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俳句の時間 2022.01.24
一昨日あたりまで大盤振る舞いだったのに、
昨日の好天と今朝の雨ですっからかんになってしまった。
何がといえば、氷柱である。
去年の桜が半月早く咲き散ったことを思い返しても、
季節が従来より半月早く変わるサイクルはいまも継続中らしい。
朝の雨小さき氷柱の解け残る 要
とは、現状無視の一句。母と私の福寿草の鉢を午前の明るい日向においてやった。軒からは雪解けの水滴が盛大に降っていた。
氷柱が育つには、思えば微妙な気候のさじ加減が必要だ。
雪が降り積もる程度に寒さが続き、積もった雪が少し解け始めるくらいは日差しがある。かと思ったらまた寒風が吹き荒ぶ。そうして研ぎ澄まされていった水が氷柱なのだ。40年ほど前は自宅の屋根からも長さ1m、直径5cmとかの氷柱が取れ放題だったけど、暖冬が始まった1986年ごろからは大物のゲットは年々難しくなっていったのだった。今年、久しぶりに実家に戻って見かける氷柱は甥っ子姪っ子の手指くらいのスケールだったし、先端がとがってもいない。これじゃサスペンスドラマのトリックに使えない。
https://dailyportalz.jp/kiji/120309154114
そういえば、風呂場の出窓の屋根にはそんな氷柱が一時びっしりと育ち始めていた。断熱してあっても、風呂の窓の暖かさで雪から氷柱になりやすいのかもしれない(個人の感想です)。