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【LGBTQとしての生き方】

43歳で性転換手術をして戸籍を男性から女性に変更して、はや4年が経過しました。(早いですね、、、、、、)

もちろんそれまでにも性転換手術をしたいという思いはありましたが、お金の問題、身体の問題、親子の関係性、手術選びの問題、気持ちの整理、サロンの経営問題など簡単な美容整形と違って一つ一つの問題が大きくてなかなか踏み切れないでいました。

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でもこのまま性転換手術をしない人生も私には考えられなかったので一つ一つ問題を棚卸しながらようやく全ての手続きを終えて手術をしました。

念願だった男性から女性に性器ごと生まれ変わることは、今の時代(医学の進歩)だからこそできる夢のような手術で、しかも術式もどんどん改善されて性器の見た目だけでなく、機能性の面でも女性と遜色なく仕上げてくれます。(先生の技術にもよりますが、、、、)

多くの時間を男性の身体とともに生きてきた苦しさはもちろんありますが、今は大きな障害がなくなって毎日楽しく生活できています。

温泉や海外旅行も女性として当たり前のように行けることは何より幸せを感じます。

また、恋愛面でも身体のコンプレックスを解消できたことでフラットな気持ちで恋愛を楽しめることができます。

それまでのエッチは男性に性器を見せるのが嫌だったので行為自体を避けてきましたが、今はやろうと思えばできるし、やらない選択ももちろんあることで精神的に肩の荷がぐっと下がり、本当に幸せを感じています。(前は自分に自信がなかったので断る勇気が持てなくて精神的に辛かったように思います)

もし私が仮に性転換手術をしなかったとしても、しないなりの幸せを模索したのだと思いますが今のような解放感にはならなかっただろうと思います。

私にとって

選択出来る自由=幸せ

を感じるためにあえて困難な【男性で生まれる】という選択を生まれる前に決めてきたような気がしています。

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普通に女性で生まれてきていたらそれが当たり前になってしまって女性という生き方を楽しめなかったかもしれません。

昨年、LGBTQについての講演依頼があり、そこで女子中学生たちの前でお話しする機会があったのですが、どの学生たちもキラキラしていて話を聞かされているという姿勢ではなく、前のめりで聞いている姿勢に驚きました。

私の学生時代(40年くらい前)はもちろんLGBTQという言葉や概念はありませんでした。

どちらかというと【変わり者、変態など】の位置づけだったように思います。

昨年のオリンピックでも自身の性自認や性的指向を公表したLGBTQのアスリートの数が163人でオリンピック史上最多だったと言われています。

それだけ身近な存在になっているのは今の時代(受け入れやすい環境に変わりつつある時代)だからだと思っています。

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