食に執着するデブの旅行
土日は1泊2日で夫と静岡に行ってきた。
一番の目的は浜名湖花博。
朝出発して渋滞もなく浜松に着いた。
お昼はどうしようかという話になり、夫が存在だけは知っているというある施設のレストランへ行くことに。
一応直前に予約を取って行った。
施設に入るにも入園料がかかった。
結果から言うと、入園料を払うほどの施設ではなかった。園内のフレンチレストランには特に値段など詳しく調べず入店。
まあ、それがよくなかったなと思う。
フレンチだからちょっと値段は張るかなと覚悟していたけど、予想以上に高かった。
近くの席に座っていた若いカップルは記念日で来たようで、ふらっと立ち寄った我々は場違いだった。
値段が高くても満足感があればいいとは思う。
でも、量は少ないし驚くほど美味しいわけでもないし……。
しかも店内の写真撮影はNG、料理の写真はOKという微妙なルールがあって、うーんとなってしまった。
料理とぬい撮りしていたら咎められ、内装は写ってないのにな……と思った。
そんな勘違いをされるならいっそ写真は全部禁止にしてほしかった。
高いお金を払って勘違いされて咎められて、なんだか散々だった。
勘違いされるようなことをした自分もよくなかったのかもしれないが。
その後訪れた花博は、花は見事だった。
ただ、キッチンカーや出店が出ているのに全くゴミ箱が設置されていなくて、なんだかなあと思ってしまった。
人が多くて所々混雑していたし、あえて後ろ姿を他撮りしてもらっている人が結構いてうんざり。
後ろ姿の他撮りはインスタ用かマッチングアプリ用か、とか考えながら花を見ていた。
単純に園内が広くて疲れきってしまったのもあり、テンション落ち気味で場をあとにした。
夜はホテルで鬱になり、もう一生どこにも行きたくない、帰りたいと思った。
旅行となると毎度のことだが、途中で帰りたくなる。
昔はそんなことなかったのに、ここ数年は帰りたい気持ちになってしまう。
来月は2回旅行や帰省の予定が入っているが、もう全部キャンセルしたかった。
もうどこにも行きたくない、何もしたくないと思うのは一体なんなのだろうか。
しかし翌日は打って変わって楽しかった。
ゆっくりめにホテルを出て、サーファーの聖地と名高い砂浜へ向かった。
ほぼサーファーしかおらず、逆に面白かった。
みんな沖のほうを向いていい波を待っていて、ちょっと異様な光景だった。
途中の農協で買った惣菜のたこめしを海を見ながら食べられたのがよかったな。
そのあとはお茶工場に行き、茶畑を見たりお茶のジェラートを食べたりお土産を買ったりした。
そしてお楽しみのさわやかへ。
約1時間待ちだったため、整理券を取ってから近くのシャンブルに行った。
シャンブルはキャラクターグッズも多く扱うしまむら系列のお店で、もちろんミッフィーグッズもある。
旅行特有のハイで、普段なら迷うかもしれないミッフィーのバッグを買った。
文房具収納&持ち歩き用に適していて、結果的に買ってよかったと思う。
さわやかに戻るとちょうどいい時間になっていた。
さわやかのハンバーグはやっぱり美味しかった。
さわやかの店員さんの気遣いも好きだ。
さわやかを出て、数時間かけて帰宅。
今回思ったのは、美味しいものを食べられるかどうかで旅の満足度が変わるということ。
値段に見合わないものや大して美味しくないものばかりが続くと気持ちが落ちてしまう。
値段に見合った量、美味しさ、接客かどうかで気分が変わる。
最近の私はそれだけ食に執着しているということだろう。
夫には気分の変調のせいで迷惑をかけている。
それでも一緒に旅行してくれるのはありがたい。
一緒に楽しんだり話を聞いてくれるのもありがたい。