未勝利[阪神・芝2000m]3人気/11着
X3/12/28 ジュニア級未勝利[阪神・芝1800m]6人気/8着
X4/01/27 クラシック級未勝利[京都・芝2000m]5人気/2着
X4/03/03 弥生賞(G2)[中山・芝2000m]13人気/3着
X4/04/27 青葉賞(G2)[東京・芝2400m]3人気/2着
X4/05/26 日本ダービー(G1)[東京・芝2400m]10人気/5着
【次走】
X4/09/16 セントライト記念(G2)[中山・芝2200m]
プチフォークロア
「なるほど、それは検討に値する見解です」
三冠路線のウマ娘のひとり。優れたスピードと競り合いに強い根性で中団からの差し切りを得意とする。愛称は「ロア」。
礼儀正しく、一見クールで冷静だが、発言にはどこかズレたところが多く、物事を深く考えているのかいないのか、頭がいいのか悪いのか傍目にはよくわからない。一応、本人は何事もしっかり深く考えているつもり。
【戦績】6戦2勝[2-1-1-2]
X3/09/16 ジュニア級メイクデビュー[中山・芝1800m]3人気/1着
X3/11/18 東スポ杯ジュニアS(G2)[東京・芝1800m]5人気/2着
X3/12/28 ホープフルステークス(G1)[中山・芝2000m]5人気/6着
X4/03/16 若葉ステークス(L)[阪神・芝2000m]1人気/1着
X4/04/14 皐月賞(G1)[中山・芝2000m]8人気/3着
X4/05/26 日本ダービー(G1)[東京・芝2400m]4人気/4着
【次走】
X4/09/16 セントライト記念(G2)[中山・芝2200m]
テイクオフプレーン
「勝利へ向かってテイクオフ! ポジティブレート、ギアアップ!」
ヒクマたちの1年先輩(X3年クラシック世代)のティアラ路線のウマ娘。抜群のスタートダッシュでレースを引っぱる逃げウマ娘で、ハイペースの大逃げからじっと脚を貯めるスローペース逃げ、緩急自在の幻惑逃げまで自在なペース運びでレースを支配する。
お嬢様っぽい見た目に反して、ノリのいい庶民派。名前の通り飛行機好きで、阪神・京都への遠征にもわざわざ新幹線ではなく飛行機で行く。飛行機に乗ると元気になるため、阪神・京都のレースには滅法強い。
同期のリボンスレノディとは阪神JFでの初対決以来宿命のライバル。
【戦績】11戦7勝[7-2-1-1]
X2/09/10 ジュニア級メイクデビュー[阪神・芝1600m]1人気/1着
X2/11/12 デイリー杯ジュニアS(G2)[京都・芝1600m]2人気/1着
X2/12/11 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]1人気/1着
X3/03/04 チューリップ賞(G2)[阪神・芝1600m]1人気/1着
X3/04/09 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]1人気/1着
X3/05/21 オークス(G1)[東京・芝2400m]1人気/2着
X3/10/15 秋華賞(G1)[京都・芝2000m]1人気/1着
X3/11/12 エリザベス女王杯(G1)[京都・芝2200m]1人気/1着
X3/12/24 有馬記念(G1)[中山・芝2500m]1人気/4着
X4/03/24 ドバイシーマC(G1)[メイダン・芝2410m]3人気/2着
X4/04/21 QE2世カップ(G1)[沙田・芝2000m]1人気/3着
【次走】
X4/08/18 札幌記念(G2)[札幌・芝2000m]
リボンスレノディ
「リボン家の誇り、お見せいたしますわ」
プレーンと同期の先輩ティアラ路線ウマ娘。名門・リボン家の出身で、エチュードの従姉妹。最後方から悠然と伸びる末脚で差し切る追込型。テイクオフプレーンとは無二のライバル。
プレーンに世間知らずをからかわれがちな、おっとりお嬢様。エチュードとも仲が良いが、どちらかというと年下のエチュードに世話を焼かれる側。本人はお姉さんとしてエチュードのことを何かと気にかけているが、心配は空回りしがち。
【戦績】10戦3勝[3-2-2-3]
X2/10/08 ジュニア級メイクデビュー[東京・芝1600m]1人気/1着
X2/10/29 アルテミスステークス(G3)[東京・芝1600m]1人気/1着
X2/12/11 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]2人気/2着
X3/04/09 桜花賞(G1)[阪神・芝1600m]2人気/2着
X3/05/21 オークス(G1)[東京・芝2400m]2人気/1着
X3/10/15 秋華賞(G1)[京都・芝2000m]2人気/3着
X3/12/24 有馬記念(G1)[中山・芝2500m]5人気/3着
X4/03/31 大阪杯(G1)[阪神・芝2000m]2人気/6着
X4/05/12 ヴィクトリアマイル(G1)[東京・芝1600m]2人気/4着
X4/06/23 宝塚記念(G1)[阪神・芝2200m]6人気/5着
【次走】
X4/09/22 オールカマー(G2)[中山・芝2200m]
ネレイドランデブー
「ふふっ、いいね、後輩たちが切磋琢磨する姿ってさ」
ヒクマたちから見て3年上(X1年クラシック世代)の先輩。小柄な逃げウマ娘。
デビュー当初はあまり注目されていなかったが、8番人気でG1桜花賞を逃げ切り勝ち。オークスは12着、秋華賞は3着に敗れたが、シニア級1年目でヴィクトリアマイルとマイルチャンピオンシップのマイルG1を2勝し、その年の最優秀短距離ウマ娘を受賞。シニア級2年目は春を故障で棒に振り、復帰後は勝ちきれず、シニア級3年目のヴィクトリアマイルで屈腱炎を発症し引退。
文句なく一流のウマ娘だが気取らず、性格は穏やかで気さく。同じトレーナーの担当で自分を慕うマルシュアスや、デビュー前にして自分に挑みかかってきたジャラジャラに目をかけている。
【主な勝ちレース】
X1年:桜花賞(G1)、クイーンカップ(G3)
X2年:ヴィクトリアマイル(G1)、マイルチャンピオンシップ(G1)、毎日王冠(G2)
ビウエラリズム
「コンプちゃ~ん? おイタしちゃメッ、ですよ~?」
ブリッジコンプの姉。普段は穏やかだが、怒ると怖いお姉さん。
コンプたちから3年先輩にあたる、ネレイドランデブーと同じX1年クラシック世代。マイル路線で走っているものの、なかなか重賞で勝つことができず、自分に比べて才能に恵まれた妹にはやや複雑な感情も抱いている。
リボンスレノディとはおっとり姉同士気が合うらしく、ふたりで喋っているとそこだけ時間の流れが遅い、とはブリッジコンプの弁。
【主な勝ちレース】
X2年:洛陽ステークス(L)
X3年:米子ステークス(L)
ユイイツムニ
「…………ミステリは、レースに似てる。唯一絶対の答えがあるから」
ブリッジコンプの短距離路線での最大のライバル。同じ逃げウマ娘で、幾度となくレースで先頭を争い合うことになる。
普段は非常に無口で、トレーニング時以外はいつでもどこでも本ばかり読んでいる。好きなジャンルは唯一無二の真相を解き明かす本格ミステリ。
いつも突っかかってくるブリッジコンプを華麗にスルーしているが、特に悪感情を持っているわけではなく、単にマイペースなだけである。
チョコチョコとはルームメイトで親友であり同じトレーナーの下のライバル。いつも枕にされているが、あまり気にしていない。
【戦績】6戦5勝[4-0-0-1]
X3/07/29 ジュニア級メイクデビュー[札幌・芝1200m]2人気/1着
X3/09/23 カンナステークス(OP)[中山・芝1200m]1人気/1着
X3/11/04 京王杯ジュニアステークス(G2)[東京・芝1400m]1人気/1着
X3/12/10 阪神ジュベナイルF(G1)[阪神・芝1600m]4人気/5着
X4/03/10 フィリーズレビュー(G2)[阪神・芝1400m]1人気/1着
X4/05/25 葵ステークス(G3)[京都・芝1200m]1人気/1着
【次走】
X4/09/08 セントウルステークス(G2)[阪神・芝1200m]
チョコチョコ
「あふぅ……ふぁぁぁ、眠いやぁ、ムニっち、おやすみぃ~」
ブリッジコンプの短距離路線でのライバル。ユイイツムニのルームメイトで、同じトレーナーの担当。
三度の飯より昼寝が好きなのんびり屋。いつもユイイツムニが本を読んでいる横で昼寝している。ユイイツムニ曰く、1日で起きている時間の方が短いらしい。
その呑気な外面とは裏腹に、内心には親友のユイイツムニに対する強い執着心とライバル心を抱いている。そのため、同じくユイイツムニをライバル視するブリッジコンプとは犬猿の仲。
【戦績】7戦3勝[3-2-1-1]
X3/08/19 ジュニア級メイクデビュー[新潟・芝1200m]1人気/1着
X3/09/30 ききょうステークス(OP)[阪神・芝1400m]3人気/1着
X3/11/04 京王杯ジュニアステークス(G2)[東京・芝1400m]2人気/2着
X3/12/17 朝日杯フューチュリティS(G1)[阪神・芝1600m]3人気/4着
X4/03/16 ファルコンステークス(G3)[中京・芝1400m]1人気/2着
X4/05/05 NHKマイルカップ(G1)[東京・芝1600m]4人気/3着
X4/06/30 CBC賞(G3)[中京・芝1200m]1人気/1着
【次走】
X4/09/29 スプリンターズS(G1)[中山・芝1200m]
バイタルダイナモ
「ふっふっふ、私の作戦はいつだって完璧です!」
ブリッジコンプの短距離路線でのライバル。
学園ではクラスの学級委員長。かつて不遇だった短距離路線を開拓した偉大なる学級委員長ウマ娘に憧れ、立派な学級委員長たらんとしている。自己評価が異様に高いアホの子で、レースではいろいろな作戦を立てるが派手に失敗することも多々。失敗しても音速で立ち直り引きずらないが学習もしない。そんなわけでリーダーとしては全く頼りにならないが、人が好いので人望はある。
【戦績】5戦2勝[2-0-0-3]
X3/12/03 ジュニア級メイクデビュー[阪神・芝1200m]5人気/12着
X3/12/28 ジュニア級未勝利[阪神・芝1200m]12人気/1着
X4/02/03 かささぎ賞(1勝クラス)[小倉・芝1200m]3人気/13着
X4/03/16 ファルコンステークス[中京・芝1400m]18人気/1着
X4/05/05 NHKマイルカップ[東京・芝1600m]5人気/18着
【次走】
X4/07/28 アイビスサマーダッシュ[新潟・芝1000m]
ソーラーレイ
「委員長、ちょっとそれマジヤバくなーい?」
ブリッジコンプの短距離路線でのライバル。バイタルダイナモのルームメイト。夏になると元気になる陽気なギャル。寒いのは苦手。
不真面目に見えて頭は良く、ダイナモの暴走気味の行動をいつも絶対失敗すると確信しながら面白がってけしかける主犯。陽気な見た目に反して内心に色々抱え込みがちで、ダイナモを弄って楽しむ一方で、ダイナモの底抜けの前向きさと明るさにいろいろと救われている。
ユイイツムニとチョコチョコの同級生コンビとは普通に仲良しだが、内心では強い対抗意識を抱いている。
【戦績】5戦2勝[2-1-1-1]
X3/12/03 メイクデビュー[阪神・芝1200m]3人気/4着
X4/01/14 クラシック級未勝利[小倉・芝1200m]2人気/2着
X4/02/25 クラシック級未勝利[小倉・芝1200m]1人気/3着
X4/04/21 クラシック級未勝利[東京・芝1400m]1人気/1着
X4/05/25 クラシック級1勝クラス[東京・芝1400m]2人気/1着
【次走】
X4/07/07 シンガポールTC賞(2勝ク)[小倉・芝1200m]
リードサスペンス
「さっさと後輩に譲って自由になりたいよ」
トレセン学園生徒会長。クラシック三冠、秋シニア三冠、天皇賞(春)連覇、有馬記念連覇の記録を持つ伝説のG1九冠ウマ娘。既に現役を退いているが、ウマ娘界の顔として学園に籍を残し生徒会長を務めている。
性格は一見クールで冷静沈着、堅苦しく見える言動と、圧倒的な実績もあって周囲からは畏怖と敬意を持って接される。本人も人前では会長らしく振る舞っているが、その実、根っこはわりと気ままでいい加減なところがあり、本人ももうちょっと周りにフランクに接して欲しいと思っている。甘党。自分を引退レースで破った書記のドカドカがお気に入りで、いつもからかって遊んでいる。
ヒクマの世代ではジャラジャラに特に目をかけており、ジャラジャラ曰く「運命的な何かを感じる」らしい。
【通算戦績】16戦12勝[12-3-1-0]
【主な勝ちレース】
W6年:皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)
W7年:天皇賞(春)(G1)、天皇賞(秋)(G1)、ジャパンカップ(G1)、有馬記念(G1)
W8年:天皇賞(春)(G1)、フォワ賞(仏G2)
ドカドカ
「わたしは、会長のサポート役で充分ですから」
トレセン学園生徒会書記。会長のリードサスペンスを慕う後輩で、会長のお気に入り。真面目でよく気が付く性格で、リードサスペンスの気ままな一面によく振り回されているが、臆さず言い返す会長のツッコミ役。
現役時代はリードサスペンスの1世代下のデビューで、「主な勝ちレース:クラシック級未勝利」のまま日本ダービー5着、菊花賞2着、有馬記念4着、天皇賞(春)2着、宝塚記念3着などG1戦線で善戦を続けながら勝ちきれなかった。そしてリードサスペンスの引退レースとなったW8年有馬記念で、リードサスペンスの追撃を振り切ってレコード勝ち、十冠と有馬記念3連覇を阻止しG1初勝利。その後は燃え尽きたように凡走を続け、翌年の有馬記念で2着に入って引退した。そのため「史上最強の2勝ウマ娘」と呼ばれることも。そのなかなか勝ちきれない戦いぶりと、有馬記念で絶対王者を破った一世一代の激走、小柄でかわいらしい見た目で、現役時代を知るファンからは現在も絶大な人気を誇る。
【通算成績】18戦2勝[2-7-1-8]
【主な勝ちレース】
W8年:有馬記念(G1)
その他の人物
秋川やよい……トレセン学園理事長。
駿川たづな……理事長秘書。
桐生院葵……ハッピーミークのトレーナー。「私」の同期で、名門出身のエリートだが、何かと「私」に気さくに話しかけてくる。
小坂御琴……ミニキャクタスのトレーナー。「私」の同期で、存在感が薄い。長い黒髪で目元を隠し、ぼそぼそと喋る幽霊めいた女性。
棚村寿夫……ジャラジャラのトレーナー。角刈りの熱血漢。ウマ娘のモチベーション管理を重視しており、当人の自主性を尊重する。
王寺貴史……エレガンジェネラルのトレーナー。生真面目な眼鏡の理論派。バリバリの管理主義者で、棚村とは犬猿の仲。
岬美咲……デュオスヴェルとオータムマウンテンのトレーナー。常にオーバーリアクションで芝居がかった話し方をする中性的な女性。
須永雄作……ユイイツムニとチョコチョコのトレーナー。スキンヘッドとサングラスがトレードマークでその筋の人にしか見えない。
島岡寛治……ネレイドランデブーとマルシュアスのトレーナー。現役トレーナー最年長の大ベテランで、杖をついた白髪白髭の年齢不詳な老人。
乙名史悦子……『月刊トゥインクル』記者。思い込みが激しく取材相手の発言を針小棒大に拡大解釈しがちだが、書く記事はまとも。
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