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アナルの忘れ物【初めに来た3リプのワードでnote書いた話】

「どうしよう。肛門に入れたカニが出てこない」

ある晴れた日の出来事、僕はいつものように自宅で日課のアナニーをしていた。
よし、いいぞもう少しで エンッッ

ピンポーン

「ちっ、邪魔が入ったか」
突然の来客、僕は苛立ちながらバイブを投げ捨て、玄関を開けた。

「ちゅいーす!お届けモンでーす」
「はーい」(はんこおしー

ズシリと重い発泡スチロール

それは大量のタラバガニだった。なるほどそう言えば前に富山県射水市にふるさと納税をしたんだった。これはその返礼品か

うーむ。冷凍庫に入らない、おまけにカチカチに凍っていて暫く食べれそうにもない。困ったな

いやそうでもないか。

人体で最も体温が高いのは直腸。その体温は三十八度にもなると聞く
このカニをケツに入れれば効率よく解凍できるのではないか?僕の中でそう悪魔が囁いた

いい感じにかにみそも付くからお得よね。僕の中で天使も囁いた。

もはやそこに止める者は誰もいなかった。

僕は早速肛門にカニの足を突っ込んだ。冷凍されたカニはヒンヤリと皮膚を滑り、スルスルと肛門に吸い込まれていった。これは具合がいい

僕は夢中になって二本、三本とカニの足を肛門に入れていった。四本目が入る頃、肛門ははち切れんばかりにパンパンになった。
そこで僕はタマキンにカニの甲羅を被せ記念撮影をした。

カニもまさかこんな使われ方をするとは思わなかっただろうな…

僕はカニの冥福を祈りながらSnowで写真を撮りInstagramに写真を載せた。股から四本の足が突き出たその写真はなかなかに個性的なものになった。

#最高の友人 #濃いメンツ#濃いカニ味噌#カニと繋がりたい#タマキン倶楽部#カニだけに倶楽部#instacool#冷凍食品

タグはこんなもんでいいだろう。なかなかインスタ映えする写真が撮れた。足だけに大満足

写真撮影に夢中になっているとカニは僕の直腸ですっかり解凍されていた。

おっと、そろそろ頃合いかな。
僕はカニの足を肛門から抜き取った。取り出したカニの足の先端には白いスジだけが残っていた。

"肛門の忘れ物" Anal Lost Things

何が起こったのかは瞬時に理解ができた。それはアナルという深淵を追求するアナリスト達が最も恐れる現象だった。
数多のアナリストはこれで病院送りになった。しかし、これで病院に行ったらご先祖様に顔向けができないだろう

先祖を大切にする僕はカニの救出作戦を開始した。
多くの修羅場をくぐり抜けてきた自負はあった。慣れから生じる油断とそれをカバーできる経験が僕にはあった。落ち着け、よく考えるんだ。まずはどうするべきか

僕は力んでみた。成る程、痛いじゃないか。
どうやら挿入時は冷凍されていたこともあり冷たさが麻酔の様な効果を生んでいたらしい。おまけにカニの足のトゲは入れるときは刺さらないが抜くときは刺さる方向に生えそろっていた。こいつはアナルを刈り取るために進化した生き物だ。僕は戦慄した。

これ以上は直腸を傷つけるだけの愚策

次に僕はカニを肛門の中で粉砕して取り出すことにした。幸いここには強靭な括約筋がある。カニの殻を砕く程度朝飯前であろう

ふんっ!!

砕けたカニの甲羅は僕のアナルを引き裂いた。これこそがカニの真の狙いだったのだ。策士策に溺れる、僕は迷わず救急車を呼んだ。一刻の猶予もない、そう判断したのだ

「あー、入ってますねぇ。どうしてこんなことを?」

「たまたまキンキンのカニが肛門に入ってしまいました。たまたま…タマキン」

「こりゃ人工肛門コースですね」

おしまい

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