俳句の時間 2022.02.02
一日遅れて壁のカレンダーのページを更新した。友引かあ。
俳句の友達も、それ以外の友達も、みなさんお元気かなあ。
昨日は焚火のASMRをつけながら22時くらいに寝てみたけど、やっぱりよく眠れなかった。むしろ、眠りにくかった。23時、2時~3時、6時前。ただ、あの子のことは考えなかったかも。かわりに夫の夢を見た。あなたの夢を見たよとLINEしたら、良かったですねと返ってきた。どんな自信やねん、と思ったが、いい夢だったよと正直申告しておいた。
季語を確認して、頭を抱えた。表季語が鰯の頭(かしら)挿す、裏季語が河豚。待った、このあいだ河豚汁で作ったばかりだぞ?なんだこのクレイジーなラインナップ。魚のふりして、表季語は人事だし。それを言ったら裏季語は今度は動物で読むべきだし。
ろくな句を作れないことは覚悟したが、あいにく今日は何の予定もないので俳句に費やす時間がたっぷりある。あらためて河豚から始めてみると、河豚の画像はどことなく胸筋が割れているように見えたので、部位を解説しているサイトはないかと検索。ふぐマガというサイトで好みの河豚の写真があった。
ドラクエのキャラにいたよなこんな河豚 要
いや、ほんと、鳥山明先生画って感じ。
同じお店の写真からまじめ?に作った句もある。
わしづかみしてふぐ怒らせる遊び 要
やー、これ、この写真撮るとき絶対面白かったっしょ、って思う…違うか。
鰯の頭のほうは傍題で、主季語は「柊挿す」。なんと、鰯の頭の添え物感よ。柊といえば昨今ではクリスマスのオーナメントに押されており、日本古来(といっても江戸時代)からの風習はすたれている。鰯を食べるところまではしても、頭まで再利用するもったいない精神の風習など、西に引っ越すまで全くご縁がなかった。実家でも、東京でも見たことないし、関西ではみんな知っているようでも見たことはない。第一、雪のない関西の平地でこの時期そんなもん飾ったら、家のまわりで恋猫がぎゃーぎゃーけんかを始めるではないか。
挿しても挿しても鰯の頭地味 要
※個人の感想です。
西洋礼賛じゃないが、これに関しちゃしばらく劣勢を覆せまい。
季語手帖の例句の、
闇の門光る鰯のかしらかな 丁水
これを超える現代的な一句が作られるその日まで、がんばれ、鰯の頭!