見出し画像

スピーキング力の向上したい人にリスニング系トレーニングもやってほしい理由

TOEICを卒業してこれからスピーキングの勉強をしていきたい!というような方の場合、まずはスピーキング系の学習に着手されると思います。

例えば、瞬間英作文やオンライン英会話です。

その学習法自体は大正解ですし、それらを続けているとスピーキング力は必ず向上してきます。

一方、特に中上級者の場合は、並行してリスニング系の少し長めの文章を聞きながらのトレーニングもぜひ学習に取り入れてほしいなと思ってます。

理由は、語学というのが『インプット→アウトプット』のプロセスを辿るものだからです。

もちろん、TOEICでハイスコアを取ってからスピーキングに取り組まれるような方の場合、かなりのインプットが既に出来上がっています。
なので、今はまだ細いアウトプットの回路を太くしていくためのスピーキング系のトレーニングだけでも十分成果はでます。

ただ、ですね。
瞬間英作文とオンライン英会話だけの場合、どこかで壁にぶつかる可能性が高いです。
具体的に言うと、表現がワンパターン化してくる恐れがあります。

「話すときにいろいろな表現をしたい」
「もっと洗練された言い方がしたい」

そんなご希望をよく聞きます。
こういう「今の自分」のスピーキングできるストックをさらに広げたいようなときに効果的なのは一つ。
自分が話したいようなシチュエーションの素材にたくさん触れることです。

TEDのスピーチでもいい。
CNNやBBCのようなニュースでもいい。
映画やテレビドラマでもいい。
生の日常会話に近い音声でもいい。

こういう素材を何度も繰り返し聞いて練習する。
シャドーイングでもいいし、音読でもいい。

その際、ぜひやってほしいのは「リピーティング」です。
一文全部を再現するリピーティングは、短期記憶力や文法力・語彙力等、英語の総合力が必要です。

リピ―ティングを毎日やっていると、リスニング力もスピーキング力も含めた英語の総合的な力が伸びます。
やっていて明確に「効いてる」感じがするトレーニングではないかと思います。

また、その中でも特に「自分でも使いたい!」と思った言い回しは、ぜひ「自分独自の単語・フレーズ集」としてまとめておくといいです。
こうやって抜き出したものは、そのままスピーキングの際に使うことも可能です。

言い換えると、スピーキングの際に取り組むリスニング学習は、スピーキングのための良質なインプットとも言えます。

これまで見てきた限りでは、単純にスピーキングだけやるよりも、仮にリスニングに問題ない方であっても、一緒にリスニングも並行してやっていた方が、スピーキング力の伸びは速いかなという印象があります。

もし1日当たりの学習時間に少し余裕があるようでしたら、ぜひスピーキングだけではなくリスニングにも毎日の学習で取り組んでみてくださいね!


英語コーチ『朝井ともか』自己紹介

朝井ともかnote サイトマップ

英語コーチ朝井ともか提供サービス一覧

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集