VTuberの偽史をつくる【自己整頓日記1/19】
本業はひさびさにれどめというやつを書いていた。社内向けのテキストになるけど、こういうのを書いてるのがなんか楽しい。「使い方」というそのままでは非言語的なものに、ちゃんと言葉をあてはめて伝達可能にする、そういう感覚がなんとなく楽しい。
ただ、言語化というのは「その言語で縛る」ということだとも感じていて、下手すると本来いくらでも派生し得る受け取り方を、一意に定めてしまう可能性もある。それはすごく諸刃の剣で、言葉を扱う上で常に気をつけないといけないなと考えてしまう。
いろいろ思いつめたりしていた昨日とくらべると、今日はそれはもうおだやかだった。おだやかだったから、うっかりお酒のんだ勢いで1時間くらい居眠りこいたりできた。そういう余裕感。
いけない余裕感でもある。
ふと、「VTuberの偽史」を作りたい欲求に駆られている。
自分はVTuberの動向について、広く浅く3年半記録し続けている。そのくらいの年月分積み重ねると、記録も「歴史」となる。自分だけでなく、そんな感じでVTuberの歴史を記録し続けている人は一定数存在し、いまはとあるDiscordサーバーにて情報収集・交換を続けている。
しかしこう、そうして出来上がった歴史を眺めていると、「ここはこんな展開だったらおもろかったのになぁ」と思ってしまうこともある。歴史が長くなるほど感じる頻度は増える。
「だったらいっそ"偽史"を考える遊びしたくな~い!?」って最近思ったんですよ。
「キズナアイが100人に増えたとしたら」「月ノ美兎がにじさんじではなくオモコロに所属したら」「アマリリス組が爆散せずメンバー全員金盾持ちになるほど人気爆発したら」
そうした偽史を作って、実際の歴史と重ねてみる遊びがしたい。
したいしたいした~~~~~~い!!!!!!!!!!!!!!!!!
とはいえ、未来の予測が困難であるように、偽史の考察もまた困難である。そこで技術の力を借りたい。AIの力を。
そう、AIのべりすとに書かせるのだ(この遊び自体は上記のサーバーの人が考案したもの)
![](https://assets.st-note.com/img/1642607547064-9mPm4XtQeB.png?width=1200)
軽く試してみたら、キズナアイのチャンネル登録者数が1億人を突破した。2016年に???
まさかのPewDiePie並の存在にまでキズナアイが飛躍する「歴史」もあったんだ……!
しかもそのキズナアイと出会って人生が変わった人も……!
次にアマリリス組で試す。「~2018年5月に結成され、」まで書き、AIのべりすとに渡して偽史の記録を依頼する。
![](https://assets.st-note.com/img/1642607737205-SFz0148VaM.png?width=1200)
ウソでしょって声出ちゃった。
実際の歴史より長生きして100万登録者数に届いた!!!!!
アのオタクの二次創作か?????
しかも他の人の力を借りて実現したものってどういうこと?????
というか知らんメンバーおるんだけど?????
というか夢追翔、ア組の人なんですか?????(※ちがいます)
こんな出来事が2018年に起こるタイプのVTuber業界(偽史)、めちゃくちゃド派手なことになってそうだ……
偽史、つくるのが楽しいということがわかった。
そしてこの偽史は実在せず、そして分岐点の「先」も展開される性質から、いわば「異聞帯」と言えそうだ。
我々がこのバーチャルな歴史のクリプターになるんだよ!
もっと興味深い偽史が蓄積されたら、まとまった記事にしようかな。